精密採点DX(DX-G)の特殊歌唱で使う採点声 | 精密採点DX&DAMとも録音♪を楽しむ

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 皆様こんにちは


 今回は、精密採点DX(DX-G)に相性のいい採点声についての考察です。採点に合う声については、せびっちゃマンボ(せびと)さんが考案したヒツジ声というのを知っている人は多いかと思います。エッジの効いた声、鼻にかかった声、口腔の空間を狭くして出している声という感じになるかと思います。

 ヒツジ声系の声は、男性のスコアラーに多く見られますが、女性でも鼻にかけ気味の声の場合は多い気がします。女性の超高得点音源で、鼻にかかったような響きの人が結構居るのは、ヒツジ声と同じような効果が出ていると思われます。

 その他の特徴としては、高い響きの成分の多い声が多いようです。高得点音源には、高音成分の多い声が圧倒的に多いのは、色々な音源を聞けばわかるかと思います。超高得点の多くは、高音系、ヒツジ系(採点に合う鼻にかかった感じ)の声が圧倒的多数を占めています。


 精密採点DX攻略のパイオニアせびっちゃマンボさんが、ヒツジ声を考案してかなり経ちます。今から何年も前に実践して、100点を連発していたのですから、今更ながら驚きです。当時の私は、98点前後で四苦八苦してた頃ですので、まだまだ未知の感覚だったと記憶してます。99点以上を狙う位の段階の人は、必要になってくる事柄かもしれません。まだ必要のない段階の人は、頭の片隅においておけば良いと思います。


 採点声の問題点は、攻略的に優れていても、聞き心地が普通でなくなってしまう所です。多くのハイスコア音源は、マイクセッティングや、声の出し方が特殊な物が多いです。

 超高得点音源の多くは、得点重視と断りがあるにもかからず、批判や非難の対象となっているのも事実です。市販されている歌のCDでは、そういう録音はありませんし、歌い方にしても特殊歌唱はありませんので、当たり前といえば当たり前かもしれませんね。初めて聞く人には刺激の強い歌い方かもしれません。

 理想は、上手くて高得点が出るという歌い方なんでしょうけど、今の判定内容だけだと、全体の基準を甘くするしか方法はないかと思います。誰でも点が出れば、今以上に当てにならないと言われそうですし、人というのは、本当に身勝手だなあと感じます。ゲームに完璧を求めるというよりは、ゲーム感覚で遊ぶつもりの心構えでもいいような気はしますけど、多くの人は、自分に出せないと否定的ですので、ややこしいですね。


 解決のための妥協の産物が、DX-Gのボーナス点なんだと思います。ボーナス点のおかげで、100点を出しやすくなったのは、多くのユーザーへの配慮と考え感謝するべきかもしれません。メーカーも考えてくれているのかもしれませんね。


 特殊な歌い方で点が出るのは、精密採点DXの仕様ですけど、多くの人はわかっていませんし、感覚的に理解するには、手順を踏まないと難しいかと思います。あてにならないという人や、全く否定的で信用しない人は、それでいいと思います。私自身は、採点を信じきっているわけではないですし、良い所も悪い所も受け入れた上で、遊んでいるだけです。一番良くないと感じるのは、採点自体を否定しながらも、音程だけは信用できるみたいな感覚で、目安に使っているような人たちです。

 採点を歌練習に使うなら、採点の癖を理解した上で使わないと、効果的な使い方はできないと思います。正確といえば正確ですけど、曖昧といえば曖昧ですので、理解を深めたほうがいいです。癖や設定が良くわからない状態で目安にしている人は、どういう状況でも適切なバランスに調整できる位のスキルは身につけるべきです。適切なバランスというのは、歌い方に応じた適切な点数が出るセッティングです。適切なバランスを常に作るためには、どうして点数が出るのかわからないと統一した環境は作れないと思いますし、何回歌っても、あまりブレない歌唱スキルが必要です。ある程度の採点スキルを身につけるつもりで取り組めば、感覚的に歌うよりも効果的な練習もできると思います。カラオケ採点の数値に踊らされているだけでは、いけないような気がします。歌い方でも点が上下しますし、自分の感覚を優先するのを忘れたらいけないと思います。



 採点声がどういう声なのかは、高得点の音源を沢山聞いている人なら、多少イメージできると思います。鼻にかかっていたり、本当に大丈夫なのかというような声で点が出ているものもたまにありますね。



 「独特の声で高得点が出るのは、採点の仕様です。」 以上



と行きたい所ですけど、そんなに素直に認めたくない人も多いかと思います。また、わざとこういう風なセッティングになってるのか疑問に思う人もいるかと思います。多くの推測は、私自身が試してみて、身を持って感じた事柄からヒントを得ているものです。1人の人間が感じた事柄だという事を、前提に、参考にしてもらえればと思います。すべて正しいのかというと、それはわかりませんし、時間が経てば、見解が変わる可能性もあるという事はご了承ください。


 採点声(ヒツジ声)の有効性は、「安定性、抑揚、音程トレースのしやすさ、声量以上に効く音圧」と感じます。どの項目も、多くの人が評価を上げられずに苦労している部分ではないかと思います。聞いているだけでは、実感しにくいですが、自分でやってみると、効果が良くわかります。色々な声質で表現する正攻法の歌い方をしている人が試してみると、その有効性は、更に感じ取れると思います。


 自分でやってみると、自分自身を呆れて笑ってしまうか、プライドの高い人だと恥ずかしくてできないか、何となく虚しくなってくるとかはあるかもしれません。上手さや格好良さを求めてる人は、意識を変えないとできないので、決心は必要かと思います。

 採点の仕組みを理解したい人、高い得点に拘りがある人にしかできない歌唱法ですので、誰にでも勧められる歌い方ではありません。100点を最短で出すには、採点声を使うのが有効です。普通の歌い方で100点を狙うよりも早く確実に、100点に到達できるかと思います。


【採点声の出し方のイメージ】


●口腔を狭めにする。あまり舌の奥を下げず、口の空間を狭くするイメージです。

●声帯が閉じた芯のある声を出す(エッジボイス)

●上記2項目と同時に、鼻腔の響きをミックスして芯のある鼻声になれば完成です。


以上のイメージでパラメを埋めれば、超高得点が出やすくなります。

次は、鼻声気味のミックスボイス(採点声)だと、どうして結果がいいのかを体感的に説明します。


※喉締めで真似をすると、声帯を痛める可能性がありますので、発声スキルの低い人は、無理に真似るのはやめましょう。もともと色々な声の出せる人は、簡単に真似できると思いますが、難しい状態の人も居るかと思います。正しい声の出し方を学びながら練習すべき状態の人も多いと思いますので、無理をしないようにしましょう。一応お断りしておきます。



【採点声のメリット】


 口腔が狭いので、音程バーをなぞりやすい。逆に、口腔を広くすると響きが四方に逃げるので、誤判定が起こりやすい。狭いと指向性ができ、響きがマイクに確実に入るからと思われます。しゃくりのような僅かな音程調整もしやすいです。コントロール性が上がる感じです。


 鼻声成分のせいなのか音程判定で、結果が良くなりやすい。結構適当に音程をなぞっても、虹や金の星が多く流れる感じがするのは、音程判定に使っている周波数成分が、ちょうど鼻声の響きあたりに多く含まれているのかもしれません。私の感覚では、普通に歌うときの声の出し方よりも、誤判定が減る印象があります。歌の表現のためにきちんと声を出すほど、イメージと星の出方がずれていく感覚があります。この事は、最初の頃から感じてますが、相変わらず同じ印象です。声質は関係ないという人は、声が音程判定に有利な響きで固まっているかもしれませんし、ワンパターンの声で歌いきってる可能性もあるかと思います。以前より、常にプラスマイナスの誤差が出てるのではないかと書いているのは、感覚に基づく事なので、本当の所はなんとも言えません。人の感覚は、考えている以上に曖昧なので、単純にズレているというのも考えられるのですが、当たってると思っても、いまいちな判定の場合があるのは事実です。


 口腔を狭くしているので、息の通りが良く、色々な評価に好影響を与える。常に一定の息のまま採点用の抑揚がつけやすく、ロングトーンでも、真っ直ぐ息が入り評価が上がりやすい。

 息の音の少ない、引き気味の発声を多用すると、赤い星ばかり出る感覚はあるので、息の音成分は常に感知しているような気がします。マイクを遠ざけた時に、音を拾いきれないと、赤い星が出るのも、似たような状況だと思われます。


 声に芯があり、息の通りが良く、鼻腔の響きも入っているため安定性が上がる。普通に歌う以上に、高い安定性になる場合が多いので、採点的には、とてもバランスのいい声のようです。普通に歌った場合は、響きが逃げて曖昧な箇所が増えるので、パラメが少しづつ悪くなるような感覚があります。


青春にかけろ 100点 採点声バージョン


青春にかけろDAMとも精密採点DX100点

声質を意識しながら、聞いて頂ければと思います。

2番の歌いだしの響きあたりがわかりやすいです。

99点のほうと比べてもらうと、声の使い分けを感じ取れるかもしれません。

無理なく声を出せるように、99点よりもキーを下げてあります。ちょうどオク下です。


青春にかけろ 99点 もう少し普通バージョン


青春にかけろDAMとも精密採点DX99点


もう少し普通に歌っていますので、採点声のバージョンと比べて頂ければと思います。


 近い将来、今以上に、複雑な判定ができる次世代採点が出るのを期待したい所です。現状でもかなり優れてると思いますけど、ユーザーの多くは、もっと優れた物を求めてるような感じを受けます。ゲームと考えている人と、採点の点と上手さを一緒に考えてる人には、相当なギャップがあるのかもしれません。何かしらの形で、採点の数値を目安にしている人は、ゲームとしての理解を深める必要があると思います。私自身は、精密採点DXをどう考えてるかというと、「正確といえば正確、曖昧といえば曖昧」というのが正直な所です。最終的に大事なのは、数値と自分の感覚をきちんと把握することではないかと思います。数値だけに頼り切ってしまうのは、あまり良い事ではないと考えています。




採点歌唱特集が続いていますけど、次回も採点歌唱関連の記事を載せる予定です。


内容は、禁断のテクニック 「マイク音量絞り」 です。


それほど大げさな事でもないですけど、

音源としては、非常に印象が悪く、多くの非難を浴びる

超高得点獲得のための、最終手段ともいえるテクニックに迫ります。


ほとんど声の聞こえない、音量バランスの悪い

超高得点のDAMとも音源を聞いた事がある人は、多いかと思います。


マイク音量を絞ると点が上がるのは本当なのかどうかを含め、

実際に再現したサンプルを用意して解説したいと思います。



それでは、次回も宜しくお願いします。




DAMともでは、他にも音源を公開しています。

DAMとも音源はこちらにあります。