ナナシー(豊丸)
■大当り確率158分の1
時折人気機種が登場するものの、ジャンルとしては今一マイナーから脱却できない電役機。
独特のスペック(高確率・連荘性・大量出玉)に人気が集まる中、豊丸の機種はそれらのバランスを
調整しながら、ゲーム性の部分でも支持を受け、特に常連人気が高くロングランの設置を見せる台
が数多くありました。
その代表格とも言えるのがこのナナシーでして、大当りの打ち方がややこしいと敬遠される事が
多い電役機のスペックをものともせず、常連専用の島と化しているお店も珍しくありませんでした。
勝負伝説の大ヒットにより「電役機=豊丸」というイメージがホールにも打ち手にもあったようで
メーカーもその期待に答えるべくデジパチ並に開発費をかけていたのかも知れませんね。
6個のデジタルは上下で分割され、先ず上部でリーチになる必要があります。
*上段は3種類の図柄があるのでリーチ発生率は9分の1
下段は中が外れた時点で右は即止まりとなりますが、リーチになればスロー回転となり、効果音
のキーが徐々に上がって行きます。
*下段は4種類の図柄となっており、最終リーチ発展率は4分の1
内部確率との乖離も少ないので見た目の期待感がそのまま信頼度になっていたと言えるでしょう。
期待度アップの図柄の伸縮や、外れる方が珍しい全回転等、数少ない演出も本来の確率が甘いと
いう事もあり、バランス面でも非常に優れていたと思います。
まったり遊べて稀に大爆発を起こし、特に止め時を気にする必要もないという、電役機のゲーム性。
個人的にはこういう台を甘デジとか羽根デジとして設置すべきだと思うんですけどねぇ・・
*nobさんのブログ で動画が公開されています
■ゲームで遊ぶ
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CR武豊S88(ニューギン)
2004年の規約改訂で、確変突入率の上限が撤廃された事により連荘率の高さを
売りにする機種が続々と登場しました。
初期はそのしわ寄せとして初当り確率を下げる傾向にあったのですが、突確機能が
人気となった事からスペックの主流は確率よりも出玉の調整へとシフトして行きます。
現在のバトルスペックはそんな流れの延長上にあるわけですが、実は初期にもそんな
バトルタイプにも負けない超過激なスペックマシンが登場していたのです。
確変突入率は6分の5・・・つまり83.3%。勿論回転制限とかではなく当ればきちんと
次回まで継続します。
にも関らず
大当り確率は驚きの187分の1
しかも
大当りに突確や突単は一切なし。
更に
大当りは全て15R
それなのに
時短も100回ついてきます。
あ
大当りの払い出しは12個なんでここはさすがに少しカットされています。
ね、凄いでしょ?
正に夢のマシンにふさわしいこのドリームスペック。
なのに、何故にヒットしなかったのか?
甘すぎて使えなかった?
とか思った人はいませんかw
実はこの台。
大当り中のアタッカーが3秒2カウントになっていたのです。
・・・・えぇ、スペック知らずに打った人には詐欺みたいな台ですからこれw
でもね、普通の羽根デジ感覚で打てば、非常に面白い台何ですよ、実は。
大当りになったらアタッカーがパカパカ開いてあっという間に終わりですからね。
油断して打ち出し止めていたら気がつけば数ラウンド消化みたいな・・・・w
まだ羽根デジもそんなに認知されていない時代でしたから、この微妙なスペックは
ホールも打ち手も評価しずらい微妙な台と思われていたのでしょうか?
客飛びの早さが尋常ではありませんでした。
自分はこういうのもありだなと結構好んで打っていました。終日稼動した場合の
時短比率が高い機種って、何気に止め打ちによる技術介入効果が高いので
一般に言われるボーダーよりも期待収支を上回る事が多いんですよね♪
気になる出玉もきちんとデータにまとめるとそれなりの数字に落ち着きますし。
↓大当りで合計何個拾ったかデータ。
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当時平均出玉が気になって丸1日大当りの度にカウントしたりもしましたw
この台は大当り図柄も12個あって、そのうち10個が確変図柄と突入率に
対応した比率となっていました。それだけに打っていてリーチや大当りにあまり
嘘を感じなかったのも自分が気に入った理由だったのかも知れません。
演出の面白さ云々よりも大当りが10個以下しかないのに、確率399分の1とか
って、何か打つ前から嘘くさい感じがしてしまうんですよね・・・・
パチンコって出玉の大小はあってもやはり当たってなんぼだなと・・・・・
だったらその当る過程できちんとスペックに合わせて欲しいなと新台の図柄とか
をチェックする度に最初に思うんですよ。
わかるかな?
メーカーから配布される新装用のゲージ表です。
さて機種名は?
■ヒント
・盤面でメーカーはばればれですねw
・ゲージでスペックももろわかり。
・役物で時代もかなり限定できそう。
*もろばれだったようで台枠の一部を消去しました。
さすがに皆さん鋭いです。
CRフィーバーウォンテッドFX(三共)
■大当り確率356.3分の1
デジパチの歴史は常に規制との戦いでもあったわけですが、リミッター解除以降は
徐々に緩和の方向に進んで行きます。
2002年の新内規では大当り後の時短が認められるようになり、低迷していたパチンコ
人気復権の切り札とされました。
おまけ時短による連荘の魅力もありますが、それまで規制により各メーカーは認可される
ギリギリのスペックを開発せざるを得ない状況にあり、それがデジパチの単一化(出玉・確率)
という弊害も生み出していました。
しかし、これらの問題は新内規によって(ある程度)自由度が増した事でメーカー独自の
味付けが演出面だけでなくスペックにも現われるようになります。
第一弾として登場したこの台は、フルスペック機とも呼ばれ大当り確率こそ従来機よりも
ダウンしていますが、全ての大当り後に100回転の時短がついてきます。
三共お得意のドラムに液晶演出がリンクして様々な動きをみせてくれるわけですが、人気の
秘密はやはりこのスペックにあったような気がします。
が、冷静に考えるとリミッタ機とほぼ同じ確率&出玉でありながら時短までついてくるのです
から、どこかにしわ寄せがこないとお店も帳尻を合わせる事は出来ませんよね。
折りしもホール営業は大手の進出により高換金、無制限営業化の流れとなっていましたから
どこのお店も見るも無残な釘調整となっていきました。
メーカーもそんな状況を危惧したのか、兄弟機でハーフスペック(時短は確変大当り後)や
無制限対応機(大当りRやカウント数カット)を登場させていくわけですが、次第にこの対策機
の方がホールの主力へシフトして行きます。
釘を閉めて、出玉を減らして、それでもまだもの足りないのか今度はスル-やアタッカー周辺
まで閉め調整にするという、それまでのデジパチではありえない方向に進んで行くようになるのです。
自分はこの頃43個交換のラッキーナンバーのお店で打っていましたので、そこまで露骨な
調整はあまり見た事がなかったのですが、こんな営業でも次第に出玉減バージョンが導入
され出す事が増えてきました。
1回交換で玉を流したら5千円なかったというのはちょっと衝撃的でしたねw
高換金のお店で打っている知人から「フルオープンでも10個拾わない」とか「時短中に玉が
減りまくる」という話しはチラホラ聞いてはいたものの、実際にそのような釘を見た時は
「こんな台間違っても打てない」と痛感したものです。
それまでのボーダーに頼った立ち回りでは、とても打てるような状況とは言い難いのですが
それでも出る時は出るという一撃性に惹かれる人は多かったようで、ホールの方も適当に
イベント告知して、新台入れておけばなんとかなるという安易な営業スタイルが確立してゆく
事となってしまいました。
そしてこの流れは現在も続いており、連荘率をアップさせる為に出玉がどんどん削られて
いき、気がつけば10カウント時代のデジパチ並にまでカットされるようなってしまったのです。
皮肉な事にこれらの経緯の中で一番煽りを喰らったのは、それまでのホールの主力で
あった夕方からの稼動客だったのではないでしょうか?
現在のスペックはとても「会社帰りにちょっと一勝負」と言えるものではありませんよね?
さすがにこれはまずいのではと思ったのか、最近では甘デジの設置が増えてきていますが
元々パチンコなんて30分~1時間の短時間勝負を楽しまれる方も多かったわけですから
大事なのはこういう客層が納得出来るようなスペックを考えるか、営業形態を見直す事だと
自分は常々思っています。
甘デジ増やすよりも、甘釘の1回交換コーナーとかの方が魅力的に感じるのですが・・・
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新作続々
忍者カウンタの画像容量がいつのまにか倍増していた。
・・・というわけで久々にデジパチ風カウンタを作成してみました。
以前のものはここから色数減らしたりしていたのですが、さすがに8192バイトだと
余裕でおさまりますね♪
カラフルなデザインでも余裕余裕♪
実写でも問題なし♪
んが・・・・・
ドットはこのサイズにするとやっぱり潰れちゃのね・・・・
数字もみえなくなってしまった
ついでに最近の人気機種のカウンタでも作ろうかと図柄チェックしていたのですが・・・
花の○次とか北○の拳とかさぁ・・・・
大当り確率400分の1で図柄が10個ないって客を馬鹿にしてない?