共同通信が、
3/31にあった日本寄生虫学会で発表した代表のコメントなどをまとめた記事をだしています。


顧問の小島医師による解説もあり、
トキソプラズマに関してわかりやすくまとめられています。


ぜひご覧ください。

4/22 妊婦脅かすトキソプラズマ危険な生肉、土いじり正しい知識が胎児を守る 医療新世紀 - 47NEWS(よんななニュース)

http://www.47news.jp/feature/medical/2013/04/post-869.html


またこの内容と同じ記事が地方紙に掲載されています。


掲載紙、掲載日は次の通りです。


東奥日報   4月15日
静岡新聞   4月16日
山陰中央新報 4月18日
高知新聞   4月19日
熊本日日新聞 4月19日
四国新聞   4月19日
山梨日日新聞 4月22日
琉球新報   4月23日
神奈川新聞  4月28日
宮崎日日新聞 4月30日
秋田魁新報  4月30日


今後もまだまだ増えていくと思います。


すべてを把握することは難しいのですが、判明次第、またお知らせします。




「妊娠中の感染に要注意~トーチ症候群」


名古屋大木村宏教授は
「衛生状態が改善して妊娠年齢まで感染しない女性が増えているので、今後増える懸念がある」とし、
「早期診断早期治療が望まれるが見過される例もあり、小児科や産科、耳鼻科への啓発が必要」と話した。


長野県の地方紙「市民タイムス」5/9に、
トーチ症候群を取り上げた記事が掲載されました。


トーチの会代表(私)も取材協力しています。


http://www.shimintimes.co.jp/
妊婦健診でCMV陽性妊婦に、
アビディティ検査もして、
妊娠中の初感染が疑われ、
胎児への感染を調べたいと思うとき、
その手段として羊水検査も選択肢にあがりますが、
それが「できる時期」を考えなきゃなりません。

1)重症のCMV感染児は妊娠初期(妊娠第12週まで)の感染に多い

2)母体の感染から羊水中にCMVが検出されるまでに6週~9週かかる

3)胎児の尿排泄機構は妊娠第20~21週頃に完成する

 以上のことから、先天性CMV感染における羊水検査は妊娠第21週~23週くらいに実施が良いと考えられます。

(愛泉会日南病院 先天性CMV感染における羊水検査の時期 http://t.co/hgluN8gqKL
より)


結合力が低いIgGこそが、CMVの胎盤通過を手伝う黒幕だった…なんて、びっくり!


一度捕まえた犯人に、署内で逃げられて、かえって警察署内を荒らされるって感じかしら?


(愛泉会日南病院 疾病制御研究所 サイトメガロウイルスが胎盤を通過する機序
aisenkaicdc.blog.fc2.com
より)


この日南病院の先生は、
厚労省科研費CMV研究班の先生なので、
ブログはとてもためになりますよ!





風疹流行期には風疹によるとみられる自然流産が増加するだけでなく、その数を上回る人工流産の増加が見られる。


中絶は1973~98年の25年間で約2万5,000件と推計され、同時期に出生した先天性風疹症候群児419人の60倍に。


これまで十分な診断なしに、実際の先天性風疹症候群児出生の10~100倍の人工流産がひそかに行われてきたことはあまり知られていない。


(http://kenko100.jp/news/13/05/14/02
kenko100.jp
より)


CRSが怖くて、胎児感染が確認されてなくても、中絶する人が増えている。


今回の流行でCRSが10人を越えた。


過去のデータに単純に準ずれば、この裏でその100倍、つまり1000人の命が生まれることを許されなかった事になるよ。


胎児エコーに何も症状がなくても、もしかしたら…が怖くて中絶するんだね。


何で…?


そしたら、お子さんが二人とも障害があるお母さんがこんなコメントをされてました。


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障害児を育てるイメージが全く出来ないのも一因かもと思ってます。


赤ちゃんに障害があるかも。


そう言われたら誰でも「どうしよう」となるのも当然なんだけど、
「誰もが何らかの困難を抱えて生まれてきますが、サポート体制はあります。いつ困難を感じるかは成長しないとわかりませんが、必ず助言は得られます。生まれてすぐの困難に備えて今は万全の体制を整えましょう。」って聞けば、受け止めかた違うだろうにね。


生まれてからいつわかるか不明の困難さ。


つまりどんな子育ても変わらないんじゃないかなと。


確かに苦労しない方がいいんだろう。


でも、どんな人生にも大変な事は必ずあるかも。


それはその時どうしたら?と考え成長するきっかけなのかもよ。


もっと「多様性」への教育も必要なんじゃないかなと最近思ってます。


遺伝子的に異常があるかも。


手足が無いかも。


理解するのに少し時間かかるかも。


他もろもろあって「その人」なんだって。

どうも当たり前に一般的が普通と言い切り、小さい頃から分けて教育するやり方にも障害者は大変 というイメージになるんじゃなかろうか。


実際、子育ては大変。


いつの時代も。


どんな子供も。


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みーちゃんを生むまでの私もそうだった。


よくわからない、知らないからこその、障碍児を育てることへの引け腰感。


幸い、みーちゃんは障碍児としては軽度な方だから、重症な子を育ててる方からしたら、その程度でわかったふりするなと言われるとは思うけど、
それでも、みーちゃんを通して見れた療育や介護の世界は私の認識をかえたし、
また次の妊娠で子に障害があるといわれても、
私は産める気がします。


きれいごとかな。






根拠なく語る人が世の中にたくさんいて、それをまるまる信じる人もいる。


めちゃくちゃアクセス数高いブログ書いてる人でも、
そのブログ本が出ちゃう人でも、
あ、全然根拠ないなー、論文読んでないなー、経験だけで書いてるなーって人が多いです。


世のママさんたちも、まるまる信じちゃうみたいな、そんな傾向がある方が多いなーと、問い合わせ内容とか、ブログとか見ていて思います。


例えば「育児方法」。


悩むから、ついつい確からしい雰囲気の話にのめり込むんですよね。


信じ過ぎて、その思想にがんじがらめになって、身動きできなくなって苦しむ方もまたいたり。


母乳育児に関してとか多いかも…


これ「だけ」が正しいんだー!とか、状況読まずに振り切った考えを持って自分を追い詰める方…
情報の取捨選択をしましょうよ、と伝えたい。


そして、これ「だけ」が正しいという人の話は、信じるな、疑え!って思う。


http://ascii.jp/elem/000/000/121/121138/