自問自答 | あやちーゆるだらdiary

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自分の身の周りのこと、楽しんだこと、日々のぐちなどゆるくダラだらとかきつづってます。2011.11.17開始

今日は仕事でのことでアップしたいと思います。

 

昨日、一人の方を看取りました。

 

1か月前に肺炎と尿路感染などをおこし、入院されたAさん。

 

糖尿病の悪化もあり、片足も循環不全をなり、壊死が進行。

 

強い痛みを訴え、施設でできる範囲の治療を開始するころの入院でした。

 

入院中の治療で、肺炎と尿路感染は治癒しましたが

 

老衰と認知症が進み、拒食・拒薬の状態になりました。

 

拒薬のため、足の強い痛みを訴え、

 

病院では点滴を1本しながら、投薬で対応。

 

その他にもたくさんの病気を抱えていました。

 

治療できる病気は治療はしたものの、拒食・拒薬はつづき

 

老衰を進んでいく中で

 

住み慣れた施設へ戻るという選択肢が主治医から提示されました。


病院嫌いのAさん。


住み慣れた施設に戻れば、食べ始めるかもしれない、生きる元気が戻るかもしれない


その反面、点滴は中止するので、拒薬・拒食が続けば、数日でなくなるかもしれない


この二択から、自分たちが見れないぶん、住み慣れた施設で息を引き取ってもいいとの思いもあり、施設へと戻ることを選びました。


病院から施設に戻って


2日目


約1ヶ月ぶりに入浴、大好きな氷水を少量だけ飲みました。


「こんな澄み切ったおいしい水は久しぶり」と言って。


そして、三日目には意識がなくなり、

その夜、家族に見守られながら、息を引き取りました。


 そのお顔は穏やかな表情に見えました。


そして、家族と最後に着物へ着替えをして、施設からお帰りになりました。


家族には

「ここで最期を迎えられてよかった」との言葉を貰いました。



この3日間、出来ることをしたつもり。


家族の希望とはいえ、病院にいれば、点滴がはいっていたから、もう少し痛みの緩和できたかもしらないし、生きられたかも。


本当にこれでよかったのかな。


家族や本人の思いに応えられていたのかなって、自問自答している自分がいます。


看取りをするって、本当に難しい。