2023年5月11日(木)午後6時から放送されたNHK総合 首都圏ネットワークでスタジオから生出演しました。
早朝4時16分ごろ、スマホから緊急地震速報が流れて、飛び起きました。
緊急地震速報が流れた場合にはスマホの画面を確認するのではなく、次に来る大きな揺れに備えてください。
今回東京は震度4程度の揺れで済みましたが、今後1週間程度は大きな揺れに襲われる危険もありますので、注意が必要です。
午後1時から3時まで新宿の実家で撮影がありました。
今回は寝ている時に大きな揺れに襲われたらどのように行動すれば良いかをお伝えしました。
近くにお子さんが寝ている場合には、仰向けで寝ていたら、腹ばいにして大きな地震が来ることを知らせます。
掴まるものが近くにあった場合には、直ぐにつかまって大きな揺れに備えます。
近くに掴まるものがない場合には、布団や床の上で「カエルのポーズ」をとって揺れに備えます。
頭を抱える「ダンゴムシのポーズ」では体の安定を保つことができません。
大きな揺れの直後は室内にガラスの破片が飛び散っている場合が有ります。
スリッパまで安全に向かうため、スマホのライトを低い位置で構えて、ガラスを見つけます。
横から光を当てると影ができるので発見しやすくなります。
この光の当て方は警察の鑑識係が遺留品を見つけるときに行なっている方法です。
スリッパの中にも、ガラスの破片が入っている場合も有りますので、内部のゴミを落としてから履いてください。
ドアが開きづらい場合もあると思います。
その場合には、無理をして開錠するサムターン(ツマミ)を回さずに扉を上下させて隙間を作りながらゆっくりとサムターンを回してください。
力任せにサムターンを回転させるとツマミが折れて空転してしまいます。
屋内に居ることが不安な場合には、一時的に屋外に避難します。
余震により壁面のタイルや窓ガラス、看板等の落下物も有りますので、周囲を確認しながら慌てずに外に出てください。
電柱が折れて、電線が垂れ下がっている場合には、電線には決して触れないでください。
感電する危険が有ります。
住宅密集地では大規模火災の危険も有ります。
日頃から広い場所を3ヶ所見つめておき、早めの避難を心がけてください。
学校の校庭へ避難を検討している人もいると思いますが、校庭程度の広さでは火災の熱に耐えられない場合も有りますので、よりも広い場所が必要になります。
番組の内容をまとめた動画(6分24秒)がNHK NEWS WEBに掲載されておりますので、お時間がございましたらご覧ください、
NHK NWES WEB
「寝ている時に地震」どう対応し備えればいいか 防災士に聞く
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230511/k10014064391000.html