地方巡業(当時の記憶を頼りに少し現在形で表現しております)
今回は場所の特定が容易ですし、現在は状況が変わっているので行き先は○○県とあやふやにします。
朝一新幹線→鈍行→超鈍行を繰り返して、とある無人駅に到着しました。超鈍行への待ち時間が長く夕方になりそうです。
その後、宿に到着します。移動で疲れました。到着後、いきなり宿の女将から早めの夕食を用意してくれています。食欲旺盛な年代でしたので直ぐに平らげました。
そこで部屋に戻るのですが、メンバーがとある事に気づきます。
「電灯のスイッチがないんだけど」
「いやいや、これから暗くなるからつけようよ」
「ないもん」
「どゆこと?」
と皆で部屋中のスイッチ探すも、スイッチはありません。
というか、電灯がありません!
女将が声を聞いたのか「手持ち使ってね」ということで、この宿は電気が無いようなのです。
手持ちのライトは沢山常備されていました。お風呂は陽が落ちる前に入る必要がありそうです。
こういった宿泊施設があることに、自分には知らないことがまだまだあると認識させる経験となりました。
女将に話を聞くと「この辺りで電気があるのは駅周辺だけ」「みんな早く寝ちゃうよ。朝も早いよ」とのこと。そりゃそうだろうな、と。
ここはとある村。電気が無いのです。
そんな村から声がかかることに感謝!
加藤よしたか