病気のことと母のこと4 | 自分らしくしなやかに

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自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

入院前日のことです



入院期間はとりあえず10日間

 
途中で検査して、結果が悪ければ
もう1クール10日の追加
もしくは外科的手術という選択もありますが
100%治るとは言えないので、
あまりお勧めはしません
 
先生からはそう言われました
 
Sさんとケアマネさんに連絡をして
とりあえず翌日から10日間の
段取りを組んでいただきました
 
ショートに行ったことのない母を
急にショートステイに入れるわけにもいかず
 
なんとか私が旅行に行くときのような
体制を作るしか
方法はありませんでした
 
Sさんも、なるべく来れる限り来ると
言ってくれて
足らずをヘルパーさんで
やりくりする形となりました
 
私は母に
翌日からの入院の説明をし
「Sさんやヘルパーさんにして欲しいことをちゃんとお願いして
とりあえず自分が少しでも心地よく暮らせるように
いて欲しい」
 
「『ヘルパーさんなんてこんでもひとりでできる』って
できないやろ?
ちゃんと頼んで買い物もしてもらってとりあえず
自分のことだけ考えて」
 
と、お願いしました
 
主人のご飯は主人が自分で段取りするから
一切構わないで欲しいとも伝えました
 
母は、もうずっとですが
自分でできもしないしする気も無い?のに
主人や孫に
「ごはんしたげよか?」
「お肉焼いたげよか?」
 
そういう言葉を発します
 
そんなことができるくらいなら
自分の朝ご飯くらい自分でするって言ってくれる方が
どんなに助かるか・・・
 
台所で立って調理をするなんて
10年以上やってません
 
転けていないか、困っていないかと
私に留守に泊まりに来てくれた孫に
「有り難う。心強いわ。なんもできんでごめんね」
 
そう言ってくれたら
多分孫たちももっと母を気にかけてくれたでしょう
 
世話を焼きたい気持ちは分かりますが
自分の受け入れのなさ
その申し出を断ることの居心地の悪さが
遠ざけていることに
今までもいくら説明をしても分かってくれませんでした
 
私は母に丁寧に
「おばあちゃんが認知症って言うなら、『はいはい』って
返事してたらいいけど、違うやろ?
してやろうと言う気持ちは有り難いけど、そんなこと言っても
できないやろ?て毎回毎回、認めさすのが私には負担になるから
お願いだから、入院中も主人に構わないでね」
 
時間をかけて優しく話をしたつもりでした
 
でも、結局その後も、
近くの洋食屋さんに「ハンバーグ頼んでくるわ」といいだしたり
主人の朝のパンを買いに行くと言って階段を降りようとしたり
私のストレスを増大させました
 
おまけにいさめる私に
「そんなきついこと言うから顔がおかしくなる」
と言うようなことまで言い放ちました
 
相手が何をして欲しいでは無く
自分がしてやろうと思うことをしようとする
そういうことは昔からでした
 
入院中、主人に毎晩のように
「○○したげよか?」
攻撃をしたらどうしようと気が気ではありませんでしたが
これ以上はお手上げでした

まぶたがちゃんと閉じないので
シャンプーをしたら目にしみるし
化粧水を塗るときも上から下へ用心し無ければ
おっととなります
 
用意が終わって遅い時間にベッドに入り
片目を絆創膏で止めて寝ました