中華そば さとう
大田区(穴守稲荷)
【注文】玉子入りそば(中)
【価格】 700円(玉子100円含む)
[訪問時期] 2016年3月上旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、前払い
[出汁] 鶏+煮干/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細微縮れ麺(130g)
[具] チャーシュー、メンマ、玉子、刻み葱
出張から羽田空港に降り立ったのがちょうどお昼時。
穴森稲荷で途中下車して、長年の宿題店に初訪問しちゃいましょう。
12時半過ぎの到着で先客5名、後客も5名。
標題メニューを口頭でお願いし、代金は前払い制。
先客が頬張るカレーライスに心奪われ、自制が効かなくなる寸前に着丼となります。
■ スープ
僅かに濁った黄金色の清湯醤油、予備知識が無ければ塩スープと勘違いしてしまうでしょう。
鶏ベースに煮干主体の魚介、奥には鰹も控える和出汁タイプ。
醤油は必要最小限ながら輪郭は鮮やかで、陰にほんのりと甘味も感じますね。
鶏、魚介、醤油カエシ、どれも突出しないのに、その存在感が明白に伝わる黄金比率のバランス。
3者が寄り添うように身体に染み入って来る感覚を、いつまでも味わっていたくなるスープです。
■ 麺
中細の微縮れタイプで、何となく永福町系草村商店チックですね。
硬茹でのコシ、中盤ややダレて来た時のチュル感もよく似てますが、後から調べると地元に近い丸山製麺製とのこと。
いずれにせよ慣れ親しんだタイプで、勿論嫌いなハズないですよ~^^
和出汁スープとの相性も上々です。
麺量は130gとのこと。
■ 具
チャーシュー、メンマ、刻み葱のシンプルなメンツに、増した玉子。
チャーシューは肩ロースの煮豚で、硬くも軟らかくもない適度な歯応えが残ります。
メンマはコリコリ、その色からは想像できない薄味が良いですね。
味玉の甘味に思わず顔がほころびます。
どの具も出しゃばらずにしっかりと役割を果たしてますね。
■ 感想など
期待通りの美味しさでした。
黄金比率のスープ同様に、麺も具も強い主張をする訳ではありません。
でも個々は確りと作り込まれ、全体の中での立ち位置を良くわきまえてる感じ。
このラーメン全体がバランスで出来上がっていることを感じさせます。
何だかとってもほっこりした気分にさせてくれる一杯でした。
ご馳走さまでした~