関ヶ原で一人の人達の人となりその1 | 「これはペンですか?」「いいえ、これは丸山正吾のブログです」
『関ヶ原で一人』絶賛公演中です。



稽古中から、この座組の人たちいいなぁと思っていて、個々の推しポイントを個人的見解に基づいてアレしようかな的な久々ブログです。

つまりぼんやりとした役者紹介ですね。

基本的にはネタバレ無しです、でも、作品を観てからのほうがオススメです。
理由は特にないです。

うそです。

本当は無意識でネタバレしてたら怖いなっていう理由です。




まずは今公演の座長、ボクラ団義のコメディマスター、『大神拓哉』!!

かわいい。まずかわいい。丸い。全部丸い。全部かわいい。好感度の塊のような見た目、サービス精神の鬼。稽古中、どんなタイミングでもボケる。
稽古場が良い空気になる。
そしてたまに久保田さんが本当に怒ってるっぽい時があるが、それでもボケる。
結果、久保田さん笑う。

でもダメ出しは誰よりも真剣に、理解するまで聞く。(←これ実は、なかなかできないです、わかったフリとかしちゃうもん。)
おーがくんの事は10年近く前から観ていて、今回初めての共演ですが、本当に頼りになる。
初めて共演した気がしないくらい一緒に舞台に立ってて気持ちが楽です。
すごくいい人ですし、これはボクラ団義の団員さん皆さんにいえる事ですが、とにかく優しい。

優しくて明るくてサービス精神鬼盛。こんなん絶対みんな好きになるよね。

劇中、僕が、おーがくんを可愛がる瞬間があるのですが、これは単純に僕が彼を可愛がりたかっただけかもしれません。

おーがくんのコメディセンスは周知の通りですが、感情的なシーンがすごくリアルで、すごく引っ張られます。
嘘がない。
きっと毎回その場で感じてお芝居してるんだろうなぁ。
涙腺ぶっ壊れおじさんであるわたくしとしては、同じシーンにいる時にそういうお芝居されると、立て直せないレベルで泣いてしまうので、勘弁してほしい。

きっと明日も泣かされる。

【推しポイント】
驚愕の長ゼリフ!!
本当に凄いです!!膨大な台詞量を喋りまくるシーンがあるのですが、もうね、遊園地。
耳だけじゃなく、目でも台詞を聞かせる技術、センス。
役者見たら『うわぁ、ぜったいやりたくないよぅ』と思うような長ゼリフを軽やかに、でも正確に、遊園地のようなワクワク感でもって聞かせてくれる。

凄い数の技術的な手法を使っているのですが、サラッと使ってるので、たぶんあまり気づかないのではないかと思うのですが、観た人の中で『なんか、おーがさんの長ゼリフ、楽しいな』と思った人は沢山いると思います。
"キャラ"だけじゃない、高度な技術を連発してるのです!!お客さんを飽きさせずに楽しく情報を伝えるというサービス精神が爆発しとります。

まじ推せます。裏から見てます。



王者の星『根岸愛』!!!

今回初めて共演したのですが、かなりの人見知りであるわたくしが、全く見知らず話せた奇跡の人。
とにかく受け皿が広い。
太陽オーラがある人。あ、オーラとか僕は見えませんが、たぶん見える人から見たら爆裂太陽オーラがギンギンだと思います。

ずっと楽しそうにしている。
とにかくずっと笑っている。
きっと、お祭り野郎だと思います。
コメディセンスも抜群。
『えーーーーーー!!』という台詞が個人的に異常に面白い。

されど、澄んだ湖のような綺麗な声、色気のある声というか、聞き心地のよい声ですよね。
あと体幹が異常に強い。
相撲なら即敗北。

【推しポイント】
ネタバレなため言えませんが、観た人は『あそこのシーンだな!』と一発でわかるシーン。
客席が涙の嵐になります。
舞台上も、もちろん我らも涙の嵐です。
すごいです。すげぇっす。
劇場全滅の広範囲攻撃です。
とんでもない集中力というか、何でしょうね、"本物の感情"というか、すげぇっす。
おみそれ。
あと、やっぱり『えーーーーーーー!』が好き。
目覚まし用に録音させてくれないかしら。



みんなの天使『森岡悠』!!

このブログを読んでくれる人はきっと悠ちゃんの天使っぷりはご存知だと思いますが、とにかく性格が良すぎる。
たぶん前世が菩薩です。
彼女を嫌う人間はこの世に1人もいないと断言できます。
いたとしたら、その人の前世はたぶん悪魔王です。

オバスマで共演したときに『この子はヒロインの星のもとに生まれとる』と思いましたが、案の定最近ヒロインまみれです。
努力家、真面目、素直の三種の神器が揃ってるので、ちょっと見ない間にどんどん上手くなっとります。
あらゆる作品で貪欲に吸収して、きっと来年には更に別人レベルに上手くなっている事でしょう。
まったく末恐ろしい天使です。


【推しポイント】
声!!ヒロイン声すぎて、喋った瞬間『あ、この子がヒロインですな』って思う。
声がジブリ。
瞳もジブリ。
あるシーンで丁度、瞳が見えるシーンがあるのですが、僕はストップモーションなのをいい事に、ずっと見てます。
瞳盗み見おじさんです。

後半とか、もう見てられないくらい健気なシーンがあり申して、裏で泣きながら聞いてまする。


優しき怒り屋『添田翔太』!!

そえちゃんも共演するのは初めてでした。
なのに、もはや細胞単位で息が合う。
お芝居に対する臨み方が似ている気がします。
お互い、ドリブル突破よりパスワークが好き的な感じで。
同じ台詞を同時に言う事が多くあるのですが、稽古中、合わせる練習みたいなものを一切やってないのです。
稽古してくうちに勝手に合った感じで、今も具体的にどういうタイミングかと聞かれると、『えーと、、なんか適当なタイミングですぅ』と答えざるをえないです。

そして何故か合わせようとするとズレるんです。
適当なタイミングで放り込むと合う。

これは細胞が融合している。きっとそうだ。そえだ。
( きっとそえちゃんが合わせてくれてるんでしょう
)

そえちゃんにはよく怒られます(正しくはツッコミ)
後輩に怒られるの大好き系俳優としては最高のご馳走です。
ヘラヘラしちゃいます。
優しさ溢れる怒り方なのですよ、愛のある語気強めのツッコミ、好きだなぁ。

愛情深く繊細で優しい、良い男です。
もしも我輩がムチムチぷりんぷりんのめちゃモテ女子だったら、是非旦那に欲しい。


【推しポイント】

嫁を語る表情。

ロスト花婿を観たときも思いましたが、表情が抜群に良いです。
優しさに満ちた真っ直ぐな表情!!
ガラスっぽい!!ちょっと語彙力イカれてますが、とにかくガラスっぽい表情!美しい!!

受け芝居の天才(のぶさん談)
見て!絶対見て!損しない!絶対!


脅威の総合力『野口真緒』!!

個人的には2度目の共演です。
実は、まおちゃんが中学生のときから知り合いで、親戚のおじさんのような目線になってしまうのですが、まあ可愛い。可愛さが服きて歩いてるくらいのキュートっぷり。
目の中に入れてもスキップしながら鼻歌奏でられるくらい痛くない。それくらいの可愛さ。
中身は、すごくしっかり者で真面目、超ストイックな努力家です。
一言で言うなら、役者としてめっちゃかっけぇのです。
お芝居も、台詞うまー!滑舌良ー!!動けるーー!感情生っぽーー!と、オールラウンダーすぎる!!
まおちゃんが台詞を喋った瞬間の"主人公チーム感"が半端ないです。
これは完全に持って生まれた"華"でしょうね。

普段は穏やかでキャピキャピしてる訳じゃないのですが、食べ物の話になった瞬間にテンションが爆上がりして、5歳くらいの幼女化するところもおじさん的激萌えポイントです。

【推しポイント】
正直まおちゃんは全シーン高クオリティで、スラムダンクで言うなら山王工業的な、初めの一歩でいうなら鷹村的な感じで全てが必殺なのですが、あえて1つ挙げるとしたら、これもネタバレなため多くは言えないのですが"たすくを掴んでるとき"です。
あのシーンは見た目的にも震えます。そしてその後の台詞。
すごいシーンです。



セクシー貴族『黒貴』!!

イケメン!!お顔も、性格も、声も!!
前世は貴族です。これは確実です。知らないけど。絶対。
まあ色っぽい。全てが。
普段話してるだけでも、『ああ惚れるわぁ』ってなります。
また格別に優しいんだこれが!!
イケメンのくせによぅ!!
本番中も楽屋に戻ると、汗だくの小汚いおっさんに『まるさん、ナイスプレイ!』って、笑顔で言ってくれるんですよ!!
惚れるだろそんなもん!!性別越えてメロメロですよ!コロッといきますわい!!
そして、ビビるくらい真面目!!稽古が終わったあとも、1人残ってずっと殺陣の練習しとるんですよ!
ミスした台詞延々練習しとるんですよ!!
惚れるだろうが!!当たり前じゃ!惚れるわ!!

【推しポイント】

胸ポンポン。

これに尽きる。えげつないくらい優しさ溢れとります。
最後のほうの○○を○○○○ながら言う台詞も素晴らしいの一言。
あ、あと『方々ぁ!!』が痺れる。


モンスター『ゆういち』!!

苗字は高橋というらしいです。
でももうひらがな四文字でインプットされてしまったので、ゆういちです。
僕は基本的に後輩でも君付けして呼びます。
気が小さいので呼び捨てにするのは、なんか偉そうな気がして忍びないのです。
ですが、ほぼ初対面で呼び捨てしました。

理由は不明です。"ゆういちだから"としか言えません。
とにかく不思議な男です。
薄めた毒のように、気づいたらみんなゆういちに夢中になっています。
理由はわからないけど、すごく面白い。

『10年一緒にいてもまだ面白い』とは大神君談。

本当に、次に何を言うかわからない。
どういうリアクションをするかわからない。

でも次の瞬間には必ず面白い事になる。

モンスターですね。
すごく頭も良いし、物腰も柔らかい、でも何が変なのかもわからないのですが、なんか変。

ああ!説明しづらい!!ゆういちめ!!

とりあえず穏やかで、めちゃくちゃ優しくて何でも受け入れる男です。
気づいたら目で追っていて、気づいたら好きになっていました。
なんか悔しい。

【推しポイント】
普段は、ぽやんぽやんなゆういちですが、あるシーンは『あ、くそぅ!かっけぇな』
と思ってしまいます。
すごく良い顔してるのです。
地の声がすごく良いので、それも相まってとてもかっこいいのです。
"不器用な優しさ"みたいなものが彼の強い武器だと思いますし、推しポイントです。


まさに春の子『春原優子』!!


初めての共演ですが、ボクラ団義ではおっきーの次に知り合い歴が長い、春ちゃん。
僕はずっと"春ちゃん推し"を周囲に公言しておりました。
ボクラ団義を観るたびに"春原さんががんばってた""春原さんが上手くなってた"と、さも友人のように
他の人に言っておりましたが、実はほとんど話した事はありませんでした。
今回共演してみて、森岡悠ちゃんとは別のタイプの天使でした。
本当に純粋。献身というか、白衣の天使的な慈愛の人です。
マリアっぽい。

とにかく穏やかで優しい。
たぶん戦争止められるタイプの人。
今回は丸山のお嫁さんの役なのですが、この人だから僕の役が成立していると断言できます。
もし別の女優さんが栄役をやっていたら、僕はかなり違う役作りをしたと思います。
春ちゃんがやる栄を愛する人とはどんな人格だろう?と考えて、今回の形になりました。
春ちゃんで良かった。
足りないものを埋め合うのが夫婦だとしたらどうなるだろう?と考えましたゆえ。
あ、なんか恥ずかしくなってきたのでこのあたりで。


【推しポイント】

笑顔。
後半シーンも素晴らしいのですが、丸山的な推しポイントは笑顔です。
パカーッとした笑顔。素晴らしい。
どんなシーンでも一瞬で和みます。
仕事で嫌な事があってもあの笑顔の為ならがんばれるなぁって思える笑顔です。

才能です。

真面目さと心根の優しさがお芝居に乗ってるところも推しポイントですね。


後半へ続く!!