Airfix 1/72スピットファイアを二種類
最初は前回の記事で部品の状態で紹介したスピットファイアMark1aをご紹介。 最初のスピットファイアMk.1のエンジンをマーリンⅢに変更し、二枚だったプロペラを三翅に変更したのがMk.1a1942年1月までに合計1556機が生産されました。 キットは1/72というスケールながらもご覧のようにコックピット内部もけっこう頑張って再現されており、素組でもなかなか見ごたえのある物になっていると思います。 旧金型のMk.1はプロポーションはいい感じだけど組み立てにくいという問題がありました(まぁ大昔のキットだから)。この新金型版はパーツ数を抑えながらもスピットファイアらしさをよく表していると思います。さて次はスピットファイアMark.22です。マーク22は最終型であるMk.24のひとつ手前の機種でグリフォンエンジンを搭載して5翅プロペラになったその姿は先に紹介したMark1とはまったくの別物になっていますが、それでも翼や胴体のラインはまぎれもなくスピットファイアです。 このキットもMk.1a同様にとくに問題なく組み立てることができました。あえて注意点を挙げると、各パーツの遊びがないのでコックピットが組み上がったら、左右の枠を少し削ったほうが胴体に会わせ易くなります。そうして組みあがった胴体と翼の合いも少しきつい感じがあるかもしれないので、テープなんかで仮組して調整するポイントを決めておくほうが良いでしょう。ついでに冒頭の画像に写っていた車両を紹介します。 これもエアフィックスのキットで、燃料タンク車と燃料補給ポンプ車のセットになっています。これはかなり昔に出たキットなので全てのパーツにバリがあり、一見するとろくでもないキットのようですが、車体下部の見えない部分まで再現されており、頑張って組み立てるとなかなかイイ感じに仕上がります。 これは燃料タンク車のシャーシ部分。細かいでしょ(笑)。 最後にちょっと気になったことを。名前は出さないけど某ブログでエアフィックスの新金型キットについて昔のマッチボックスのキットなみの運河彫りでセンスがない駄作というような文章を見ましたが、そんなことはありません。マッチボックスのキットはたしかにボヤーッとした太い運河彫りのモールドですが、新生エアフィックスのキットはそこまで酷くないし、むしろやたら繊細な筋彫りよりもいいのではないかと思っています。飛行機キット作ったことがない方は、1/144のガンプラより少し繊細な筋彫りだと考えてくれれば間違いないと思います。まぁ細かいこと抜きにして完成した姿がカッコイイし、今回紹介した二機種とも千円以下で買えるのだから、優良キットだと思いますよ。