ルームメイトはオーストリア出身で、母国語はドイツ語とスロベニア語、他に英語とロシア語を完璧に話し、ラテン語も少しわかります。
そんな彼女のことなので、フランス語の習得もあっという間だろうと思っていたのですが、着いてから2ヶ月たつのにまだ挨拶しかできていませんでした。
よくよく話を聞いてみると、交換留学に付いている語学学校のプロジェクトがひどくて、ほとんど授業がないそうなのです。
そこで、私も DALF が終わて時間があるので、ボランティアでフランス語を教えることに。
ボランティアとはいっても、英語とフランス語でフランス語を教えた経験はほとんどないので、半分くらいは自分のためでもあります。
家には彼女の他にネイティブも住んでいるので、私が教えるのもなんかな〜と思っていましたが、先生としてのキャリアは私の方がありますし、どうやって教えれば良いかもわかっています。
ネイティブはそもそも彼女にフランス語を教えるのも興味ないようなので、私が引き受けることにしました。
英語でフランス語を教える、とタイトルには書きましたが、彼女のためにもなるべくフランス語で教えるようにしています。
私は確かにフランス語の方が得意ですが、彼女がわかるレベルの語彙だけを使って易しく説明するという意味では、英語で教えるより難しいと思うこともあります。
詳しい説明が必要なところや、理解してもらえなかったところだけを英語で補足しています。
彼女の英語がほぼ完璧なので、進みはとても早いです。
日本人だったら、名詞の前に冠詞が入る話とか、動詞が変化する話とかもしなければなりませんが、そういう説明は省けます。
語順もほぼ英語と一緒なので、単語と変化さえ教えれば簡単なことは言えるようになります。
毎日1時間くらいのレッスンで、復習もしつつ1週間で、ABCから始まり、数字、日付の言い方、être, avoir, aller, er動詞の活用まで終わりました。
Aller + inf. で未来、avoir + p.p. で過去、まで教えてあるので、すでに現在・過去・未来の話ができるようになっています。
来週の水曜日には er動詞を100問テストします😊
昨日も
Qu’est-ce que tu as fait aujourd’hui ?
と聞いたら、
J’ai fais des courses, j’ai parlé avec mon amie, j’ai travaillé, j’ai mangé.
と返ってきて感動しました😭💕😭💕
彼女とはあと2〜3ヶ月一緒に住む予定なのですが、どこまで教えられるか…
完全に私の自己満足の世界ですが、彼女がペラペラとフランス語で話しかけてくれる姿を見てお別れしたいです。
Alphabétisation の教材も使って、発音や読み方も強化しているのですが、どうやら彼女にとって難しいのは en, un, in のような鼻母音のようです。
ドイツ語にも r や ou はあるらしく、その辺は問題ないのですが、un が 「ア」となってしまい、n がいつも聞こえません😅
日本人の生徒さんはそんなに問題なかったところなので、ちょっと意外でした。
もうひとつ、初心者さんのレッスンで気をつけているのは、リエゾンを必ずさせることです。
Il est を イル エ
と発音したら、絶対に許しません😂
本人が気づくまで non, non と言い続けます。
最初はどこが間違っているかわからなかった彼女ですが、最近は「あっ!リエゾンだ!」と気づくようになったのか、1回の non ですぐに直せるようになりました😊笑
毎日教えるのが楽しくて、時間があっという間に過ぎていきます。
私、やっぱり教えるのが好きです😍💕
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