関ヶ原で一人の人達の人となり3 | 「これはペンですか?」「いいえ、これは丸山正吾のブログです」

とか言いながらやはり本番前に読んで貰って、最後の一公演を楽しんでもらいたい欲求に負け、書いてしまう。。

異次元俳優『佐藤修幸』!!

すげえすげぇとは思っておりましたが、まさかここまでとは。
のぶさんが最近出演した舞台はだいたい観ていたのですが、毎回素敵なのです。
『あれ?なんかおかしいぞ?のぶさんってプロデューサーのはずなのに、観に行くたびに毎回のぶさんすげえって思ってるぞ?なんか変だぞ?』
と思っておりましたが、初めて共演して確信しました。
この人マジですげえ役者です!!
芝居狂いです。芝居が好きすぎる人。
持ってくる芝居プランのセンス、異次元!!ですが、圧倒的演技力によって、異次元なプランが成立してしまう。
発声、滑舌などの基礎能力が如何にお芝居を自由にさせるかを再確認しました。
基礎の化け物。


【推しポイント】
全体像は、観たお客様は絶対気に入ると思いますので、あえて言わなくていいですね。
大谷吉継、本当に素晴らしいですからのう!!
少しマニアックなポイントなのですが、のぶさんは台詞の入れ方が本当に素晴らしいです。
添えるように台詞を入れるというか、言葉にしづらいのですが、相手の台詞の終わりにスっとのぶさんの台詞が入ってくる感じが、何とも言えない匠の技です。

あと、やはりコメディセンスも半端ないので、プロデュース業は程々にして、年間12本くらい出演して欲しいです。観たい。
真っ二つにぶった切ったら、その二つがそれぞれ再生して、2人ののぶさんになって、プロデューサーと役者として別々に活動すればいいのに。
よし、明日真っ二つにします。


心優しきお肉『内田智太』!!
うっちー!!
ボクラ団義の良心です。写真の笑顔が可愛すぎる。
やさしい。。誰にでも、どんなタイミングでも。
良い奴!本当に良い奴!!人懐っこいですし、なにせ真面目!!お芝居に対しても、すごく真面目!!
人見知ってそわそわしていた丸山にガンガン話しかけてくれた稽古序盤の恩を、僕は忘れないぞ。
『ボクラ団義って優しい劇団かも』と思った切っ掛けの人。
殺陣が本当に上手で、丸山が適当に振っても『大丈夫です、思いっきりやってください』と、全部合わせてくれる。すごい反射神経。
アドバイスも超的確だし、優しさに溢れている。
発声がすごく良いので、うっちーの台詞はお客様もすごく聞き取りやすいと思います。
でも、ウォーキングをするのはぽっちゃり好きな丸山としてはいただけないので、ガンガン食べてほしい。

【推しポイント】
吉川は存在がもう曲者ですので、出てるだけで楽しいと思います。
やはり音楽がガンガン鳴ってても綺麗に聞き取れる台詞力は、本当に宝物ですな。
個人的には、オープニングのジャンプ斬りがマジでかっこよくて惚れる。

重力の支配者『松藤拓也』!!

ENGをよく観劇されるお客様にはおなじみ、反重力装置搭載の、まっつんです。
シンプルに化け物です。
身体性の鬼。
本当に何度でも聞きたい!!
『君、重力って知ってる?』と。
彼にだけ働いてない、重力。
ニュートンに土下座してほしい。
中身はスーパー好青年です。誰よりも早く来る。自分にできる仕事を常に探している。真面目で、向上心の塊。まぁ優しいですし、明るいくていつもニコニコしている。惚れ。
お芝居も、キャラクターの選び方がとってもセンスがあります、秀忠とか、とっても面白いです。

【推しポイント】
武蔵。
観ればわかる。言語不要の存在感。
アメリカ人でも『オウ!ファンタスティック!』って絶対言います。
あと、眼が良い。ギラギラしている。


本物の王子『福田智行』!!!

一緒に撮った写真が何故か見つからないのでTwitterから盗みました。けへへ。
ともくんは、マジで王子。とんでもねぇイケメンです。さりげないツッコミが面白い。

でも、めちゃくちゃ穏やかで物静か。気づくとのぶさんが壊した小道具をいつの間にか修復している職人でもあります。
わんぱくさんが暴れてる横で、いつもふふふって笑ってます。
何その落ち着き。王族なん?イラッとするときとかないの?と不思議に思います。
あまりにも穏やかなので、きっと突然股間にサッカーボールキックをぶち込んでも、ふふふと笑って許してくれると思います。
なので千秋楽の前にぶち込んでみます。

【推しポイント】
本物の○○○なのですが、本当感がすごい!!
立ち振る舞いに気品があります。
個人的にはラストの右手を左手で掴むところが、とっても好きです。初めて見たとき『うわぁ、それいいいい』とテンションぶち上がりました。
その後の台詞も悲痛で、見てて心配になるほどの内的エネルギーです。こういう、無茶する役者、僕は大好きです。


新人三人娘『花崎那奈』『三栗千鶴』『緑谷紅遥』!!
次世代のボクラ団義を背負う三人娘!!
花崎ちゃんはおしとやか、三栗ちゃんは肝が座っている、くれはちゃんは頑張り屋。
もう3人組でデビューできますよね。
個性がぶつかってない。ボクラ団義は良い新人たちを獲得したなぁと、劇団をやってるものとしてはとても羨ましく思います。
みんな真面目で素直で作品への愛があります。

【推しポイント】
花崎ちゃんは、たおやかさと基礎能力。
白い花っぽい健気さ。
三栗ちゃんは、いじらしさ。
あと溌剌とした個性的な声が良いです。
くれはちゃんは、身体性と感情の深み。
血を拭く仕草が想いが強くて素敵。



そして最後はこの男。

最後に回すには理由がある。
『竹石悟朗』!!!

今回でボクラ団義の劇団員としては最後のステージ。
覚悟の漢です。事務所の同期です。
明るいくて暗くて強くて弱い、相反する性格が同時に存在する不思議な男です。
ものすごく子供で、ものすごく大人。
超人懐っこい、甘えん坊な可愛い人。
でも自分にものすごく厳しい人。稽古場から、ごろちゃんの台詞のミス、殆ど見たことないです。
台本を持ってる姿も。
自分に対する責任だとか、覚悟が半端ない。
誰よりも熱く、高い理想に向かって邁進しております。会った時からずっと。すごい男です。
そんなごろちゃんがボクラ団義での最後の役が三成、そしてそれを大神君が見送るというのは、本当に素晴らしい。
【推しポイント】
やはりごろちゃんはどこか影のある、寂しげな美しさがハマります。太宰治っぽいというか、俯きがちな横顔にうっとりしてしまいますね、三成の所作や立ち振る舞いが本当に美しいです。
個人的には淀の方とのシーンがマジでエロい。
『どちらか?』のあとの照明が消える直前が本当に色っぽいです。
サラッとこなしている殺陣も、本当にすごい!!
すごい技を普通にやってる。とんでもない速度で。
殺陣の質が作品や役によって変わるのって、僕は詳しくないですが、めっちゃすごいと思うのです!!
裏向きなので、お客様には見えないのですが、最後にたすくを見るときの三成の眼がね、本当に凄まじいのです。
もう、言葉に出来ませんが、アレは物の怪の類いです。
美しすぎて死にます。
劇団員としては最後のごろちゃん、目に焼き付けてください。僕も目に焼き付けるぞう!!


あ、最後って言いましたが、この人を忘れてました。
赤ゲージからでも逆転するぞ!『宮井矢印いっぱい』
劇団の先輩です。
安国寺恵瓊をやってます。
最近改名して、矢印たくさんのめんどい名前になりました。
"しんくうはどうけん"って読みます。
入力コマンドをそのまま名前にしたみたいです。

【推しポイント】
全体的に楽しげなので暖かく見守ってあげてください。

今度こそ寝まする☆

千秋楽、座組一同全身全霊でお客様をお迎え致しますゆえ、最後まで『関ヶ原で一人』を是非応援してください。
それでは、夢の世界へ旅立ちます。

おやすみ俺。