声質を揃えて歌いきるほうが採点に有利なのか? | 精密採点DX&DAMとも録音♪を楽しむ

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第一興商の精密採点DXやDAM★とも録音試行錯誤のカラオケ日記です。

 皆様こんにちは


 最近は、特殊歌唱中心になっていますけど、特殊歌唱以外も同時に試している状況です。採点マシーンの癖を感覚的に理解しない限り、採点基準に合わせた歌い方を目立たなくするというのは、難しいという結論からそういう流れになっています。やらなくていいなら、避けて通りたい所ですけど、避けていたら何も解決しないという所まで来ているような気がするので試している状況です。


 前から何度も記事中に載せていますが、「採点基準に合えば点が出る」だけです。点が出るまでの過程で上手く聞こえようが下手に聞こえようが基準に合っていれば点が出るだけの事です。もしも上手い高得点とか下手な高得点とか言っているなら、まだまだ理解が浅いですし、採点について解っていないという事になります。パラメが埋まるような歌いかたをすれば点が出るだけの事です。上手い下手というのは、人の主観でしかないですし、上手い下手の要素となる部分は、採点では計れないです。計れないからあてにならないという人は、採点とか気にしなければいいですし、やらなければいいだけの事です。採点は、上手さを計るのではなく遊びとして楽しむべきだと思います。世間では、答えの出ない議論が続いてるようですけど、切り離して考えない限り結論は出ないはずです。


 ある程度の点を出せるようになってから一番問題になるのは、裏加点の問題です。倍音加点だとか色々言われてますけど、合っているといえば合っていると思います。なぜなら、響きのたりない声だと確実に点が下がりますし、マイク感度に合わない距離のまま歌いきれば確実に点が下がるからです。マイクを遠くすると抑揚が付く場合もありますけど、音程正確率が下がったりの代償もあるのは事実です。音程判定が悪いような場合は、響きもきちんと判定されていませんので、最後の点が伸びない原因になっていると思われます。割合の問題なので、うまく回避すれば、多少裏加点を落としたとしても100点が取れる場合もあります。チャートの点数を低めで100点を狙うなら、より裏加点に頼り、確実に響きを拾わせる必要があります。どの場合でも最終的には、たりない部分を裏加点で埋める辻褄合わせが必要になります。(精密採点DX、DAMとも採点、精密採点DX-G素点)


 裏加点は、歌唱中に判定基準となっている部分の響き(予想では鼻声に入ってるあたりの響き)を入れ続けていると、減点されないか、微妙に加点されるかして、最終的にチャートに現れない部分で、加点要素になっている部分です。(今の所最有力な一般的な見解です。) 途中で響きが逃げてしまえば100点には届きません。


 響きが逃げない歌い方で一番確実で有効なのは、採点声(ヒツジ声)です。個人的には、採点声を使わないで上手く歌おうとすると、響きが四方八方に逃げます。これは、音程にも不利ですし、裏加点にも不利ですし、採点には、まったく合わない歌い方です。個人的には、普通に歌えば歌うほど点が下がります。もしも歌い方は関係ないという人が居るなら、声がワンパターンで発声の概念のない人だと思われます。そういう人は、強弱しかつけないタイプの歌い方で、平面的な録音しかできていないはずです。ただし、平面的に上手くまとめてる人も世の中には居ますし、立体的な声の出し方をしなければならない決まりはありません。人によって求めるものが違いますし、自分にあった方向性でいけばいいと思います。


 できるだけ点の良く出る声質を使い、最後までなるべく声質をそろえて歌いきるというのは、かなり前から言われていた事です。一番わかりやすいですし、正解なのは、間違いありません。

 もう少し深く考えると、声の響きのどこかの部分を計っているわけですから、計っている部分の響きが入っていれば、声のイメージが変わっても、大丈夫という仮定が成り立つかと思います。そういう流れで試してみたのが今回の音源です。

 2番3番の採点声に似ている響きの成分が入るようなイメージで1番の声を調整しました。1番と2、3番の大きな違いは、口の中の空間の違いです。1番の口の空間は大きめで2、3番の採点声は口の中の空間が狭めです。声を共鳴させる部分が違うので声質の違いになっているのは、わかるかと思います。声質は変わりますが、裏加点の要素となっているであろう鼻声成分の響きは意識したまま歌いきっています。



「ルパン三世主題歌2」 100点


ルパン三世主題歌2DAMとも録音100点

 1から3番まで通して、できるだけ鼻声あたりの響きが抜けないようなイメージで歌いきった結果、100点には届きました。実際は、1番ではかなり加点を落としていて、2、3番の採点声が効いたのかもしれませんし、本当の所は良くわかりません。

 何となくですけど、声質の違いで減点されるのでなくて、響きが抜けると減点されているのかなあと感じる時はあります。「響き落ち」とか「響き抜け」という言葉が合うかもしれませんけど、あくまでも推測ですので、今後も検証していく必要がありそうです。

 1番のビブラート判定無し(赤い波を~~~)、2番最後のこぶし判定無しの部分(ルパン~~~)は、聞いてみても微妙に響きがたりてないようなので、響きがたりないと誤判定が増えるという事も言えるかもしれません。単にマイクで拾いきってないからというのもありますけど、しっかり響いてないほど、誤判定の原因になるのは、間違いないと思います。まだまだ謎が多いですね。