オバスマを終えて極個人的なやつ | 「これはペンですか?」「いいえ、これは丸山正吾のブログです」
オバスマ2018が終わってしまいました。

とても幸せな毎日を過ごさせてもらいました。

オバスマの事というより、極個人的な話で恥ずかしいのですが、このブログは恥晒しブログと銘打っておりますので、しれっと今思ってる事を書きまする☆


僕は自他ともに認める没個性俳優なのですが、今回のタカマツをやらせてもらったことにより、もしかしたら、自分が持つお芝居における最大の個性は「愛情」なのかもしらんぞ、と思いました。
具体的にどういう事?と聞かれたら僕もよくわかりません。
「スーへの愛情が良かった」とかなんとか言われて、その気になってるだけかもしれませんが、もしかしたらと思っています。

そもそも僕は自分より他人が好きですから、自分の為より組織の為だとか、周りからの期待、信頼、恩なんかのためのほうが圧倒的にがんばれます。

自分のことが嫌いとかじゃなく、ただ単に自分より他人のほうが好きなのです、ポジティブに。


応援してくださる皆さんや、共演者のみんなが『まるさんてすごいんだぞ』って周りに言ってくれたりすることに対して"その人たちがそれを言ったことで恥をかくのが嫌だ"という思いがたぶん僕の最大のモチベーションです。

言ってくれた人たちの見る目が本物であると、誰が見ても思うようにせにゃならんです!!


僕を推してくれたマネージャーさん、こんな無名の役者を使ってみようと思って下さったプロデューサーさん、演出家さん、応援してくれる皆様、丸さんがタカマツで楽しみとTwitterなどで書いてくれた皆さんが、恥をかくような事は絶対にあってはいけないのです。

お芝居が自分一人で作るものじゃない以上、僕がダメで傷つくのは僕だけじゃありません。

だから常に最大限の努力をせにゃいかんのです。

いやいや、しかしもちろんサボってしまうこともあります。
なんやかんや"やらない理由"を見つけてサボるのです、丸山という生き物は。まったく、愚か。

たぶん「今回丸ちゃん、ダメだったな」とガッカリさせてしまった公演もあるでしょう。

もっと頑張っておけば良かったと何度後悔したかわかりません。そういう後悔はゲロ以下の後悔で、最低の後悔です。

自分の怠けで他人を傷つけるなんて本当にうんこです。

お客さんにも様々な事情があります。
仕事の事や家庭のこと、健康面などいろんな事情で、今回が丸山を観る最後になるかもしれない。
"次"が無いかもしれない。



一度共演してから、ずっともう一度共演したかった大先輩の俳優さんが、今年亡くなりました。

その人は、本当に本当に本当に素敵な俳優でした。
初めて観たときから、ずっと憧れでした。
日本刀の様な声、一瞬でお客さんの心を掴んで、でも次の瞬間には突き放す、でもいつの間にかまた掴まれているような凄まじい演技、軽くて重くて柔らかくて速くて硬い。
台詞を自分の言葉として発する事のリアリティの深さ。
何もかもが驚くほど魅力的でした。

シャイで皮肉屋、普段は常に冗談ばかりのその人が、一度だけ僕に「みんな自分自身でいるのが嫌だから役者やってるんだよ。でも、だからこそ怖くても板の上では自分でいなくちゃね」
と言いました。

その言葉が無かったら、僕はサンミュージックに所属はしなかったと思います。今のような環境に飛び込むことはしなかったと思います。




僕はたぶん芝居と100万回結婚できるレベルで芝居が好きです。マニアだと思います。
芝居に対して好き以外の感情がありません。

そして、芝居以外のコミニュティがありません、芝居に関与しない友達も、中学校の同級生の青木くんくらいじゃないでしょうか。

今これを読んで下さってる方々も、きっとみんな芝居が繋げて下さった人たちだと思います。

読んで下さってる人たちも携わり方が違うだけで、きっと芝居が好きですよね?



僕は芝居を好きな人が好きなんですね。

芝居を観る、作る、演じることが好きな人が好きです。
そんでもって、僕のまわりには好きなものしかないので、だから僕は他人が好きでいられるんですね。



納得。

すっきり☆


お芝居を頑張るのは役者なのだから当然ですが、"もっと"を与えてくれるのは周りの皆さんです。

感謝という言葉じゃ足らんですね。

親が子供の為ならなんでもできると思う心が愛なのであれば、僕が周りのためになんでもできると思う心もたぶん愛です。

だから自分の個性がもしかしたら"愛情"であるかもしれない事は、僕にとってすごく誇らしい事です。


自分がどんなに望んでも、ずっと手に入れられなかった"個性"というものを、いつの間にか周りに与えてもらってたってことです。

それってすごくないですか?

まだこれが個性かはわかりません、そもそも個性って自分で決定するものじゃないような気もしますしね。

だけども、とりあえず今は『相手を思いやる芝居において丸ちゃんの右に出るものはいないね!』と言ってもらえる役者になる事が僕の目標になりました。
ありがとうございます!!

この個性の芽を大事に育てようと思います(*´ω`*)


そして、このことに気づかせてくれたオバスマという作品は、一生忘れられない、とても大切な作品になりました。
ありがとうオバスマ!好きだオバスマ!!

いやぁ、我ながら気持ち悪いブログを書いてしまったぜ!!
おいおいどうするよ、これ載せるのか?

勇気いるなぁ。。。

数えてみたら、愛という言葉が5回、好きという言葉が11回も出てきてます。
ストーカーからのラブレターでも、そんなに沢山好きだ愛だと書きはしないでしょう。

自分が恐ろしいです。

深夜におっさんが気持ちの悪いブログを書いています。

ホラーです。


しれっと、ほとぼりが冷めてから、しれっと更新します( •̀ᴗ•́ )