精密採点DXの安定性と呼吸(ブレスコントロール) | 精密採点DX&DAMとも録音♪を楽しむ

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第一興商の精密採点DXやDAM★とも録音試行錯誤のカラオケ日記です。

 長らく放置中ですけど、皆様こんにちは。今回は、精密採点的な観点から考える安定性と呼吸についてです。思いついた事を無造作に書いていくだけになりますので、わかりにくかったらすいません。全体の構成とか考えていませんのでご了承ください。

 

 精密採点DXの安定性を確実に上げたい場合は、ロングトーンとビブラートの評価の高い歌い方を身につけ、真っ直ぐでブレない息の使い方ができるようになるのが近道です。超高得点狙いでは、無駄のない発声が求められます。不完全な発声では、確実に揺れやブレとして感知され、評価が下がります。ブレや揺れの判定については、かなり正確に感知されているようです。

 

 精密採点DXの安定性は、伸ばす所は真っ直ぐ伸ばす、揺らす所は綺麗な波形で揺らすという事ができれば、おのずと上がってくると思われます。しかし、真っ直ぐ伸ばすというのは、非常に難しいです。棒歌いを馬鹿にする人も多いようですが、しっかりと棒歌いができるなら、楽に99点や100点は取れているはずです。あからさまに否定している人は、通常の歌い方とイメージが変わるという自分の主観もしくは、一般的な常識から影響を受けた固定観念から来ていると思われます。また、真っ直ぐ棒歌いするという事が、どれだけ難しいかというのを理解できていないと思われます。

 一般的によく言われる、ビブラートさえ上手くかければ安定性が上がるというのは、確実な方法ではありません。これは、終始ビブラートをかけて点数の出方を試してみれば解ります。全部ビブラートすれば100点が出るほど甘いものではありません。ビブラートできる場所をすべてビブラートして100点狙いしてみれば、どれだけ無意味な方法なのかわかるはずです。ビブラート中は、安定性に与える影響が減るとはいえ、要所要所の安定感は必要です。中途半端な人ほど、憶測で適当な事を言うようですが、最終的には、全体のバランスを取らない限り、素点カンストはできません。採点に特化した歌い方を否定したい気持ちもわからなくもありませんが、結果として点数が出ている以上は、事実として受け入れなければなりません。精密採点DXを攻略するには、すべてのパラメーターのバランスを整える必要があります。音程正確率だけ、ビブラートだけ、抑揚だけ、ロングトーンだけといった、偏ったパラメだけ良くしても意味がありません。すべての項目をできるだけ高い状態にする必要があります。

 

 1つ大事な事を書いておきます。上手い歌の表現方法に棒歌いは必要ありません。点数に興味の無い人は、わざわざ練習する必要もありません。効率的に点数を取るために必要な技術ですが、習得するにはある程度の努力が必要です。人によっては、そういう歌い方しかできなくなってしまう危険もありますし、無理に練習する必要はないと思います。ただ、意識的に真っ直ぐ出せるという事は、通常歌唱の安定感に役立つ事もあります。採点的に聞けば、終始ふらふらした歌い方でも聞かせる歌を歌いえる人は居ます。何が正しいという決まりもありません。個人的には、安定感のある深い響きの声はいいと思いますが、高域の響きのみでいい声を判断している人も多数存在するのも事実です。多くの日本人は、高い響きを好む傾向があるように感じます。私の周りでは、歌に限らずギター等の楽器選び等でも、そういう傾向か顕著です。わざわざ渋い野太い音のギターを選ぶ人は、かなり少数です。金管楽器などでも明るい音の出る個体の方が好まれるようです。個人的には、高域重視の歌や高域成分の多い楽器は、連続して聞くと飽きやすいですし、より深い表現ほど低域の響きが重要になると考えています。好みの問題は多い部分ですが、どういう響きでクリエイトするかというのは、永遠の課題になると思います。

 ブレない棒歌いは、100点を連発したいとか、採点を極めたいという人のみが練習すればいい事なので、誰にでもおすすめできる方法ではないという事は、お断りしておきます。自分が何をやっているのか意識さえしておけば、歌い分けは可能だと思いますが、最終的には自己責任になります。

 

 精密採点DXでは、棒歌いする事により音程正確率も上がります。完璧に音程を合わせるというのは、確実に真っ直ぐ棒歌いにするという事でもあります。完璧に音程が合うほど真っ直ぐ聞こえて不自然になります。一般的な歌い方では、そこまで正確な音程を必要としませんし、そういう認識もないと思います。精密採点DXでは、滑らかなメロディーのつなぎ方をすれば、少しづつ音程はズレて数値も下がる傾向にあります。数値の高く出る音程の取り方=聞き心地のいい音程ではありません。耳の精度によっては、かなりズレても気にならないようですし、一方で、相当シビアなズレが気になる人が居るのも事実です。許容範囲は、人によってかなり違う部分です。ある人には気になってもある人には気にならないというのは、ある意味仕方ないのかもしれませんが、考えている以上にシビアな耳の人が存在するのは事実です。

 音程の問題については、個人差も考える必要があります。これは、音程に限らず、リズムについてもいえますし、人それぞれ聞こえている部分には、かなり差があります。世の中には、自分の主観ばかり優先している、かなり耳の精度の低い人も見受けられるようですし、今居る自分のレベルを過信しすぎている人が多いのも事実です。上には上があると考えておけば過信はなくなると思うのですが、自信家の人には、難しいのかもしれませんね。

 

 話を戻しますが、棒歌いすれば歌として不自然になりますし、普通の歌唱とは違ってきます。また、普通に歌った場合の音程のズレや機械的な誤差をきちんと聞けている人は、数値に踊らされる事はないと思われます。しかし、多くの人の意見を総合すると、そこまで聞こえてない人が大多数だと思われます。音程、音程言う前に、音程が合っていると、どういう聞こえ方になるのかというのをイメージできるようになる必要があります。音程の合った状態については、中々言葉で伝わらないですし、正確に頭にイメージできている人はかなり少ないのが現状だと思います。ここで言っている正確は、確実に音程正確率の上がる真っ直ぐな棒歌いの歌い回しです。自然に滑らかに伴奏に乗せるイメージとは若干異なります。

 数値の上がる正しい音のイメージがどうしても作れない人は、MIDIソフトやDAWで音符通り打ち込んで再生すれば棒歌いのイメージは掴めるはずです。採点的に音程の合ったメロディーをイメージできない人は、歌以外の部分で訓練が必要です。精密採点DXでは、棒歌いした方が確実に点が出ますし、ゲームの基準に合わせるならおのずと棒歌いになります。これは、普通に歌えば、音程正確率やロングトーン、ビブラートなどの評価が僅かづつ下がり、全体の点が下がる原因の1つにもなっている部分ですので、理解の乏しい人には覚えておいて頂きたいと思います。

 精密採点DXは、曖昧な歌いまわしの評価が苦手です。はっきりわかりやすい歌いまわしの方がより高評価になります。普通の歌い方でも音程正確率が上がる事もありますが、採点歌唱よりは、結果が不安定になります。普通の歌い方をしているつもりでも点数ばかり追求していると、採点歌唱の要素が入ってしまう原因にもなっている部分です。自分が何をやっているのかを常に意識しておかないと、癖が付いたり、無自覚のまま採点歌唱になっているような事が起きるので、注意が必要です。くどい位書いていますけど、多くの人は、なかなか理解してもらえない部分なので繰り返しています。ご理解頂けたらと思います。

 

 繰り返しますが、音程が完璧に合うという場合は、滑らかではありません。以前から音程正確率は参考程度にしかならないと言っているのは、この辺も含めて言っています。音程正確率の数値を絶対視している人は、もう少し柔軟に考えた方がいいです。音程正確率というのは、ゲームの一要素でしかないという事を理解して頂きたいと思います。正確といえば正確ですが、不正確といえば不正確な部分も含んでいます。数値が高く出る歌い方なら完璧とかはありませんし、信用しすぎるのは問題です。こういう事を知ると、都合のいいように捉える人が多いですが、単純にズレている場合も多いです。単純にズレている場合は、誤判定とか以前の問題ですので訓練するしかないと思います。どこまで冷静に正しく聞こえているかの問題になりますので、常に問題意識を持つ事が必要です。

 

 最初に書きましたが、安定性の伴った棒歌いをするというのは、普通に歌うよりも技術的に難しいです。楽に滑らかに歌うだけなら、口先でも可能ですし、ブレてもいいというならシビアな発声は必要ないです。ただし、ブレていても、歌として聞かせる事はできますし、表現力を高める事も可能です。その辺の曖昧さが、採点に対する色々な誤解を生んでいると考えられます。採点の訓練をしていない人は、通常どんなに上手くても採点的にブレと判定されるような要素の多い歌い方をする人が多いです。もしも、カラオケ採点をして、点数が伸びなかったとしても、きちんと聞けている人は、「採点を知らないだけ」位にしか感じないと思います。また、基礎のしっかりした安定した発声技術のある人なら、少し練習すればすぐに採点歌唱もできるのではないかと思います。意識的に再現しようとして上手くいかないのであれば、その程度の技術しかない場合もあるかと思います。また、人によっては、リズムの精度で点が取れない場合もありますが、採点的なリズムの感覚も、実は奥が深いです。リズムについては、長年聞いてきた音楽や演奏(歌ってきた)してきたジャンル等でも感覚が違うものです。リズム感は、音程感と同じくらい重要ですが、あまり深く考えていない人が多いかもしれませんね。

 

 再び話を戻しますが、一見音程はぶれていないように聞こえても、息が一定に出ていないような場合は、安定性の評価が下がります。この辺も、慣れてくると聞こえてきますので、採点結果を見なくても歌だけ聞けば安定性の評価は何となく予想できます。つまり、「あまり点数は伸びない。」というような予想もできるという事です。

 

 音程の僅かなブレや不安定な息の使い方は、慣れれば聞こえるはずですが、どうしても聞こえてこない人は、自分自身で採点的にブレない発声ができていない、できないにしても正しいイメージができていないと思われます。聞いてわかるようになるには、同じレベルか、それに近いレベルの事を体感しない限り難しいのかもしれません。これは、歌に限らず同じような事がいえるはずですので、理解しようとする場合には、それなりの訓練が必要です。

 

 では、安定性の上がる声の出し方は、どうすればできるのかという事について考えてみたいと思います。一番安定するのは、閉鎖の強い地声です。これは、声帯が規則正しい振動をしやすく、息も無駄なくまっすぐ出やすいからと考えられます。感覚的には、閉鎖が弱まり頭側に響きが逃げるほど、ブレやすくなるように感じます。閉鎖弱めの頭声の強い声でも、真っ直ぐ安定している声を出せる人も居ますので、最終的には、息のコントロールが重要に感じます。結論としては、どのような響きの声でも、息のコントロールが非常に大切です。真っ直ぐ息を出せるという事は、体全体のバランスが良いという事です。最終的には、声帯だけでなく、体の正しい使い方が求められます。

 

 普通の音楽教室では、「運動もしなさい。」とは言われませんが、ある程度、体の機能を高めた方が上達が早いような気がします。「腹筋をやりなさい。腹式呼吸をやりなさい。」という事を言う先生はいるのかもしれませんが、なかなか理解しにくい部分ではないかと思います。運動部だった人の声が安定しているような例は、発声方法以外に体幹が強いというような下地がある場合が多いです。また、普段から持久力の必要な運動をしているような人は、意識していなくても横隔膜を使った呼吸ができているので、勝手に腹式呼吸になっている場合も多いようです。

 

 腹式呼吸練習中の人に多いのですが、意識して「腹式腹式」と言っているうちは、「いい呼吸、深い呼吸」は身に付いていないように感じます。勝手に効率良く横隔膜を使って息をしているような状態にならないと、深い息はできません。一番わかりやすいのは、リラックスして座っている時などに、腹周りの動いている人は、息が深く、普段から腹式呼吸をしていると思われます。胸あたりが動いていて、ほとんど腹が動いていない人は、息も浅く胸で呼吸しています。中には、肩が動いているように見える場合もあります。呼吸の悪い人は、肩こりが多かったりも多いかもしれませんね。浅い呼吸は、体調不良の原因になっていたりするかもしれません。また、普段からできていない事を、歌の時だけ使うというような事は、かなり器用でないとできないと思います。呼吸に関しては、普段の生活から直さないと難しいと思います。深い呼吸は、自然にできるような状態になるのが理想です。歌に限らず、健康にもメリットが多い部分ですので、追求して損はしないはずです。

 

 また、「いい呼吸」に必要な安定した身体は、運動不足のまま衰えた状態だと、なかなか身に付かないように感じます。発声方法以外の的確なアドバイスができる先生が居ればいいと思いますが、なかなか居ないようです。私自身は、歌に必要な呼吸を身につけるためには、身体作りからしないと難しいという考えです。中々思い通りにできないという場合は、発声以外の部分にも目を向ける必要があると考えています。

 

 多くの人が悩んでいる採点の安定性については、身体全体に意識を向けないと解決の糸口は見つけにくいと思います。原因は、多岐にわたり単純ではありません。どうしても安定性が上がらないという人は、身体全体に目を向けると、ヒントが見つかるかもしれません。

 以前解説した、採点声を使えば安定性は上がりやすくなりますが、ブレスコントロールが甘ければ、狙い通りの良い結果は出ないはずです。採点歌唱とはいえ、それほど簡単に真似できないのは、不安定な呼吸も原因の1つです。採点の技を使うにしても、それなりの下地や訓練が必要だという事です。

 

 長々説明しましたけど、簡単に言えば「慣れ」だけです。その「慣れ」がなかなか難しいのかもしれませんね。色々お伝えしたい事は多いのですが今回はこの辺で。

 

 

 

DAMともに採点軌跡付き音源を公開してあります。

100点の採点歌唱とは別に、採点歌唱を目立たなくした音源も公開してあります。



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