まだ家族がウチにいる頃(笑)、子供たちが拾ってきた野良猫が今も健在。
当時は家の中で飼っていたんだが、新たに家族ができて乳児に猫の毛が良くないということで人間様の勝手な都合で急遽外飼いに変更。
ひどいね((+_+))。
離婚して一人暮らしになったから外飼いにしておく必要も無いんだが、もうトイレは覚えないだろうし、そもそも俺が仕事で職場に泊まることが多く、そのままお外。
でも野良猫とはいえ、冬は毎年不憫で何か簡単な小屋でも作ってやりたい気持ちではいた。
今年の冬は特別寒いので何とかしてやりたいなあと思って、でもアタマにイメージしてる完璧な小屋を作るほどの時間はない・・・。
ってことで、とりあえず寒さを凌げるだけの最低限の環境を作ってやることに。
まあ、最低限といえばスーパー行って段ボールもらってくるだけでもいいんだが、昔使ってた電気アンカと、廃棄待ちのBSチューナー、木箱を使って簡単にヒーターを作ってやることにした。
電気アンカは「山形」といわれるオーソドックスな形のやつなんだが、これでは猫には適さないから、スチール製の薄い箱にアンカの内部を移植すれば快適な寝床ができるだろうと。
電気アンカの中身はとってもシンプルで、雲母板のヒーター部とバイメタル式の温度調整部、それと安全装置としての温度ヒューズだけ。
一番怖いのは発火することだが、温度ヒューズ(110℃のがついていた)があるから安心。異常により内部が高温になり始めると110℃になった時点で低融点合金でできている温度ヒューズが溶け落ち、そこを流れて発熱部に行ってた電気は遮断される。
つまり発火するずっと前の段階で電源が切れ発熱は止まる仕組み。
ネジ外すと両側に穴が開いてて眼鏡みたいだから「メガネ型温度ヒューズ」なんて言われてる。
BSチューナーを分解。
基板を取り外す。
高さもちょうど良さそう。
電気アンカのほうはスクリュー2本で固定するようになってるんで、BSケースの底に穴開けするつもりだったが、底にはたくさんの放熱穴があいてて、少し斜めにしたらそのまま取り付けできた。
穴のサイズもちょうど良くてサイコー!
BSケースはあちこち穴だらけでこのままでは熱がみんな逃げてしまうから塞がないといけない。
保温性を考えたら発泡スチロールの板とかで塞ぎたいが、発熱部だからね、大事をとってアルミテープで塞いだ。
電気代は「強」で作動しっぱなしでも200円/月未満。
一部放熱用にケース上下の穴を残した。冷たい空気は軽くなって上に昇るので、これで温まった空気はケース上部の穴から出てその分下の穴から冷たい空気が導入される(と思うw)。
木箱にもちょうど収まった。
が、座布団乗せると天地がかなり狭くなってしまった。
まあいいか、猫は狭いところが好きだからちょうどいいんじゃないかな?
と、この状態で1日置いてみたが、翌日覗いてみると座布団が邪魔だったらしく、奥に追いやられていた。ケースに直に乗るとたぶん熱いはず。熱いほどでなくても低温やけどする。
ってことで、ダイソーのカラーボックス用の猫箱を使うことに。
室内でカラーボックスに入れて使うためのものなので天井がない。
まあ、これは暫定的なものだから縁台の下に入れて屋根替わりにしてもらうしかない。
サイズもギリギリでピッタリだった。
そっか。BSチューナーがカラーボックスに収まるサイズにしてあるのかぁ(ほんとか?w)
座布団を置いて完成。
元々これの座布団なのでピッタリは当たり前。
縁台の下に入れて暫定処置完了。
天井がオープンだからちょっと背中が寒いだろうけど、まあ壁ができて屋根がついてヒーターで暖かくなったんで無いよりはいいだろう。
縁台も作ろうと思ってるんだが、なかなか時間がなくてゴミコンテナ2つにコンパネ渡してるだけのいい加減なものw。