三鷹ストーカー殺人事件はこうすれば防げた!プロが教えるストーカー護身術その① |  超実戦護身術専門家、河合主水の”護身”ブログ

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前回の続き。



情報が錯綜している。

被害女性の海外行きが元でお互い別れた→被害女性は韓国、香港、カナダ、イギリスに行ったことはあるが(こちら沙彩さんのアメブロより)、池永容疑者と別れる口実が留学等であったのは間違い→むしろ池永容疑者が米国へ渡航していた。


警察に通報され警告されるのを恐れて被害女性を殺害→当日は以前友人から借りていた携帯電話をすでに返しており、警察の警告は聞いてもいなかったし、警告がきていた事すら知らなかった。

事件当日、容疑者の友人は警察の警告電話に出ず(不明の電話番号だったため)放置していた。


池永容疑者は殺害直前までどうしようか迷っていた節があり、何十通の「後悔の」メールを友人に送っていた。

事件までの大まかな流れはこうだ。


恋愛が破局
 ↓
会わなくなる
 ↓
恋人(後のストーカー)の感情が高まる
 ↓
感情が爆発しストーカーに変身する(軽度ストーカー)
 ↓
メールを多数送信(「よりを戻そう」等感情は緩やか)
 ↓
連絡を絶つ(着信拒否を行う)=急激な断絶
 ↓
ストーカーの感情が今まで以上に高まる
 ↓
長期間会わない
 ↓
感情が爆発しストーカーに変身する(中度ストーカー)
 ↓
メールを送信(「何で会ってくれないんだ」等感情は大きく高まりより感情的に)
 ↓
実際に上京し会いにくる。自宅付近をうろつく、つきまとう。(中度ストーカー)
 ↓
家族や学校の教諭等に相談。警察に相談するもたらい回しにされる
「たらい回し」に関しては以下注。

「ストーカー被害に遭っている生徒がいる。どこに相談すればいいか」。事件4日前の4日午後、女子生徒が通う杉並区の高校の担任が杉並署に電話をかけた。

 応対した生活安全課員は「(相手が)自宅に来ているなら、早急に三鷹署に行くのがいい」と回答。杉並署は「問い合わせ」と扱い、被害者の名前や被害状況などを詳しく聞かず、記録も取っていなかった。読売新聞

 ↓
自分が本当に嫌われており、本当に会いたくないんだと自覚。裏切られた気持ちで絶望感を感じはじめる。
 ↓
メールにて「殺してやる!」等攻撃的なメッセージを送信。<時に汚物を送りつけたり、自宅まで怒鳴りにきたりもする(重度ストーカー)>
 ↓
殺害計画を練る=凶器を購入=ターゲットの居場所の特定(住居の襲撃計画等)
動画・画像の拡散及び掲示板へのリンクの書き込み(セカンドレイプの準備)
 ↓
被害者住宅に行くも誰もおらず住宅内に忍び込む。被害女性部屋のクローゼットに隠れる。
 ↓
後悔の念を持ち始める=友人へ後悔のメールを多数送る。
 ↓
精神的に追い詰められる。
 ↓
被害女性が帰宅。
 ↓
容疑者、クローゼットから飛び出し襲い掛かる。
 ↓
被害女性逃げるも、玄関前にて刺される。馬乗りになって刺される。
 ↓
池永容疑者逃亡する。
 ↓
五箇所刺された被害女性、病院に搬送されるも死亡。





現在、警察へ非難が集中している状態だが、実際のところは誰が悪いんだろうか?


誰が悪い→犯人探しをしても意味が無いのだが、原因があるとしたら以下である。


1.警察の対応の迅速さに欠けた(たらい回しにした)。

2.法の厳格さに欠けた。

3.恋愛のもつれ(感情の行き違い)であるから加害者被害者両者の問題あった。元はと言えばこれが発端である。

4.家族による対応に不備があった。



以上、ネット上でも世論でも議論されているところだが、何度も言うが一番悪いのは当然ながら自己中心的に被害者を殺害し、セカンドレイプ的に画像や動画を拡散した加害者、池永チャールズ・トーマス(池永仁)である。


ただ、原因は上記の4つで間違いない。原因があって、結果がある、それが世の中の法則だからだ。

私は前回も言ったが自己防衛が重要である。警察に通報・相談する、というのは当然の事であるが、現段階で日本の警察があれこれたった一人の人間のために(例え殺害される危険性があっても)捜査・警備してくれるだけの人員は割いてくれない。

せいぜい連絡し、もしくは通話による警告、良くいって現地へ警官を派遣し直接警告するか、被害者に電話がかかってきたところに「加害者へ警告する」くらいである。

これによって大抵のストーカーは諦めるから、というが果たしてその線引きはどこでやっているのか?このストーカーが諦めると言う証拠があるのか?

現に事件は発生している。殺人事件に発展するストーカーが発生し、傷害事件、つきまとい行為等の「継続」にいたっては暗数的に発生しているものと見られる。



>警察に通報され警告されるのを恐れて被害女性を殺害→当日は以前友人から借りていた携帯電話をすでに返しており、警察の警告は聞いてもいなかったし、警告がきていた事すら知らなかった。

事件当日、容疑者の友人は警察の警告電話に出ず(不明の電話番号だったため)放置していた。



この部分はメディアにて公開されたから知っている方も多いと思うが、この部分が現在「警察の逃げの部分」になっている。



もし、容疑者が警告の電話に出ていれば諦めていただろう。


こういう事である。

私はハッキリ言う。もし、仮に容疑者が警告の電話に出ていようが、もしくは逮捕されようが諦めるとは限らない。


容疑者は被害者と性行為をもっていた間柄であった。ただ単にデートしたとかそんなものじゃない、深く深く関係を持っていたのである。

それだけ肉親と同等なもしくはそれよりも深い関係に浸っていた容疑者が、簡単に諦めるとは思わない。

想像してみてほしい.......

昔の江戸時代などの話で、好き同士の間柄で何らかの事情で結ばれないがために、自殺したとか、相手を殺害して自分も死ぬとか、怨念じみた話がワンサカあるではないか。


こんな話は昔から数え切れないほどあるのだ。


怨念と言うか情念と言うか、こういったものは簡単には消すことは出来ない。それだけ、容疑者が「完全にはまっていた」のであり、年齢的にも被害者の沙彩さんが妹のようにも見え、愛らしくて仕方なかったのだろう。


なぜこういった事を書くのか?


なぜなら護身術とは犯罪者の心理を読み解くこと。犯罪者がどう考えていたか、何をしようとしていたのかが分からなければ今後の自己防衛の手立てにはならない。


では本題に入ろう。

ストーカーからの護身術である。まずは私が過去に書いてきたストーカー護身術理論を見ていただきたい。

神奈川ストーカー事件に沿った護身方法

凶悪ストーカーから身を護る!護身のプロが教える、対ストーカー護身術~神奈川ストーカー事件の真相①

凶悪ストーカーから身を護る!護身のプロが教える、対ストーカー護身術~神奈川ストーカー事件の真相②


ストーカー総合護身方法


護身術特集2~ストーカーから身を護る~はこちらをクリック!

誰でも出来る護身術講座内、ストーカー対策のページはこちら!



ストーカー実体験(私自身の実体験)

ストーカー、現る。ストーキングからはこうして守れ!

あなたも身の周りに気をつけたほうがいい~集団ストーカーと護身術の関係!?~



ストーキング行為がエレベーターであったら?エレベーターでの護身方法


護身術動画を切る!その①~果たしてそれは本当に使える護身術?エレベーター編




次回へ続きます。











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