2月28日(へジョン)
旧約聖書 詩篇 23篇4節
「たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。
あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。」
彼が28日の早朝、AM5時47分仁川空港到着の飛行機で
ペルーより韓国に帰国した。
左手薬指には私の指輪、右の手首にはJustin
Davisのブレスレットをしたままで。
『ちゃるかったわっそ?(良く行ってきた?(おかえり))』
一足先に5日間のニューヨーク滞在を終え、帰国していた私は
彼の帰りを家で出迎えた。今日一日を過ごしたら、彼は明日の夕方にはもう
日本に旅立つ。まぁ、実は私も時間差でついていくのだが。
「ねー(うん)」そのまま、顔を近づけてちゅっと帰宅のキスをする。
彼はすごく疲れた顔をしている。
荷物を受け取ったら、そのまま玄関先で強く抱きしめられた。
『このままシャワー浴びてすぐに寝る?』
肩に彼の頭の重みを感じながら、そう聞いてみる。
「ん~~~いい匂いがする・・・」そう、ぼそっとつぶやく彼。
『ん?参鶏湯を作っていたのよ。お腹すいているなら食べてから寝る?
シャワー浴びている間に用意するわよ?』
「うん・・・食べる」
そう言いながら完全に電池の切れた彼をバスルームに引きずっていく。
されるがままに服を脱がされる彼をバスルームに放り込んだら、
シャワーから出てきたらすぐに食べられるように食事の支度だ。
そう思って踵を返した私の腕を彼が引っ張った。
『なに?』滝のようにシャワーが降りそそぐ下で、
腕の中に抱きこまれる。
『ちょっと!服が濡れるじゃない!』
そう抗議する私の顎をつかんで、かみつくようなキスをする。
水が口の中に入ってくる。息も苦しくて思わず口をあける。
そこにすかさず舌を差し込む彼。
激しくキスをしながら、完全に濡れてしまった私の服を脱がしにかかっていた。
『ちょっと・・・どうしたのよ』
シャツのボタンが完全に外され、彼が首筋にキスを移した頃、
自由になった口を開いた。