精密採点DX禁断のテクニック「マイク音量絞り」の考察 | 精密採点DX&DAMとも録音♪を楽しむ

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第一興商の精密採点DXやDAM★とも録音試行錯誤のカラオケ日記です。

 皆様こんにちは


 今回は、精密採点DXの高得点獲得テクニック「マイク音量絞り」の考察です。やり方は、正面一番右のつまみ、マイク音量を0、または通常よりも音量を絞って歌うだけです。DAMとも録音なら、かすかに聞こえる程度にすればOKです。0の無音状態では、点数は出ても声の聞こえる録音はできません。カラオケの音(ミュージック音量)は、反響音や自分の声の大きさを考えて一番歌いやすい位のバランスにします。音が小さすぎると、無意識に調整してしまい、点数の出る位の声量を入れにくくなる場合もありますので、何度か試して結果が良いミュージック音量にすれば良いです。

 0に近い数値ほどマイク音量が小さく入り、声が聞こえなくなります。0にしないと効果がないという訳ではなく、通常のバランスより音を小さくすれば、効果はあります。部屋の反響や好みに合わせて小さめに音を出しても可能です。一番点数の出しやすい絞り方を探してください。

 マイク音量を0にすると、マイクの入力が入っていても、スピーカーから自分の声が聞こえない状態になります。スピーカーからの声が聞こえなくても、音程バーはきちんと反応している状態です。


 重要なのは、自分の声量と内部つまみのバランスが取れている事です。内部つまみは、マイク感度の設定です。有線マイクを使う場合は、11時から12時くらいの間でバランスを取れば問題ないと思います。13時とかそれ上の感度に上げる場合は、マイクを離し気味で使う人の感度になります。私は、内部つまみを、CM2000でも、PRO100でも11時から12時の間で調整しています。その位の感度が一番音質的にも優れていますし、適度なマイクの距離で歌いきった時に、一番性能が出るように感じます。更に感度を上げている人は、たくさん居ると思われますが、最終的な設定は、各自一番点の出る感度にすれば良いです。普通に歌ってみて、ある程度の抑揚を感知しているような状態は、適切に近い感度になっています。抑揚の評価が極端に下がる場合は、感度が低すぎるか、感度に対してマイクの距離が近すぎるか、単に強弱のない歌い方をしているなどが考えられます。

 感度やプロセッサーの設定は、極端な設定をするほど、特徴的な音質になるか、自然でなくなっていく傾向が強いです。同じマイクを使っていても、音質が変わってきます。音質を犠牲にして点数の出る設定にするかどうかは、各自の好みで決めれば良いです。

 では、マイク音量を絞ったら誰でも100点が取れるかというと、残念ながらそう甘くはありません。DXとDAMとも録音では、ほぼ通常の音量設定でも99点以上、曲によっては、99点後半位の実力があれば、100点を出せる確率は、かなり上がると思われます。私は、実際に試してみてそう感じました。

 もしも100点狙いでしたら、パラメをできるだけ埋める技術が必要です。声や歌い方は、どういう方法でも構いません。とりあえずは、パラメを埋められるようになるのが先決です。

 感覚的には、99点後半で止まってしまうような場合は、特に有効な感じを受けます。最終的には、0.5点前後の裏加点(隠し加点)が埋まりやすいような感覚です。音量を絞らないで100点を狙うより、短時間で出しやすくなるような気がします。



 最終的に点が伸びる理由は、体感的な推測になってしまいますけど、思いあたる点を書きだしてみます。


●スピーカーからの声の反響音の影響が減る


 スピーカーから声が出ていない分、同じ音域の反響音が減るので、反響音の影響が最小に抑えられ、誤判定が減っている気がします。同じように歌っても音程の虹が出やすくなる感じもありますし、強弱が思い通りに付きやすく、抑揚の評価も上がるような感覚を受ける時があります。反響音が無い分、確実に自分の声を聞けるようになり、パラメにも好影響を与えている可能性があります。



●スピーカーから自分の拡大された声が聞こえないので、本能的に強弱をつけてしまう事が減る。


 声の返りを無くすと感じるのですが、声が拡大されて聞こえている時は、スピーカーの音に惑わされているような感覚で、微妙に強弱を入れてしまったり、音の語尾の処理にわずかながら影響を与えるような歌い方をしている事が多いように感じます。発声の細かい部分では、音が大きく聞こえるせいで、わずかに、影響が出ているのかもしれません。耳から音が大きく聞こないと、頭のイメージ通り声を出しやすくなり、音が聞こえる事によって本能的に行う微調整が減っているような感覚です。無意識な調整をしない場合は、抑揚、音程、安定性等に、僅かながらいい影響を与えているのかもしれません。また、耳から増幅されていない声を聞いていると、強弱の感覚がわかりやすくなる気がします。ただし、多少の慣れは必要だと思います。


 以上の事は、気のせいといえばそれまでですが、耳から余計な情報が入ると、何らかの余計な動作をしているのは、あるのかもしれません。


 無意識の微調整は、大きく増幅された自分の声が聞こえなくなると減ります。マイクからは、余計な反響音が入りにくくなります。雑音が減ると判定精度が上がるという言い方もできるかもしれません。結果的には、この辺の影響が点数の上昇につながっているのかもしれません。



 マイク音量絞りは、音源として残すのではなく、点を出すという目的なら良い方法です。マイク音量絞りをして音源で残す場合は、カラオケボックスの空間録音で記録すると、ある程度、自然に歌ってるようになると思います。最近は、動画投稿しにくくなってしまいましたけど、実際そういう音源を見かける事は多かったです。

 音量絞りで点を出したDAMとも音源は、以前からたまにありますけど、音源としては失格ですね。これに関しては、批判されても仕方ないような気がします。DAMとも音源は、ライン録音ですので、絞ったらそのまま録れてしまいます。バランスとしては、最低と言われても仕方ありません。



 今回は、どういうものか知ってもらうために2曲のサンプルを用意しました。音量絞りの音源だけを出すのは、気が引けますので、もう少し自然な録り方をした音源も紹介しておきます。



今日もどこかでデビルマン 100点 マイク音量絞り+採点声


今日もどこかでデビルマン特殊歌唱100点

 鼻腔の響きを増やした採点声を使いマイク音量を絞りました。場所によっては、手のひらで軽く集音(モコモコ)しています。音源としては、かなり良くないですが点数だけは良い結果になっています。


今日もどこかでデビルマン 100点 できるだけノーマル歌唱


今日もどこかでデビルマン通常歌唱100点

 こちらは、なるべく自然な正攻法の歌い方で100点を狙いました。音量絞り、手のひらによる集音は使っていません。




正義の超能力少年 100点 採点声+マイク音量絞り


正義の超能力少年100点特殊歌唱

 私がこの曲を歌った場合は、原曲のイメージに近く歌うと、99点前半で止まりやすい気がします。採点声とマイク音量絞りで、無理やりパラメを埋める事で、何とか100点に届きました。手のひらの集音も使い、歌い方も極端にして、確実にパラメを埋めています。世の中にはできる人もいるかもしれませんけど、正攻法の歌い方のまま100点を取るのは、かなり難しい曲だと思います。



正義の超能力少年 99点 なるべく通常歌唱


正義の超能力少年通常歌唱99点

 こちらは、なるべく自然に99点を狙いました。



 採点歌唱や特殊歌唱と呼ばれる歌い方は、敬遠する人も多いかと思います。私も最初の頃は、敬遠していました。99点に届かせる位なら、正攻法の歌い方でも何とかなる場合も多いです。そのまま歌いこんでいけば、確かに100点に届く事もあるのですが、聞いてみると、普通でない音源に聞こえたりします。問題なのは、ここです。歌いこんでいるうちに、採点に合わせて、無意識に微調整してしまっている感じです。結局は、あまり自然でない音源になっています。不自然さを隠して点を出すとなると、何倍も難しくなります。

 100点狙いに限らず、音程正確率を上げる作業をしているだけでもこういう現象は起きます。どこかの評価を上げようとした時点で、既に採点歌いへの一歩を踏み出しています。自分でやってないつもりの人でも、目安にしている時点で、採点歌いへ少しづつ近づいているという事です。どんなに自然に歌おうとしても、違和感のある音源が録れる度に、「結局は採点歌いしてるんだな」と痛感させられます。パラメを埋める歌い方をするという事は、採点機の基準を満たすという事に変わりはありません。聞こえ方に違いはあるにせよ、評価は同じだという事です。それなら、「派手にやって感覚を掴んでみてもいいかな」と考えるようになり、どうしても点の伸びない曲で試したりするようになりました。


 オリジナルに近い表現を真似ると点が伸びない曲は多いです。装飾の少ないイメージの曲は、そのまま装飾無しで歌えば点が伸ばしにくいものもあります。構造上抑揚が付きにくい曲もあります。点を出しにくい曲で点を上げる場合は、採点基準を満たす必要がでてきます。

 もしも伸び悩んだら、過剰に装飾してみるのもありですし、極端に歌ってみるのもありかと思います。いい声(良い発声)で歌うと、音程がとりにくいなら、採点声でなぞるようにして歌ってみると、ずれるポイントや合わせるコツがわかったりもあります。やみくもに歌って点を上げるよりも、減点されている部分を見つけながら修正していく方が効率的なのは間違いありません。


 結局は、自然な高得点を目指そうとしても採点の技術が必要だという事になるかと思います。なんだかんだやっているうちに特殊歌唱も試すようになったのは、自然の流れではないかと思います。道筋は違うにしても、最終的に行き着く所は似ているのかもしれません。採点機からみれば、パラメが埋まっているなら同じ結果です。聞こえ方の違いによる上手い下手というのは、人の主観でしかありません。違和感のある歌い方でも点が出るのは、受け入れないといけない現実です。この辺を踏まえたうえで、遊ぶべきゲームかなと思います。どこまで自然に聞こえる高得点にできるかは、永遠の課題かもしれませんね。


DAMともサイトには、他にも音源を公開しています。

採点歌唱ともう少し普通の歌い方の比較音源をいくつか置いてあります。


DAMとも音源はこちらです。