ピンクフロイド 「あなたがここにいてほしい」 | 運の良い人・まる◎さんの感動日記

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今日は、ヒプノシス+PINKFLOYDの「あなたがここにいてほしい」。



過去に出会っていた人が
今はもう消滅してしまい、
未来には
交わらない人になった。
でも、
本当はあなたには、
私と同じ未来への道に
進んで欲しかった。
時の重力に押しつぶされ
燃え尽きたあなた。
そうなる前に同じ道へと
救い出すことは
できなかったのだろうか。
パラレルワールドは
3,000もの未来をつくって
同時進行している。
あなたにとって
大切に想う人を、
同じ未来へと
誘って欲しい。

そうなる前に、
あなたに愛と勇気の
エネルギーを贈ります。



☆ ☆ ☆

原題は「Wish You Were Here」。
「あなたがここにいてほしい」というのは、原題をほぼ直訳したもの。

このアルバムは前作「狂気」の2年後に発表された作品。
音楽市場の常識でいうと、2年間も新作を出さないというのはあり得ないことで、
2年もほっておいたら市場から抹殺されると言われていた。

新しい音楽をどう創り上げるかというプレッシャーの中で
発売まで難航を極めたが、2年の沈黙を破って発売された本作は、
同時に全英・全米で空前の大ヒットを記録した。

すでにモンスターヒットを遂げた
ピンクフロイドとヒプノシスだったので、
ジャケットはかなりお金がかかったものになっている。

ジャケットは黒の半透明ビニールで覆われた状態で出荷され、
ビニールを破くと、中から白いジャケットと
炎をまとった燃える人物が出てくるというショッキングな演出。

この握手している人は、なんで燃えてるの?? 
さらに中のジャケットデザインは、
静かな真っ青な湖面に逆さにそそり立つ男性の足。
謎に満ちた不思議アート満載でした。

変わり種レコードジャケット全盛期の傑作の一つですね。

当時高校生だった僕は、
お小遣いを貯めてこのレコードが届くのが待ち遠しかった。

当時ピンクフロイドのリーダーである、
ロジャー・ウオータースにとって出来は不満足だったらしいが、
泣きのディブ・ギルモアのギターは炸裂し、
楽曲と楽曲のドラマチックな移行は、
まるでタイムマシーンに乗り込んだかのような感覚で、
陶酔必須の傑作、と僕は思っています。

なかでも「狂ったダイヤモンド」という
ディブのギターが13分も延々と泣き通す楽曲は、
ギター好きの音楽ファンの見地では、奇跡ともいえる出来栄え。

ちなみに、この楽曲にノックアウトされた
漫画家・荒木飛呂彦氏
が「ジョジョの奇妙な冒険」のなかで
クレイジー・ダイヤモンド
という重要なスタンドを登場させる辺り、
いかにこの作品が優れた作品であるかは想像がつくことでしょう。

個人的には楽曲として一番好きな作品ですね。


のちのインタビューでは、ディブ・ギルモアは、
このアルバムが最高傑作だったと証言している通り、
のちに、ロジャーとディブが分かれていくことになるきっかけの作品ともいえます。

それと、かつての天才リーダー、
シド・バレットがレコーディングスタジオに現れたらしいけど、
メンバーからは総スカンされたらしいという逸話もありますね。

☆ ☆ ☆

ちなみに、ボクは高校からピンクフロイドにのめり込み、
当時発行していた「PINK FUN」という同人誌の中ではけっこうメジャーな雑誌に投稿をして
紙面に登場していたものでした。

編集前のデモテープを盗んで発売された海賊版も買ってもってましたね。
そのくらい、ボクはフロイドマニアだったのです。
当然ながら武道館でのライブは観に行きましたよ。
豚が飛ぶは、大型の壁が崩れるはで、泣きましたね。
懐かしいなぁ。この話を共有できる人と飲みながら語り合いたいものですね。