医師になったチャラ男(C)の明るかった予備校生活 | 母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

1番目の子は大手予備校一浪で国公立。2番目の子は現役で国公立。3番目の子は反抗期の末、大手予備校→理系学部入学→休学し私立医学部専門予備校→再受験 で3人とも医学部へ進学しました。
大学入試センター試験と相性が悪いし、反抗期はすさまじいしのトホホな体験談です。

我が家の3番めの子、Cはチャラくて色々大変な思春期と

大学受験を通りました。

 

そんな元チャラ男Cが

(今はおっさん化してしまい、見る影もない笑い泣き

私立医学部専門予備校で、お世話になった元校舎長がいます。

 

 

 

時にはしっかり向き合い、

時には気分が乗らなかったり寝過ごしたりしたCを

寮として使っていたマンションの部屋まで迎えにきてくれたり。

 

茶髪のチャラ髪のCを受験用の髪にするため、

自分の行きつけの美容室に連れて行ってくれたり、

YシャツのないCのために、Yシャツを買いに行ってくれたり。

 

時には「パシリ」のように使ってしまったこともあったようで、

(その節はスミマセン・・・親として深くお詫び申し上げます…)

なのに、全然面倒がっていないその姿。

 

 

 

そんなイケメン元校舎長には、Cが医学生になってからも

医師になってからも、何かとお世話になっているようです。

 

今もCは、予備校の近くに行けば、連絡して会ったりしているようです。

 

本当に面倒見がいいというか、なんというか。

 

こんなにお世話になり、まっとうな?生き方を示してくださり、

親としては足を向けては眠れません。

 

 

そんなイケメン元校舎長から、久し振りに私のもとに連絡が入りました。

 

「昨夜、Cと久し振りに会って、

なんと!ごちそうしてもらいました。」と。

 

「ええ!?

休みが取れて、誰かアイドルの追っかけでも?」という私に、

 

「学会で発表するらしいです。

あのCが学会ですよ!!学会!!」と返事がきたので、

母はぶっ飛びました。

 

あの、小学校も中学校も、「発表」とつくものは

ことごとくスルリと避けて逃れてきたCが発表だと!?

 

「それは確かな情報ですか?

本当に学会なんですか?

本当なんですか?」と疑う母。

 

ほら、いろいろ疑ってしまう前科があるもんで・・・。

 

 

「なんの学会か調べてみます。」とPCに向かう私に、

「おかあさん、調べちゃいけません、調べちゃ(笑)

信じてあげてください。」とイケメン元校舎長。

 

そして、

「Cは、お給料が入ったら、

お世話になった人たちにお礼をしようと決めていたみたいで、

私をも奢ってくれたんです。

本当に感無量です。」と。

 

私の方がその言葉を聞いて、感無量になり、

感動でむせび泣きました 笑い泣き


 

あまりに心地いい予備校生活に、

「俺、もう一年この予備校に通おうかな。」などと言い出し、

元校舎長や教務の方々から

「いやいや、Cには今年で出て行ってもらいます(笑)」なんて

会話すら出てくるほどの環境だったこと。

 

何と言っても、子供が予備校に行っていて、

親として色々苦しい時期のはずなのに、

(お金は確かに苦しかったけど)

何とも言えない安心感があったこと。

 

親の私の気持ちも十分にケアしていただいていたこと。

 

その後、縁あって同じ予備校に通われた方々にも

元校舎長はCにしてくださったように、

いや、それ以上に

本当に良きかかわりをしてくださったこと。

 

一生の素敵な出会い。

こんな出会いをさせていただいたこと、

Cにとっても私にとっても宝となりました。

 

 

余談ですが、

学会は確かにあり、

プログラムに発表者としてCの名前が載っていました。

 

Cよ、疑ってゴメン笑い泣き