チャプター福島に参戦してきました。
この夏の特訓にて、少しずつ桧原湖の戦い方を理解してきたこともあり、今回はどんな結果を出せるのかと自分自身に期待して臨んだ大会でした。
が…
前日プラクティス時にアクシデントが…
大会参加に必須となる、JB選手の証、エンジンベルトを湖上で紛失してしまいました。
帰着時間間近の紛失発覚とベルトが無くなったのに気がついたタイミングも悪く、捜索することができないまま前日プラクティスが終了(泣)
これは痛恨の極み。
ここまでそれなりにポジションを捉えているヒバラージの戦略に加えて、前日プラクティスで800gクラスのスモールを安定してキャッチ出来るパターンを見つけてしまったというのに…
どれだけ良い釣りを準備できようとも、エンジンベルトを無くしてしまったのでは、試合にエントリーすることすら出来ない。
棄権やむ無しか…
すがる思いで大会事務局に連絡したところ…
何と、救済措置で出場可能とのこと
今大会も、無事スタートラインに立つことができました。
X(旧Twitter)でのエンジンベルト紛失のポストを見て下さった選手の方から「試合中にも探しときますよ」とお気遣いの言葉も頂いたりと、感謝が尽きない大会の朝でした。
そして、大会結果は…
桧原湖の大会では始めてのお立ち台、5位入賞。
本大会は、季節の変わり目でそもそもが気難しいレイクコンディションであることに加え、トップ50の選手が公式プラクティスで大挙していることから尋常ではないフィッシングプレッシャーが掛かっている状況で行われました。
本当なら、朝から終始ラージ戦略をやりきる以外に優勝の可能性は無いのですが、まずはリミットメイク優先で試合を進める戦略をチョイスしました。
スモールを揃えて、その後ラージを獲って2キロ台後半迄ウエイトをジャンプアップさせるというプランです。
前日プラクティスでグッドサイズのスモールのパターンを見つけられたことも大きかった。
上手くハマれば800gクラス×3本のリミットメイクが瞬殺で可能という強烈なパターン。
ソッコーで揃えて、すぐにラージパターンに移行するぞと息巻いて湖上に繰り出しました。
しかし、現実は理想とは違う。
前日プラクティスで怒涛の好反応を示していたシャッドキャロのパターンは崩壊。
全く持って反応無し(笑)
魚が居なくなってしまったわけではないので、あの手この手で食わせに掛かるもののバイト無し。
とにかくこの日のツボを探し求めて取っ替え引っ替えしていきました。
すると、9時頃になって漸くライク1.5インチのダウンショットでファーストバイト。
しかしこれはノンキーパー(泣)
少しずつ魚の気持ちが分かってきたところで、スパイス的に繰り出したハイカットシャッドキャロに待望のキーパーサイズがヒット。
これが400g台の魚。
しかし、シャッドキャロはこれっきり。
ここからは頭を切り替えて、マイクロベイトパターンに全振りでした。
と言うのも、釣った魚がこんなベイトを吐き出したのでね。
魚の反応を感じながらルアーローテーションする中で、今回一番反応の良いワームを発見します。
ここからはヴィローラマイクロ劇場でした。
いわゆるライブスコープシューティングで狙いましたが、1時間程度で5匹の魚を追加できました。
その内の1本がキロアップスモールで、400g台の入れ替えを行っている中でのキッカーフィッシュには痺れましたね
実は他にも、もう一発800g以上はありそうな狙いの魚がヒットしたのですが、残念ながらラインブレイク…
出場が危ぶまれていたことから準備不足がたたってしまい、野尻湖フラット用に組んでいた1.5ポンドラインをそのまま使ってしまった事が敗因でした(泣)
完全に自分のミスですし大反省です。
何とかリミットメイクにこぎ着けて、数度の入れ替えも行い時刻は10時半。
手痛いミスがあり、本当なら2キロを超えた状態でラージ狙いに向かえたはずが推定1,800g/3本とメンタル的にはダメージがある状態でしたが、ここからはラージ狙いの展開へシフトすることとなりました。
最後までスモールを釣りきって地道なウエイトアップを狙う方針も頭をよぎりましたが、やはり勝負にいかなければ上位は無いと決断しました。
各所ラージエリアをランガンし、チャンスは2回ありました。
しかし、結果的にラージ狙いは不発。
2回のうちの1回、あともう少しの所で1,500gクラスを食わせ切れなかったのが最大のハイライトでした。
ダメだった…
帰着時間一杯一杯まで足掻きましたが、今大会は無念のタイムアップ。
せめてあのラインブレイクがなければ上位に絡めたかもしれないけど…
トーナメントは無情だな…
っと撃沈していたら、まさかの初入賞でございました(笑)
先週のJB戦では初入賞していましたが、お立ち台寸止めの6位でした。
今回は1つ順位をあげて、念願のお立ち台
ひとつ壁を打ち破った瞬間でした。
昨年からトライし始めた桧原湖。
魚こそ釣れるもののトーナメントでは鳴かず飛ばずの成績で、これ迄バスフィッシングのキャリアで培ってきた自信など完全に吹き飛んでしまうような惨憺たる状態でした。
できる限りの全てを賭して、サラリーマンアングラーの中では誰よりも練習してやると死力を尽くしてきましたが、毎度毎度、下から見上げるお立ち台…
今シーズン前半までは、全く噛み合わずにリアルに悔し涙を流す日々でした。
時間も金も人生も、全てを掛けて取り組んでいるけど、これだけやってもダメなのか…
完全にへし折られそうになる心をなんとか繋ぎ止め、釣りに行ける日は、誰よりも朝から、誰よりも晩まで。
トーナメントが終わったら、結果が良くても悪くてもその日のうちに復習に出る。
高滝湖時代から変わらず、これだけはやりきると決めて継続してきました。
最初は知り合いもおらず、色々な面で孤独な戦いが続いていましたが、少しだけ報われた気持ちになりました。
まだ4つ、上ることが出来る高みがあるので、これからも引き続き精進していきます。
次の試合は9月23日のJBII戦、24日のJB戦。
この試合でも上位入賞を狙っていきますよ。
勿論ベストは優勝ですが、確立しつつある「守りながら攻める」自分の型を追究する試合展開で勝負します
次回も良い報告が出来るように頑張ります。
それではまた。