「障害児の親になる」ということ | 8歳児のリハビリ日記 ~片麻痺も失語症も吹っ飛ばせ!~

8歳児のリハビリ日記 ~片麻痺も失語症も吹っ飛ばせ!~

交通事故で「片麻痺」「失語症」「高次脳機能障害」を抱えた、子供のリハビリ日記です。親子で明るく笑顔で障害に立ち向かいます!16歳になりました!

昨日の夜「若者たち」と言うドラマを見ました。

好きなドラマなので毎週欠かさず見ています。テレビ


昨日の話は、生まれたばかりの子供に「耳の障害」があることを聞かされた主人公の夫婦が、それを受けいるまでの話でした。


「子供の障がいの事を受けいれるしかない」
って頭ではわかっているんだけど、心がついていかないんだと話す母親。


自分の時はどうだったっけなぁ、と考えてみたんですが、息子が事故に遭って入院してた頃は、
「いつかは治るんだから!」「絶対に治す!」
って事ばかり考えていた気がします。




実感したのは退院してからで、学校や街で元気な子供を見かけると

「ああ、うちの息子は普通と違うんだなぁ」

って感じる事が多くなりました。

それでも時間とともに自然と「障害」を受け入れていったんだと思います。



母親役の蒼井優が、

「無意識のうちに症状の重い子を探してるの。その子を見てうちの子はまだましだって。最低でしょ?」

って言う場面がありました。


いやな奴だって思われるかもしれませんが、その場面を見て「あるよなぁ」って思ってしまいました。

学校とか病院に行った時に、息子よりも症状が思い子を見ると少し安心してしまう時があります。

「あの子も頑張ってるんだから、うちの息子は大丈夫だよな」
って納得しようとしたり・・。



でも先日静岡の支援高校を見学に行った時思ったんですが、当の子供たちは障害が重いとか軽いとかは関係なくて、クラス会の時も言葉が上手く出ない子を他の子が助けてあげたり、逆に手が上手く使えない子に他の子が物を取ってあげたりしていました。

みんな小さい時から支援学校のような環境で育ってきているので、意識しないでも自然と助け合いの社会が出来ているんですね。


息子が障害を持つまでは「障がい」の事なんて、考えたこともありませんでした。

街で車いすの人を見つけても一瞬、「大変だなぁ」って思うだけで、深く考えたことはありませんでした。



息子が事故に遭った事で、いやなことや大変な思いも沢山しました。

でも支援学校のような「優しい世界」があること、普通である事の有難さ、健康や命の大切さについて考えられるようになったのも、息子のおかげかなぁと思います。


ドラマのセリフで
「幸せになれるかどうかじゃない!親が幸せにしてやるんだろ!」
ってセリフがありました。


大変だけど、頑張らなきゃなぁ~ビックリマーク



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