自分で解かない解き方 | 世界は「ことば」でできている 〜文系講師の受験ブログ

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令和百人一首リレーの管理人です

国語の場合は「答えが目の前に書いてある」わけで、

自分の意見や考えを持ち出す必要はありません。

 

作者の言葉をそのまま理解するだけ。

 

このブログでは、ずっとそんなことを書いてきたわけです。

 

えーと、

 

こことか。

 

読めない場合は語彙不足だから語彙を身につけましょうと。

 

ここですね。

 

評論文キーワード」は大学受験用ですけど、

高校受験でも使えます。

 

作者は味方です。

 

そうなると出題者が唯一の敵なわけですが、、、

 

あっ。

 

 

「何ということでしょう!(サザエさんの声で)」

 

 

「敵だったはずの出題者が、

 味方になってくれているではありませんか!」

(まさに匠)

 

 

「やーっ、これは、これは驚いた!」

 

 

途中で番組が変わってしまいましたが、

そういうテストがあるわけです。

 

特に中学入試では意外に多いです。

 

以前にも海城の過去問の記事で書きました。

 

「記述問題」を出すいくつかの学校では、

出題者が自ら、

「こういう道筋で記述の答えを書いてくれ」

と誘導することがあるわけです。

 

そういう親切な学校では、

記述はちゃんと書いておかないとマズイです。

ほとんどの子が書けちゃいますから。

 

 

これは「選択肢問題」でもありえます。

 

私は「消去法」は全く好きではありませんが、

たまにはやってみるかと一個ずつ消していくとします。

すると、

「他の選択肢があまりにもヒドいので、

 選択肢がクロちゃん一個しか残らない」

 

そんな親切な学校もあります。

 

そういう学校は選択肢問題で落とすとマズイです。

ほとんどの子が選べちゃいますから。

 

模試にはあまりない、ちょっとしたサービスですね。

模試は解けないけど過去問は解ける。

国語の場合はそういう子は結構多いです。

 

 

したがって過去問を解く際には、

 

「この学校は記述が結構甘い」

 

「この学校は選択肢が結構甘い」

 

そういうことまで把握しておくといいです。

 

傾向を把握していることで余裕ができ、

落ち着いて取り組めるうえ、

時間配分でも幅が広がります。

 

これが、

「出題者までも味方につける」ということです。

 

算数もたまにあります。

 

最初は答えの見当もつかなかった問題が、

最後まで順番に解いていくと自然と解けてしまうよう、

誘導している問題ですね。

 

「出題者が味方になる」のイメージ

 

こうなってくると、

他科目に比べ、

国語を解くのがイヤな理由なんて、

あと一個くらいしか残らないです。

 

理科や社会や算数は「見たことがある問題」しか出ない。

 

なのに、

国語だけは「初めて読む問題が出る」こと。

 

ただこれも、

考えようによっては全く問題がない、

それどころか、

むしろその方が良かったりします。

 

続きます。

 

次回は、

「初見の問題もへっちゃらだ!」

「カツオ 涙の統一模試」

「タラちゃん お受験宣言」

の3本です。

 

 

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