中学受験総括⑰ー前泊について | 2022中学受験(息子)と2027中学受験(姪) -A stitch in time saves nine-

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2022中学受験を終了した男子を持つ父のブログ
淡々と息子の学習(主にテスト)の記録をつけていたブログです。
息子は開成・筑駒をはじめ受験校全てに合格しました。
現在は2027年組の姪っこの中学受験アドバイザーです。

中学受験総括記事の続きです

 

これまでの記事はこちら↓

中学受験総括①-項目の検討と前書き

中学受験総括②-開始時期と塾・校舎選び

中学受験総括③-塾の掛け持ちについて

中学受験総括④-6年開始から夏休み前まで(算数)

中学受験総括⑤-6年開始から夏休み前まで(国理社)

中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)

中学受験総括⑦-6年夏休み

中学受験総括⑧-6年9月から12月(1週間スケジュール)

中学受験総括⑨-6年9月から12月(サンデーサピックス)

中学受験総括⑩-6年9月から12月(過去問)

中学受験総括⑪-6年9月から12月(平常・土特)

中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)

中学受験総括⑬-6年冬期講習・正月特訓

 
今日は入試前日に会場付近に宿泊することについて少し書きたいと思います。
 
前泊のメリット・デメリット
 
前泊のメリット

 

①遠い受験地の場合、当日早起きしなくて済む

 

もちろん入学したら通学するわけで、前泊する必要のあるくらい遠い学校を、そもそも受験していいのか?という問題はあります。ただ、ちょっと遠いけど通える、というくらいの学校を受験するのであれば、入試の前日は特別扱いでいいでしょう。

 

ホテルに宿泊していれば、朝食もゆっくり食べられます。

 

②交通機関の運行状況のリスクを排除できる

 

1月、2月は大雪が降ることがあります。その場合、電車が止まったり大幅に遅延したりすることがあります。もちろん、そのような事態の時には、学校側も開始を遅らせるなどの配慮をする筈なのですが、やはりいざとなったら歩いてでも行ける、という場所に宿泊しておくことの安心感はあります。

 

③早い就寝時間でも静かに寝られる

 

一般的に前日は9時就寝、遅くとも10時就寝が目安になると思います。自宅の場所や家族の状況にもよると思いますが、例えば幼い兄弟がいる場合、9時以降、受験生の睡眠を妨げないよう静かにしてくれるとは限りません。また、自宅の周囲の環境によっては、その時間帯はまだ少なからず物音がするところもあるでしょう。ホテルをきちんと選べば、9時以降静かに寝かせてやることができます(付き添いの親が夜も仕事するなどの必要がある場合はスイートを取るか2部屋取らないといけないですが)。

 

④入試の間の保護者の滞在先を確保できる

 

コロナの影響で、入試の間の保護者控え室を設けない学校が増えています。そうすると、代わりの待機場所を探す必要がありますが、朝9時から営業しているカフェやレストランは限りがありますし、すぐ保護者で一杯になってしまいます。コロナもあるので、あまり混雑しているところは避けたいというのもあります。前泊していれば、受験生プランがあるところなら入試終了に合わせたチェックアウト時間となっているプランもありますし、予めレイトチェックアウト利用を伝えておけば、前泊した部屋でゆっくり過ごせます。

 

 

前泊のデメリット

 

基本的にはメリットの裏返しですが、それに加えて以下のようなポイントはあるでしょう。

 

①枕が変わると寝られないタイプ

 

子供によると思うのですが、環境が変わると寝付きが悪くなるというタイプのお子さんは、前泊に向いていません。前泊することで逆に睡眠不足になるくらいであれば、少しくらい遠くても自宅から入試に向かった方がよいでしょう。

 

②費用がかかる

 

私は教育費には緩いタイプなので、中学受験にかかる費用についても財布の紐は緩いです(笑)。とはいえ、無駄な費用をかけるべきではないとは思っています。前泊の宿泊費も中学受験にかかる費用には違いないのですが、きちんとしたホテルを選ぶと、宿泊費はそれなりに高額になります。自宅から行けば削減できる費用な訳ですから、考慮するべき要素にはなります。

 

③当日のお弁当

 

最近はコロナの影響もあり、お昼休みなしで入試を行う学校も増えています。しかし、お弁当が必要な学校もまだあります。前泊する場合、このお弁当をどうするかは問題になります。もちろん当日は親がきちんと準備したお弁当を持たせたい、何ならメッセージも添えたい、ということもあると思います。また、アレルギーのあるお子さんの場合、当日どこかで購入するということが難しい場合もあります。

 

④入試日が連続する場合の負担増

 

入試日が連続していない場合は、前泊して受験して帰宅、という流れであまり問題はないでしょう。しかし、例えば埼玉○連戦、とか千葉○連戦、というように入試日が連続する場合ですと、連泊が必要な場合もあるかもしれません。そうすると、最初の宿泊日の前日に、連戦時の勉強道具や受験票その他の入試日に持参する必要があるものなど全部揃えて持っていく必要があります。もし何か忘れると、例えば子供の受験中に親が帰宅して持ってくるなどする必要があるかも知れません。

 

また、連泊でなくても、A校の入試が終わってから翌日のB校の入試のための前泊ホテルに向かう、という場合、やはり親も子も負担が増すように思います。我が家も聖光は前泊するか迷いましたが、開成の入試が終わってから横浜のホテルに向かうのは大変だと思い、結局前泊はしませんでした。

 

私の感想

 

息子の場合の経験談に過ぎませんが、私は前泊した入試については、活用してよかったと思います。

 

まず、息子はあまり頓着しないタイプなので、ホテルでもどこでも爆睡できますし、お弁当についてもあまりうるさいことを言うタイプでもないので、そこらで購入したもので大丈夫でした(家内の気持ち的な問題は残ったようですが。笑)。

 

前泊によって、親の方の心配事が減らせます。早起きしなきゃ!天気予報はどうだ?交通はスムーズか?移動時の電車の混雑は?などが一気になくなります。

 

また、入試の間の待機場所が確保できるのは、昨今の情勢を考えるととても大きいです。入試は長丁場ですので、カフェやレストランで長時間粘るのにも限界があります。その点ホテルであれば、ベッドで一休みするのもいいですし、仕事もできます。

 

もともと前泊予定がなかった学校の入試についても、前泊してもいいかも、と思ったくらいです。

 

ただ、前泊するかしないかは、受験生次第ではあると思います。本人の意向を聞いて、どちらがいいか各家庭でのご判断になりますね。

 

ご参考までに、昔書いた前泊のホテルのまとめ記事のリンクを貼っておきます。

 

 

 

 

 

 

 

明日は書き残したことを含めて、中学受験生活での思い付きを簡潔にリストアップして、この長い総括記事を一旦終了にしたいと思います。

 

 

 

 

 

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5年生で取り組んだ問題集 算数編

 
 
 
 
 
 
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