母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

1番目の子は大手予備校一浪で国公立。2番目の子は現役で国公立。3番目の子は反抗期の末、大手予備校→理系学部入学→休学し私立医学部専門予備校→再受験 で3人とも医学部へ進学しました。
大学入試センター試験と相性が悪いし、反抗期はすさまじいしのトホホな体験談です。

母親の立場から綴った子供の大学受験のトホホな体験記です。日経メディカルオンラインにて2014年6月から2016年7月まで連載されました。(日経メディカルオンラインはお読みいただくには登録が必要です。)http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/clinic/goukaku/



朝日MOOK「医学部がわかる」(2016年1月)にも掲載されました。



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化石のようになってしまったブログですが、

今もなおフォロー申請をいただきましてありがとうございます。

 

医学部受験始め、各種受験、国家試験を前に、

支えるご家族の心労たるやいかばかりかとお察し申し上げます。

 

「関東地方大雪」の予報で、交通機関に支障がないように、

受験生の足が守られるように、転倒などしないように、

ヒヤヒヤしながら報道を見ておりました。

 

また、受験当日朝に発熱してしまい、

試験を受けることができなかったというお話も伺っております。

 

ご本人も、支えていらっしゃるご家族も、

どれほど緊張してその日を迎え、そしてその出来事に対処しなければならないかと思うと

とても他人事のようには思えません。

 

どうぞ無事に最善の道が開かれていきますように。

 

心よりお祈り申し上げます。

 

 

いまだにこの時期、気持ちが不安になるわ。

受験も進級も国試も、この時期だったんですもの笑い泣き

 

 

 

 

すっかりご無沙汰しております。

 

2024年の国公立前期入試の日程が3連休に重なるので

ホテルがとりにくいという記事を目にしました。

 

「どこかに出掛ける予定(旅行)あったかしら?ホテルとっておかないと」と、

完全に国公立大学入試のことが頭から離れていて、

「受験生の親」だった記憶より、

「自分の旅行の計画あったかしら?」が先立っていた自分にびっくりしました。

 

(今のところ、出かける予定はありません。)

 

知人からお子さんがAOや推薦入試の時期という話を聞いて、

「あ~~~、そういう時期か~~~」と懐かしい気持ちになっています。

 

ちなみに我が家の子たちは、推薦入試は受けに行ったものの、ご縁がありませんでした。


それでもこの寒さに向かい始める時期は、

やはりどこか、落ち着かない気持ちになってしまいます。

 

きっと、ずっと繰り返した「入試への緊張感がだんだん高まってくる」のと、

進級試験、卒試や国試に向かっていく時期でもあったため、

忘れたつもりでも、心がどこかで覚えてしまっているのかもしれません。

 

 

子供たちはそれぞれの地で、それなりに仕事をしているようです。

 

3番目の末っ子は、医局の人事で半年ごとの遠方の転勤を言い渡され、

あっちの病院、こっちの病院で、

遂に住所すら教えてくれなくなりました。

(おそらく、本人も覚えていないのかもしれません。)

 

勤務先の病院を教えているから、

何かあったらそこに連絡すれば確実にいるから

ということなのですが、上の二人はちゃんと住所は教えてくれるのに、

何なんでしょうね。

 

半年ごとの転勤や、遠方の病院勤務となり、

母は一度も子供の住まいを訪ねることのないまま現在に至っております。

 

3番目の子のCも、後輩を指導する立場になったようですが、

「俺は一番下で自由にやっているほうが良い」と言っております。

やはり、末っ子は末っ子がのびのびしてよいのでしょうか。

 

いよいよ母の出番も少なくなりつつあり、

自分の人生をしっかり歩いて行かないと…と思う日々です。

 

おじい様、お父様が医師、自分も同じ道を!と

小さい時から言っているお子さんをお持ちのお母様から

「中学校受験を考えている」というお話を伺っていました。

 

他都道府県在住の方のため、私にはその地方の情報はほぼ皆無。

 

(なにしろ、公立がナンバーワン進学校という地方在住ゆえ、

中学校受験や私立の中高一貫という経験がないのです笑い泣き

 

受験が近づいてくると、

「〇〇中高は、ほぼ半数以上が超難関大や医学部に入っています。

でも、我が子は合格が厳しい状況です…」

と連絡をいただくようになりました。


 

 

確かに、意識が高い環境で切磋琢磨して伸びていく子もいる。

一方で、そんな周囲から脱落していく子もいる。

 

自分の子供が前者なら、

多少無理してでも頑張らせてみるのも一つ。

 

我が子は性格的にどうなんだろう・・・

ということを見極めるのも

親としては大事なのではないのかな?

 

難関中高一貫に行くことだけが、

医学部への近道ではないかもよ。

(十分な学力と気力と自立心があるお子さんなら

文句なしと思いますが…笑い泣き

 

バーンアウトしないよう、大学受験まで伴走するのも、

もしかしたら大事なことなのかもしれませんよ。

 

そんなことを直接お会いして、お伝えしたくて、

我が家と同じように、

医専予備校を経て医学部に進まれた子を持つブロガーさんと、

そのお母さんに会う約束をしていました。

 

なのに、コロナ感染拡大しちゃって、その計画は実行できず。

 

しばらくして

「志望校を下げることにしました。

高校受験でもう一度チャレンジしてみます。」と連絡がきました。

 

 

私がお世話になった医学部専門予備校の元校舎長が

おっしゃっていた言葉を思い出しました。

 

トホホの子(3番目の子C)はじめ、

高校受験を経験してきた子は、

ある程度の受験の勘をもっていて、

割とすぐに「受験」というものに対して

リカバリーできるんですよ。

 

 

 

「あまり早いうちから力を入れすぎないで。

頑張りすぎないで。

 

その子の『やる気』「興味を持つもの』『意欲』を

失わないようにしてあげて。

 

大学受験に向かう時に、

力が尽きてしまっていることのないように…。」

 

そんなことをお伝えしつつ、

「予備校にいくことになっても、良い出会いもあるよ~」

「親として、安心できる予備校生活もあるよ~」

という心の声が私自身の中に聞こえていました。

 

一番目の子A、二番目の子Bの受験の時、

このことを知っていたら、どんなに楽だったんだろう‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ですね。

 

よりによって受験のこの時期に、この天候ですよ‥‥。

 

公共交通機関を使って、遠距離を移動する方もいるだろうし、

遠距離じゃなくても、

受験会場まで、無事につくことができるかだって心配です。

 

とにもかくにも、無事に試験会場に到着し、

受験に挑むことができますように。

 

 

 

 

私も子供の地方の受験についていったことがあるのですが、

その時に限って電車が止まってしまい、再開の見込みなし。

 

代行バスが出たものの長蛇の列。

全国から集まった受験生がわんさか。

 

しかも、何年に一度の極寒という予報で超寒い中、

天気予報なんて見ないで移動してきた子供は薄衣。

 

はい。

念のため諭吉様を用意していたため、

タクシーをつかまえて移動することができました。

 

子どもには、「あなた一人だったら、とてもタクシーなんて乗れなかったでしょう。」と

「受験の付き添いなんていらねえ!」と突っ張っていた子供に

「大人」のカッコよさを見せつけ、恩着せがましくしたのは私です 爆  笑

 

少なくとも、早めに暖かい部屋に移動することができました。

 

何があるかわからないんですよ、本当に。

何かあっても、平常心を保つことができますように。

我が家の3番めの子、Cはチャラくて色々大変な思春期と

大学受験を通りました。

 

そんな元チャラ男Cが

(今はおっさん化してしまい、見る影もない笑い泣き

私立医学部専門予備校で、お世話になった元校舎長がいます。

 

 

 

時にはしっかり向き合い、

時には気分が乗らなかったり寝過ごしたりしたCを

寮として使っていたマンションの部屋まで迎えにきてくれたり。

 

茶髪のチャラ髪のCを受験用の髪にするため、

自分の行きつけの美容室に連れて行ってくれたり、

YシャツのないCのために、Yシャツを買いに行ってくれたり。

 

時には「パシリ」のように使ってしまったこともあったようで、

(その節はスミマセン・・・親として深くお詫び申し上げます…)

なのに、全然面倒がっていないその姿。

 

 

 

そんなイケメン元校舎長には、Cが医学生になってからも

医師になってからも、何かとお世話になっているようです。

 

今もCは、予備校の近くに行けば、連絡して会ったりしているようです。

 

本当に面倒見がいいというか、なんというか。

 

こんなにお世話になり、まっとうな?生き方を示してくださり、

親としては足を向けては眠れません。

 

 

そんなイケメン元校舎長から、久し振りに私のもとに連絡が入りました。

 

「昨夜、Cと久し振りに会って、

なんと!ごちそうしてもらいました。」と。

 

「ええ!?

休みが取れて、誰かアイドルの追っかけでも?」という私に、

 

「学会で発表するらしいです。

あのCが学会ですよ!!学会!!」と返事がきたので、

母はぶっ飛びました。

 

あの、小学校も中学校も、「発表」とつくものは

ことごとくスルリと避けて逃れてきたCが発表だと!?

 

「それは確かな情報ですか?

本当に学会なんですか?

本当なんですか?」と疑う母。

 

ほら、いろいろ疑ってしまう前科があるもんで・・・。

 

 

「なんの学会か調べてみます。」とPCに向かう私に、

「おかあさん、調べちゃいけません、調べちゃ(笑)

信じてあげてください。」とイケメン元校舎長。

 

そして、

「Cは、お給料が入ったら、

お世話になった人たちにお礼をしようと決めていたみたいで、

私をも奢ってくれたんです。

本当に感無量です。」と。

 

私の方がその言葉を聞いて、感無量になり、

感動でむせび泣きました 笑い泣き


 

あまりに心地いい予備校生活に、

「俺、もう一年この予備校に通おうかな。」などと言い出し、

元校舎長や教務の方々から

「いやいや、Cには今年で出て行ってもらいます(笑)」なんて

会話すら出てくるほどの環境だったこと。

 

何と言っても、子供が予備校に行っていて、

親として色々苦しい時期のはずなのに、

(お金は確かに苦しかったけど)

何とも言えない安心感があったこと。

 

親の私の気持ちも十分にケアしていただいていたこと。

 

その後、縁あって同じ予備校に通われた方々にも

元校舎長はCにしてくださったように、

いや、それ以上に

本当に良きかかわりをしてくださったこと。

 

一生の素敵な出会い。

こんな出会いをさせていただいたこと、

Cにとっても私にとっても宝となりました。

 

 

余談ですが、

学会は確かにあり、

プログラムに発表者としてCの名前が載っていました。

 

Cよ、疑ってゴメン笑い泣き


 

 

すっかり大学受験からも進級や医師国家試験等からも離れてしまいましたが

その後も子供のことは色々悩んだり心配したりは尽きることがありません 笑い泣き

 

心配性なのよ~~~笑い泣き

 

で、子供たちから、「母さん、少しは俺たちを信じてくれ」と言われる始末。

 

信じてないわけじゃないの。

単に心配性な性分なだけなの。

でも、できるだけ口にしないようにがんばる母さんグッド!

 

 

今の時期はとにかく、大学入試共通テストが終わり

(我が家の子たちの時はセンター試験でしたが)

…ついでに、私自身は共通一次でした

二次試験の出願をどこにするか・・・とか

私立医学部の受験の旅が始まるとか

 

時期的なものでしょうか。

特にあの頃の気持ちを思い出してしまいます。

 

毎日毎日、合否判定システムに点数を入れては、

バンザイしてもらえず、

どこに出願したら合格に近づけるのだろうと

情報収集とデータとリサーチに目を血走らせておりました。

母が(笑)

 

 

 

我が家の事、何年も前になってしまいますが、

2014年に書いた記事です。

化石状態の情報かもしれませんが、気休めにでもしていただければ幸いです。

 

 

今日の空には

 

たくさんの祈りが飛んでいると思う。

 

力を出し切ることができますように。

 

力以上の結果が出ますように。