セキタンナット【シーズン3】 | 俺はメタグロス

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セキタンザン@食べ残し
慎重
特性:炎の身体
H252 D244 S12
217 100 140 * 155 52
ロックブラスト/炎の渦/鬼火/守る

現環境では唯一トップメタであるトゲキッスを後出しから完封出来るポケモンであり、
トゲキッスに後出しした際に悪巧みを積まれても、C+2命の珠ダイジェットを素の状態で耐えつつ炎の渦で縛り、次のターンにダイウォール→ダイロックと動くことで確実に遂行することが出来る。

更に、現環境でのカビゴンはフルアタ構成を除いてノーマル炎鋼悪(最近だとDDラリアットの採用率が高い)という技範囲がテンプレートであるため、セキタンザンでの受け出しが比較的安定する。
特性が炎の身体であるため接触技に受け出すことで火傷を入れる立ち回りが出来る。
カビゴン側が地震を採用していたり呪い眠るカビゴンには起点にされたりとカビゴン対策として安定するポケモンではないものの、欠伸守るや3ウェポン+欠伸という構成のカビゴンが多かったシーズン3環境では後出しからカビゴンを処理する駒として活躍したため、環境次第ではカビゴン対策の駒として運用することが可能である。

セキタンザンの強みはただトゲキッスとカビゴンに強い点ではなく、鬼火、ステルスロック、炎の渦とサイクル戦において一貫した削りを入れやすい技が揃っている点にある。 
特に炎の渦が非常に優秀で、相手を拘束出来るので役割対象に当てればそのまま遂行が出来るし、裏のポケモンに当てても交代読みを防ぎつつスリップダメージを入れられる。

タイマンにおいても優秀な技であり、炎の渦+守るを駆使することでドラパルトを対面から削り切ることも可能である。

トゲキッスやカビゴンに何度も受け出すために持ち物は食べ残し一択で、HP管理、ダイマックス枯らし、炎の渦のスリップダメージ稼ぎ守るは必須。
鬼火かステルスロックかは好みだが、個人的には対カビゴンの安定感が増し、後出ししてくる物理ポケモンに負荷をかけられる鬼火のほうが使い勝手が良かった。
サイクルパーツとしてのセキタンザンはこの型が最適解であると言える。



セキタンザンがヒードランに近い性質を持つポケモンであるため、7世代環境で活躍したナットドランの並びを踏襲し、
セキタンザンと組み合わせるポケモンとして相性補完がとれていて後出しからギャラドスを受けられるナットレイと組み合わせることで、トゲキッスとギャラドスを後出しから受け切るサイクルを構築コンセプトとした。
これがセキタンナットである。


この2匹のサイクルの優秀な点は主に3つ。

鬼火、炎の渦、ステルスロック、宿り木と一貫して削りを入れられる技が揃っている

耐性受け→守るという流れでダイマックスターンを容易に枯らせることが出来る
実戦的な例として、ナットレイとギャラドス対面であえてセキタンザンに引き、ダイジェットを受けつつ次のターンで守ることでセキタンザンでギャラドスのダイマックスを枯らしつつナットレイによるギャラドス受けをより安定させる立ち回りを狙える。

耐性受けをするため受け出しから負担をかける行動に移りやすい
クレベースのような数値受けの場合、次のサイクルで受けを安定させるために回復から入らないといけない場合が多いが、セキタンナットの場合は受け出ししてもHPに余裕を残しやすいため負担をかけにいける。
この性質と①の強みが噛み合っているため受け回しが成立すれば非常に強力なサイクル戦を展開出来る。

セキタンザンもナットレイも役割破壊を受けやすいこと、剣舞ドリュウズ、ドサイドン、バンギラス等の物理の崩し枠に弱いなどの弱点も相応にあるため残りの4匹でうまく補完する必要がある。



セキタンナットと相性補完がとれているドラパルト、
サイクル構築のエースとして使いやすいエースバーン、
セキタンナットのサイクル戦が展開出来ない相手に刺す対面の駒として襷カマスジョー、
炎タイプやロトムを受けつつ、カバルドン対策にもなるラムトリトドン。

ドラパルトとエースバーンは様々な型を試しつつ、この6匹の並びでシーズン3は潜っていた。


・瞬間最高順位
シーズン3 最終178位(最終日瞬間108位)
100〜200位くらいをずーーっと彷徨っていました。
トゲキッスとギャラドスの全盛期であったシーズン3環境でセキタンナットの並びで勝ちきれなかったあたりに、改めて構築力の不足を露呈する結果になりました。

ちなみにシーズン4環境では呪いリサイクルカビゴン、ホルードラプラス等の崩し枠、身代わりドラパルト等の増加によってセキタンザンが刺さっているシーズンとは言えませんでした。
使い勝手に関してはかなり環境に依存するポケモンですね。