最近。 | あらともブログ

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空手の事をたくさん書きたいと思います。
宜しくお願いします(^^)

おはようございます。


最近、体罰問題が
メディアで取り上げられていますが
みなさん、どうお考えでしょうか。

そもそも、体罰とは????





私は小さい事
両親からとても厳しい
空手の指導を受けてきました。
空手の事だけではありません。
勉強も私生活も
全てにおいて厳しく
教育されてきました。
その中で叩かれたり
怒鳴られたりした事も
数えきれないほど
たくさんたくさんありました。

叩かれたら痛いし、怖いし
悲しいし…
その時は恐怖心や悲しみで
いっぱいでした。
空手も嫌いやったし
両親も嫌いでした。。

叩かれて嫌な思い出は
たくさんあります。
今でもたくさん覚えています。
人からされて嫌な事は
覚えているものです。
意外と楽しかった事は
覚えていなくて
辛い事や悲しい事は
記憶に残るものです。

でも、それが
今の私を支えています。

あんなに辛い事や
しんどかった事
怖かった事
悲しかった事

乗り越えてきたから
今の自分がある。

強くそう思えます。


◎やれば誰にでも出来るよ。


それを伝えたい。

それが今の私を
動かす理由です。


決して、体罰が
良いものという訳ではありません。

否定も肯定もしません。
私にはできません。



個人的に私の考えとして

自分の過去に
それらの体罰と言われるような事が
あったけど
それがなければ
今の自分もなかったと
はっきり断言できます。

空手の組手競技というものは
相手と戦う競技です。

現在の高校生は
防具を付けて
当ててはいけない
というルールの元
行われていますが
当たらなくても
顔に向かって飛んでくる
突きや蹴りは
怖いものです。

その恐怖心がある限り
試合には勝てません。

だからといって
暴力や体罰で
その恐怖心を克服させるのでは
ありません。
それは間違っています。

言葉で表現するのは
とても難しいです。

私の場合は
父から空手の練習の中でも
叩かれたり蹴られたりと
ありましたが
おかげで恐怖心を克服する事が
できたと思います。
父ほど大きな相手はいない、
父ほど力の強い相手はいない、
そう思う事で乗り越えられた事は
たくさんたくさんあります。
そして、それらを
乗り越えてきたからこそ
たくさんの勝利がありました。

でも、もし、それが
父ではなくて、
他人である道場の先生だったら??
高校の顧問や
大学の師範だったら??
私はどう思っていたでしょうか。

それは分かりません。
想像も出来ません…。

何度も言いますが
体罰はよくありません。
決してあってはならない事です。

力、権力、立場で
支配しても
生まれるのは恐怖心だけです。
信頼関係なんて
絶対に出来ません。

指導者と競技者との間に
強い信頼関係がなければ
ただの暴力になります。

暴力にも
色々と種類があります。

殴る、蹴るなどの他に
言葉の暴力、
行動による暴力
たくさんあるとおもいます。


私も指導をしている中で
つい、厳しい事を言ってしまったり
する事があります。

しかし、ただ、言うだけでは
駄目です。

自分達は
何故、怒られているのか。
何故、そうされているのか。

それを理解してもらわないと
それはただの嫌がらせや
一方通行な怒りとしか
捉えてもらえません。

スポーツ競技、
競い争うので
楽しい事や嬉しい事ばかりでは
乗り越えられない壁は
山ほど出てきます。


練習がキツイ。
毎日の練習が嫌だ。
遊びたい。

自分を強く出来ない理由なんて
周りにたくさんあります。

人間は自分に甘いもの。
楽をしようとするものです。

お腹が減ったから
ご飯が食べたい。
眠たいから寝たい。

人間の欲と同じです。

しんどい事はやりたくない。

これは当たり前です。



そういった壁にぶち当たった時に
その子が乗り越えるには
どうしたらいいのか
乗り越えられる壁なのかどうか、
どうしたら
乗り越えさせる事が出来るのか…

それが指導者として
常に求められている事なのでは
ないでしょうか。

競技者本人が
自分で乗り越えていける程度の
壁であるなら
指導者を頼ってはきません。
自分だけでは
乗り越えられない壁があるから
頼ってくる、あるいは
その壁に気付かせてやる事も
指導者の重要な役割だと思います。


そして、そこには
絶対的な信頼関係がないと
上手くいきません。

信頼関係は
一日、二日、一週間では
できません。

毎日、こつこつと
競技の事だけではなく
普段の生活の中から
築いていくものだと
思っています。


指導者も日々、勉強。

指導力があっても
信頼されていなければ
その力は発揮されない。

信頼があれば
何倍もの力を生む事がある。



やっぱり、最終的には
人と人ととの繋がり。
心が通じているか。
同じものを目指しているか。
同じものを見ているか。

大切なのは
強い心の繋がり。

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