15年間の初恋 | 夢から醒めた夢

夢から醒めた夢

ありそうで無いコントのような物語『シチュエーションネタ』を中心に更新しています!
是非読んで下さい♪

 

 

 

さぁ、吉沢亮の右肩にサイゼリヤのタトゥーを掘る。夢から醒めた夢でございます。

 

 

 

 

…ネタチャレ、最終回でございます!

 

名残惜しいね。

 

今回披露するコントは『15年間の初恋』です!

 

 

最終日という事で、当然H.S.S.Y.Y5人全員登場のコントです!

 

BARで展開する5人の人間関係をお楽しみ下さい!

 

 

それではどうぞ!

 

 

 

 

吉田「いや〜、マジで結婚おめでとう、芳賀。」

 

芳賀「ありがとう。お祝いでこんな素敵なBARに連れて来てくれて。」

 

吉田「いいんだよ。んで、式はいつ挙げるの?」

 

芳賀「再来月を予定してるんだけど、なかなか日程をどうしようか決まらなくてなぁ〜。」

 

吉田「俺にも式の案内出してくれよな。絶対出席するから。」

 

芳賀「ありがとうな。っていうか、吉田は良い人いないの?」

 

吉田「俺はそういうのいいんだよ。」

 

芳賀「でも、吉田ももう30歳だろ?結婚とか考えないの?」

 

吉田「う〜ん…、結婚したいと思える相手もいないしなぁ。」

 

芳賀「理想が高いんじゃないの?全てが自分好みの女性なんて、この世にいないぞ?」

 

吉田「いや、いたんだよ。そんな素敵な人が。」

 

芳賀「え?」

 

吉田「高校1年生の頃から本当に好きな女子がいてさ。可愛いのはもちろんだけど、成績も学年で1番良くてさ。それでいて、性格も良くて絶対に人の悪口を言わないんだよ。三上さんっていう人なんだけど。」

 

芳賀「メチャメチャ良い子じゃん!んで、その子に告白はしたの?」

 

吉田「したよ。でも、俺が三上さんに釣り合うような男じゃないのは初めから分かってたから「付き合って欲しい」って事は言わないで、「好き」とだけ伝えたんだ。」

 

芳賀「…それで…、結果は…?」

 

吉田「優し過ぎてフってもくれなかったよ。でも、その優しさを受けて、三上さんの事がもっと好きになったんだよな。」

 

芳賀「へぇ〜、そんなに優しくて可愛い完璧な女性なんて見た事無いな。」

 

吉田「だろ?見た目も性格も100点な女性を知っているのに、他の女なんか 女として見る事なんて出来ないんだよ。」

 

芳賀「急なクズ発言やめろよ!せっかく途中まで良い話だったのに!」

 

吉田「でも、本当に三上さん以外の女性と仮に結婚したとしても、三上さんを思い出して何かにつけて比べちゃうかもしれないだろ?三上さんを超える人じゃないと何も魅力を感じないけど、そんな人いないしな。」

 

芳賀「んん…、でもちょっとその三上さんって人に執着し過ぎなんじゃないの?」

 

吉田「そうかなぁ…。でも、これが俺の初恋だからなぁ…。」

 

芳賀「それにしても、良い意味で多少の妥協はあってもいいんじゃない?」

 

吉田「まぁ、そっか…。俺ももう30歳だし、そろそろ次の恋に進んでもいいのかもな…。」

 

芳賀「そうだよ。」

 

キィ〜…パタン

 

今藤「1人で。」

 

吉田「あいつでいいや。」

 

芳賀「何が!?」

 

吉田「俺の次の恋の相手、あいつでいいや。」

 

芳賀「ちょっと妥協し過ぎだろ!俺からアドバイスしておいてアレだけども!」

 

吉田「すみません。」

 

今藤「はい?」

 

吉田「好きです。」

 

芳賀「そんな訳ねぇだろ!」

 

吉田「何だよ、邪魔すんなよ。」

 

芳賀「告白が早過ぎるんだよ!一目惚れよりも全然早ぇわ!ナンパ師のスピードだよ!」

 

吉田「一目惚れなんかしないだろ、こんなブスに。」

 

今藤「はぁ!?」

 

芳賀「あんまり本人を目の前にして そういう事言うなよ!?」

 

吉田「付き合って下さい。」

 

芳賀「無理に決まってんだろ!本人の目の前で「ブス」とか口走ってんだから!」

 

吉田「何でお前が答えるんだよ。俺はこの女に聞いてるんだよ。」

 

芳賀「「この女」とかも言うな!」

 

吉田「付き合ってもらえますか?」

 

今藤「え、無理。」

 

吉田「…性格の悪い奴め。」

 

芳賀「お前が言うなよ!…あの…、こいつが大変失礼しました!1杯ご馳走するんで、気を悪くしないで下さい!」

 

今藤「…あなた、この後予定ある?」

 

芳賀「え、何か口説かれそうなんだけど!?」

 

今藤「私と一緒に次の店に行かない?」

 

芳賀「いや…、俺 結婚するんで…。そういうの無理です…。」

 

今藤「クソが!」

 

芳賀「おい、誰も幸せになってねぇよ!初恋の思い出に無理矢理蓋をして妥協した相手に告白したらこんな事になるの!?」

 

吉田「勉強になったな。」

 

芳賀「何で楽観的なんだよ!お前が黒幕なんだよ!」

 

吉田「俺やっぱりダメだわ。もう三上さん以外の女性に対して恋愛感情なんか抱けないんだよ。」

 

芳賀「そっか…。何かごめんな。吉田の1人をずっと好きな気持ちも大切だよな。余計なアドバイスして悪かったよ。」

 

吉田「いや、いいんだよ。でも、今なら三上さんにちゃんと告白出来るのにな。」

 

芳賀「…いつかどこかで会えたらいいな。」

 

吉田「…うん。」

 

キィ〜…パタン

 

三上「え〜!素敵なBARだね!」

 

柳「だろ?…あ、2人で。」

 

吉田「え、三上さん!?」

 

芳賀「え、嘘!?この人が!?」

 

三上「…?」

 

柳「あっちの席にしようか。」

 

三上「うん!」

 

吉田「…俺の事、覚えてないのかなぁ…。」

 

芳賀「何かそんな感じだったな…。でも、高校を卒業してから12年も経ってるんだろ?さすがに忘れられていても仕方ないんじゃない?」

 

吉田「でも、三上さん相変わらず可愛いなぁ…。」

 

芳賀「確かに。30歳なのが嘘みたいだな。」

 

吉田「いや、早生まれだから29歳。」

 

芳賀「知らねぇよ!」

 

吉田「1994年3月22日生まれだから。」

 

芳賀「詳細な生年月日いいわ!」

 

吉田「好きな食べ物はクレープ。テストの成績は全てトップなのに体育が苦手。休み時間にはよく緑茶を飲んでいた。」

 

芳賀「もういいって!学生時代の三上さんの情報なんか要らないんだって!」

 

吉田「右手の指が5本ある。」

 

芳賀「それ何の情報!?5本じゃない場合に言えよ!…いや、5本じゃないなら そっとしといてやれ!」

 

吉田「ごめん、告白してきてもいい?」

 

芳賀「いや、俺は全然いいけど…。三上さんって人も男の人と一緒に来てたから、2人でいる間はやめておいた方がいいんじゃない?」

 

吉田「確かにそうだな。じゃあ、あの男がトイレに行った隙に声を掛けよう。」

 

芳賀「その方がいいね。」

 

吉田「あ、その前に俺もトイレに行って来ようかな。」

 

芳賀「おぅ。………しかし、すごい素敵なBARだな。」

 

三上「修斗。今日は色んな所に連れて行ってくれてありがとね。」

 

柳「楽しかった?」

 

三上「うん!とっても!」

 

柳「良かった。…さっきのレストランで言えなかった事があるんだけど…、今言ってもいいかな?」

 

三上「え…、うん。…何?」

 

芳賀「え、ちょっとこの雰囲気ヤバくない…?」

 

柳「これ…。」

 

三上「…え…、これ…。」

 

柳「給料半年分の指輪。」

 

芳賀「ヤバい、ヤバい、ヤバい!プロポーズしようとしてる!早く戻って来い、吉田…!」

 

柳「結衣………。」

 

芳賀「ヤバい!言っちゃう…!」

 

柳「柳になりなよ。」

 

芳賀「何だそのプロポーズ!

 

柳「は?何だよお前?」

 

芳賀「何だ今の神がかったダサさのプロポーズは!」

 

柳「俺の苗字が柳だから、「結婚して柳になりなよ」って意味だよ。」

 

芳賀「そういう説明を求めてる訳じゃねぇんだよ!お前、多分バカだろ!」

 

柳「は?バカじゃないんですけど。九九言えるんですけど。」

 

芳賀「バカのハードルを九九で設定してる時点で相当バカなんだよ!」

 

柳「7×9=43!」

 

芳賀「間違えてんじゃねぇか!出来ないクセに7の段に手出すなよ!あと43って素数だからな?」

 

柳「「素数」…?」

 

芳賀「やっぱりバカじゃねぇか!え、三上さん、本当にこの男でいいんですか?」

 

三上「え…、何で私の名前を…?」

 

芳賀「あ、いや…。」

 

柳「何だお前、もしかして結衣に手ぇ出そうとしてんのか?そんな奴、俺が半殺しにしてやる!」

 

芳賀「いや、俺はそんなんじゃ…。」

 

吉田「おぉ、ごめん。遅くなった。今、気合い入れてきたから、このまま気持ちを伝えようと思って。」

 

芳賀「ダメダメダメダメ!半殺しにされちゃう!」

 

吉田「はぁ?何で?」

 

芳賀「お前がトイレで気合いを入れている間に状況が大幅に変わってるから!」

 

吉田「どういう事…?」

 

柳「何だよ、こいつ?もしかして、テメェも結衣に気があんのか?」

 

三上「あ…、もしかして吉田くん!?」

 

吉田「えっ!?…覚えててくれたの…?」

 

三上「うん!高校時代に「付き合って下さい!」って土下座までして告白してくれた吉田くんだよね?」

 

芳賀「聞いてた話と全然違うんだけど!?「「付き合って欲しい」とは言ってない」って言ってなかった!?」

 

吉田「まぁ…、本当は言った。」

 

芳賀「何で俺にカッコつけたんだよ!…え、土下座はしたの?」

 

吉田「土下座もした。」

 

芳賀「土下座もしたんかい!」

 

三上「泣きながらね。」

 

吉田「うん、泣きながら。」

 

芳賀「何で泣いたんだよ!何だよそのカオスな告白シーンは!」

 

三上「その光景を生徒の誰かが撮っていて、動画サイトに上げられてね。」

 

吉田「うん。」

 

芳賀「とんでもねぇな!泣きながら土下座して告白してる姿を動画に撮られてアップされたのかよ!」

 

柳「あ、その映像見た事あるかも!何かTik Tokで2日間だけバズってたよな!」

 

芳賀「何か変なバズり方してんな!よく2日で飽きられたな!」

 

吉田「俺が本当の事を言わなかった理由…、分かったろ?」

 

芳賀「うん、すごくよく分かった。…え、じゃあフラれてないってのも嘘?」

 

吉田「え?」

 

芳賀「いや、「付き合って欲しい」って言わずに「好き」とだけ伝えたから、「ありがとう」とだけ言われてフラれなかったんだろ?でも、今の話だったら何かしらの返事はもらえてるんじゃないの?」

 

吉田「………。」

 

柳「フってねぇよ。」

 

芳賀「…は?何であんたが…。」

 

柳「俺もこいつが泣きながら土下座して告白してる動画を見たって言ったろ。結衣は「ありがとう」としか言わなかった。…多分、結衣は情けない姿で動画に映っているこいつに「フる」なんてトドメを刺したくなかったんだろ。」

 

吉田「三上さん…、…そうなの…?だから俺をフラなかったの…?」

 

三上「…うん…。」

 

吉田「三上さん…。あの時の言葉…、あの時の気持ち…、変わらない想いを改めて伝えていいかな…。」

 

三上「え…。」

 

柳「え、何か告白しようとしてねぇ!?」

 

吉田「…ダメ…?」

 

柳「ダメに決まってんだろ!俺のプロポーズの途中なんだぞ、今!」

 

吉田「プロポーズ!?は!?何で!?」

 

芳賀「だから「状況が大幅に変わってる」って言っただろ…。」

 

柳「半殺しにしてやる…!」

 

三上「修斗への返事は後でちゃんとするから…。吉田くんと話をさせて…?」

 

柳「………チッ。分かったよ…。トイレでも行ってくるわ。」

 

吉田「…ありがとう…。」

 

三上「うん…。」

 

吉田「…結婚………するの…?」

 

三上「………。」

 

吉田「今の人と一緒にいるの…幸せ…?」

 

三上「…うん…。」

 

吉田「…そっか…。………あのさ、俺…!」

 

今藤「そういえば、さっきの1杯ご馳走してくれるって話だけどさ。」

 

芳賀「今 入って来るなよ!んで、お前まだ店内にいたんだ!?」

 

今藤「芋焼酎がいいんだけど。」

 

芳賀「BARで飲むな、そんなモン!大衆居酒屋の後半で飲むヤツだろ!」

 

今藤「ソーダ割りで。」

 

芳賀「気持ち悪い割り方すんなよ!?後でご馳走するから、向こうで待ってろよ!」

 

今藤「クソが!」

 

芳賀「何で毎回それで締めるんだよ!」

 

吉田「…あ〜…、あの〜…。」

 

芳賀「完全に勢い殺されたね!妥協して告白した女に思いっきり足引っ張られたね!」

 

三上「修斗…、戻って来ちゃう…。」

 

吉田「…あ…、そうだよね…。…俺さ、まだ三上さんの事 好きなんだよね。」

 

三上「…え…?」

 

吉田「あ、いや、今日 再会したから思い出して言ってる訳じゃなくて、高校生の頃から…、あの告白以降もずっと…。諦めようって…、次の恋に進もうと思ったって…、三上さん以上の人なんてこの世にいないんだもん…。」

 

三上「…どうして、吉田くんは私なんかの事を好きでいてくれるの…?」

 

吉田「三上さんは、性格が良くて優しくて…。男達からすごいモテていたのに、自覚が無かったり…。何かもう…、全部好きなんだよな。」

 

三上「…私、モテないよ?」

 

吉田「ほら、そういうとこ。三上さんは魅力的なんだから、もっと自信持ったらいいのに。…高校生の時は、必死に土下座までして告白したけど…、もう「付き合って欲しい」なんて言わない。だって、三上さんには…、素敵な男性が横にいるんだから。」

 

三上「…吉田くん…。」

 

吉田「三上さんが選んだ男なら…、絶対良い人に決まってるから…。」

 

三上「………。」

 

吉田「…最後にこれだけ言わせて欲しい…。…俺は今でも三上さんの事が好きです。」

 

三上「………ありがとう…。」

 

吉田「………。」

 

三上「………。」

 

芳賀「いや、フってやれよ!」

 

三上「…え?」

 

芳賀「高校生の時にお前がちゃんとフってやらなかったから、吉田がいつまでも次の恋に進めないんだぞ!」

 

三上「…でも…。」

 

芳賀「あんた結婚すんだろ!?じゃあ吉田とあんたが一緒になる可能性は無いんだから、ハッキリ答えを出してやれよ!吉田の想いに中途半端な返事を返すな!」

 

吉田「やめろ、芳賀…。」

 

芳賀「吉田だって、あんたにフラれる覚悟で告白したんだよ!ここでちゃんとフってやらないと、吉田はいつまでも…!」

 

吉田「やめろって、芳賀!」

 

芳賀「…え…?」

 

吉田「俺、フラれたくないよ…。」

 

芳賀「えぇっ!?だって、結婚するのを分かった上で告白したんだろ!?それはもうフってもらって次の恋に進むための"けじめ"だったんじゃないの!?」

 

吉田「いや、あわよくば俺と付き合ってくれないかなと思って。」

 

芳賀「へちょいって!へちょいんだよ、お前の恋愛!イモムシみたいな恋愛すんなよ!?」

 

吉田「何でそんな事言われなきゃならないんだよ。でも、今フラれなかったって事は、俺にも少しは可能性あるって事だよね?「結婚するのか」って質問にも曖昧な反応だったし。」

 

芳賀「知らないけどさ…。」

 

柳「おぅ、話終わった?」

 

三上「うん、ごめんね。席外してもらって。」

 

柳「いや、いいよ。」

 

三上「………聞かないの…?どんな話をしたのか…。」

 

柳「聞かない。俺は結衣を信じてるからな。」

 

三上「…修斗…。」

 

柳「さっきは邪魔が入ったから、改めてプロポーズさせてくれ。」

 

三上「うん…!」

 

柳「柳になりなよ。」

 

吉田「何そのプロポーズ!?」

 

芳賀「それはさっき俺がツッコんだから!」

 

吉田「だって、相当変だよ!?」

 

芳賀「変だけど、ツッコまれた上で2回目も言ったって事は、「これで行く」って決めてるって事だから!」

 

柳「んで?プロポーズの返事を聞かせてもらってもいいか?」

 

三上「こんな私で良ければ…、お願いします!」

 

吉田「えぇ〜、じゃあ俺の事フってよぉ〜!?

 

柳「…え、何なのこいつ?」

 

吉田「俺をフラなかったって事は、こいつのプロポーズも保留にするのかと思ったのに…!」

 

柳「そんな訳ねぇだろ。こっちは指輪渡してんだから。」

 

芳賀「失敗する事もあるだろ。何で指輪を渡したら勝ちだと思ってんだよ。」

 

吉田「クッソ〜…、こうなったらアレしかないか…!(土下座して)三上さん!俺と付き合って下さい!」

 

三上「えっ!ちょっ…ちょっと!」

 

吉田「うわあぁぁぁんっ!」

 

芳賀「何でだよ!何で泣いたんだよ!」

 

吉田「付き合って下さい…!お願いします…!」

 

三上「…あ、ありがとう…。」

 

芳賀「もうフってやれって!お前のそれはもう優しさでも何でもないぞ!?」

 

今藤「え、待って!?もしかして、土下男!?」

 

芳賀「…は?」

 

今藤「うわ、よく見たら土下男じゃん!また生で見れた!」

 

芳賀「「また」…?」

 

今藤「あの時は2日間だけバズらせて頂きました。」

 

芳賀「動画撮影して投稿したのお前だったんかい!」

 

吉田「…っていうか、「土下男」って何だよ?」

 

今藤「「土下座男」を省略して「土下男(どげお)」。あの…、ほら。「キモ男」みたいなさ。」

 

吉田「良いように言うなよ?」

 

芳賀「良いように言ってねぇだろ。「キモ男」のどこが良いように言ってんだよ。」

 

今藤「でもさ、そうまでして想いを伝える事の出来る あんたはかっこいいよ。」

 

吉田「…本当?」

 

今藤「初恋をいつまでもズルズルと引きずって、同じ人を好きでい続けられるって普通じゃないし、本当にどういう思考回路してるのか全く分からないし、分かりたくもないけど、それだけ一途って事じゃん。」

 

吉田「それ褒めてる!?前半やんわり悪口言ってなかった!?」

 

今藤「あと、芋焼酎まだ?」

 

芳賀「後で金払うから、勝手に頼んで飲んでろ!」

 

今藤「やっぴー!」

 

柳「新婚旅行どうする?」

 

三上「それより先に結婚式じゃないの?笑」

 

吉田「…三上さんが幸せになるなら…、まぁいっか。」

 

芳賀「吉田…。」

 

吉田「三上さん!」

 

三上「…え?」

 

吉田「…お幸せに。」

 

三上「…ありがとう。…吉田くんとは付き合えません、ごめんなさい。」

 

芳賀「何で今フったんだよ!」

 

三上「だって、さっき「フってやれ」って…。」

 

芳賀「今のは「ありがとう」だけでいいんだよ!吉田も諦めて2人を祝福しただけなのに可哀想に!」

 

吉田「それじゃ、フラれた事だし、次の恋に進みますかぁ!」

 

芳賀「やけくそじゃない!?大丈夫!?」

 

吉田「大丈夫だよ!おい、インフルエンサー!」

 

今藤「…え、何?私?」

 

吉田「俺と付き合え!」

 

芳賀「だから妥協し過ぎだって!」

 

 

 

 

 

…はい、いかがだったででしょうか?

 

Word.ベースで15ページ尺の超長尺コントでした!

過去の『ラブレター』が12ページ尺だったので、大幅に記録更新ですね!

 

今回のコントの設定は、完全に自分の話を元にしています!

 

KSKには高校1年生の頃から好きだった女子がいました。

その子は頭が良くて性格も良くて、他人の悪口を絶対に言わない人で。

吉田のセリフにもありましたが、「その人以上の人はいない」と断言出来るくらい完璧な人でした。

人に点数を付けるのは良くないけど、本当に100点の女子でした。

 

告白もしたけど、「付き合って欲しい」とは言わずに「好き」だとしか言わなかったのも事実。

…もちろん、泣きながら土下座はしてないよ?笑

 

そして、その子は既に結婚していますが、KSKが今でもその子を超える人に出逢っていないのもまた事実。

 

これを人に「話」として伝えても、

「何、いつまでも昔の恋を引きずってんだよ。」

「飲み歩いて女引っ掛けろよ。」

…なんていう下世話な言葉しか返って来ないから、この度それをコントにしてみました。

 

コントにするからには、何から何まで現実に則った内容では書けなかったけど、前述の部分は全てKSKの実話でございます。

「泣きながら土下座」とかの みっともないエピソードも加わってしまっているから、評価はしづらいと思うんだけど、吉田の15年間 同じ人を好きでいる気持ちを肯定出来る方はKSKとお友達になりましょう。

 

あとは、タイトルの話でいくと、元は『初恋』というタイトルで進めていました。

でも、このネタをトリにする事は決めていたので、タイトルにもエモさが欲しいと感じ、ネタを丸々読み返してみました。

すると、高校1年生の頃から30歳になるまでって、その実15年間であり、30歳時点では人生の半分の期間はその子の事が好きであるって事実に気付きました!

『15年目の初恋』にしようかとも思ったんだけど、今回のネタでは最終的に吉田の恋は終わるため、16年目は無いという意味で『15年間の初恋』というタイトルにしました!

あんまりこういうのってベラベラ書くものじゃないんだろうけど、書かなきゃ伝わらない事実がたくさんあるよなと日々思うので、書くようにしています。

 

あとは余談だけど、『15年間の初恋』の「15」は今回のコントで物凄く通ずる点があるんですよね。

①吉田が三上の事を15年間好きだった。

②Word.尺で15ページに及ぶ長尺コント。

③ネタチャレ公開15本目のコント。

…ね?「15」に縁がありまくりでしょ?笑

 

そんなコントでした。

 

KSKはH.S.S.Y.Yが大好きです。

これからも最低でも月に1度のシチュエーションネタ更新はやめません。

 

もし、KSK月に1度もシチュエーションネタを更新しなくなる時は、以下の2パターンしかありません。

(1)アメブロのサービスが終了する時

(2)KSKが死んだ時

…マジでこの2点です!

 

KSKがH.S.S.Y.Yを放置して生きていく事なんかあり得ないんだから。笑

それくらいの覚悟で、これからもやっていきます。

いつもありがとう、H.S.S.Y.Y!

 

 

…さて、ネタチャレ15本のコントの公開が全て終了となりました!

色々なジャンルのコントがあったかと思いますが、皆様の中でのベストコントは何だったでしょうか?

是非お聞かせ頂けると幸いです!

 

 

それでは、本日まで誠にありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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H.S.S.Y.Y 第1回コントライブ『五人五色』

 

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【シリーズ第2弾『FRIENDS2』】

 

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【シリーズ第3弾『FRIENDS3』】

 

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タフォーーー!!!