コードブルーの中に出てきた、部屋中に脱ぎ散らかした服の緋山先生。
シーズン2で、お父さんが病院に来て昼食を一緒に食べようと院内の食堂でじっと待っていたのに、急患が入って結局一緒に食べることのできなかった白石先生。
我が子が「医師」という職業につき、つくづく思うのである。
優先順位がコロコロ変わる
約束していても、患者さんの容体次第で、約束は守れないものとなる
目の前の集中すべきことが大きすぎて、仕事から離れた時にあちこち抜けてしまう
これは、「命」と向き合っているので、多少は仕方がないと理解はしているつもり。
つもりだけどね・・・
「〇月▼日、◆時に駅に着く電車で帰ろうと思う」連絡が来て、
お風呂をわかして、好物のご飯をたくさん用意して駅に迎えに行っても・・・・・・・
こない・・・・・・・
次の電車を待っても来ないし、ラインしても既読もつかない。
電話しても出るわけもない。
「待ち人 来たらず」。
仕方なく家に戻ってくると、真夜中になって
「患者さんが急変した。帰れなくなった。」
とラインが来ることも・・・・・・
患者さんの処置に入り、連絡もできなかったらしい。
そんな緊張の連続なだけに、いったん仕事を離れると、情けないくらいに何もできない。
仕事以外の書類の提出や、振り込みはじめとする「やらなければならないこと」がおろそかに・・・・
シビレをきらすこともしばしば。
器用にこなすことのできない我が子たち。
この子には、もう余力がないんだ・・・・
と感じる。
もちろん、なんなくできる人もいる・・・・
よく、「お付き合いも、そういった事情を理解してくれる医師同士やコメディカルとのほうが楽」と耳にしていたが、さもありなん。
「医師」という職業の我が子をもって私が学んだこと。
約束は流動的である
連絡がつかないこともありえる
待ち人、来ないことも多い
医療以外のことは穴だらけ
家族(母親)の優先順位なんて最後の最後の最後・・・・・・・・