Подержанные автомобили-бизнесу быть или не быть
現在、ロシア極東地区において、ダントツの保有台数を誇る日本車ロシア税関によると2007年度のロシア極東の輸入中古車は解体車、完成車含め403,000台にも上り、大半が日本車。その内、私の住む北海道からは約24,000台が輸出されているそうです。解体車とは、中古車を分解して部品扱いで輸出し、ロシアに到着後、それらの部品を一から組み立てて完成車にする車両のことを指すそうです。何故その様な回りくどい手法をとるのかというと、そこには税金(関税)が大きく関わっているようです・・・ロシア政府は、自国で製造する自動車メーカーの保護を挙げて、2000年初頭から関税率を段階的に引き上げており、今年11月14日には、関係業者にとっては致命傷となる程の更なる関税引き上げが施行されました。新たな関税引き上げ内容は、解体車1台につき5,000ユーロ以上とし、今までの約3~4倍程度(約15万円⇒約62万円程へUP)・・・関税の引き上げ背景には、世界的金融危機を受け、ロシア国内で自動車販売が減速しており、国内メーカーをはじめ、外資メーカーなどの進出によって発生する雇用への影響を懸念して、とされているようです。また、5年未満の中古車に掛かる関税は今までの25%から30%に、5年以上の中古車の関税も60%~80%引き上げる方向で検討されている模様。 更には、ロシアの下院でも与党議員が「輸入車は右側通行のロシアの基準を満たさねばならない」とする法案を10月下旬に提出しており、これが成立されれば、右ハンドルの日本車が格好の標的になり、日本の輸出業者やロシアの輸入業者、中古車販売に携わる業者にとって、正に大打撃となる・・・ロシア≪Независимая газета/独立新聞≫は、Владивосток(ウラジオストク)でも、中古車販売業者の約40%が廃業に追い込まれるかもしれない、と報じているようですそんなニュースを目にし、東北地区でロシア向け中古車業に携わっている友人のことが心配でならない今日この頃・・・