沖縄に行ってからもう少しで1ヶ月。

でも、本当に良かったなと今でも思う。

もっとゆっくり出来たらよかったのに。次回はもっとゆっくりしたいなと思う。

ぜひお勧めです。


観光とは歴史などを感じ取るっていうのもあるんですが、この私、食いしん坊ですからね、美味しい味を教えてくれる場所っていうのもやっぱり大切です。


前回は大家(うふやー)を紹介しましたが、今回は月乃浜を紹介します。


琉球料理 月乃浜904-0414 沖縄県国頭部恩納村前兼久101番地の1

TEL 098-982-5301  定休日:水曜日 http://tsukinohama.com/  

(見てください!) ホテル・ムーンビーチの方へ国道58号からまがったところです。





ここはやんばる島豚アグーの専門店です。鉄板焼きやしゃぶしゃぶが本当に美味しいところです。私達は、姉の勧めのとおり、おなかにもたれないしゃぶしゃぶのセットを食べました。

これは、本当に美味しいし、この店は感じがいいし、姉が「ここは絶対お勧め~!」って言った意味がわかりました。本当にお勧めです。


食べるって事は人間の食欲だけを満たすものではなく、私にとっては他の欲求をも満たすものでなくてはならないとよく思うんです。

· 美味しい - レストランの基本です。このしゃぶしゃぶは最高~!

· 雰囲気がよく、家では味わえないものがある -月乃浜では1階で食事をし、デザートを上の階の泡盛バーになっている天井の高いところで食べるんです。1つの場所で2つの経験。



· 楽しさがある - ただしゃぶしゃぶだけではなく、自分で作る豆腐っていうのも大変楽しかったんです。 沖縄本島に行かれる機会があったらぜひ行ってみて下さい!

SKは今日からPRESCHOOLで3-4歳のクラスに行くことになった。先週までは3歳のクラスだったのだが、3歳半になり、ちょうど彼女が通っている日に空きがあり、先生達がSKは上のクラスでも大丈夫と判断してくださったため、今日から上がることになったのだ。

昨晩は、今日は早く行って・・・なーんて思っていたのに、なんと寝坊!

本当にぎりぎりで入ってしまった。とほほ、なんて情けない親でしょう。(反省)



その前に昨日、SKは生まれて初めて髪の毛を切りに行った。

今まで1歳の時にちょっとだけ私が髪の毛を切ったことがあるが、ほとんどちょっとだったし、本当に散発は初めて。

うわさで、良いと言われているKIDSNIPSという子供専門の店に行く。




ビデオを見せながらきってくれる。今回は初めての散髪だから、写真を撮ってくれて賞状をくれるのだ。(面白いでしょう?)風船やプレゼントもくれるし、SKはとても嬉しかったみたい。お値段は、$18+チップだから安くはないけれど、まあ初めての散髪ってよく考えると特別だから記念になってよかったかも?


SKは本当にご機嫌だった。

ちょっと髪の毛を切ってお姉さんぽくなったかな?









再び打ちのめされた気分になっていた主人だったが、今回は立ち直りも早く、彼の心の中の夜はすぐに明けたようだった。晴れ


そして次の日の朝午前11時。主人から私に電話があった。

また直接部門のボスからの電話があり、彼女が具体的な額を提示して来た。主人からこれに対する回答は明日まで待ってくれると言っていたというのだ。



主人としては自分としてまあ満足できる提示だから、受けたいと思う、ということだった。


私は思わず電話口で手をたたいて、「おめでとう!」と叫んだ。祝日

そして主人に言った。「勿論相手側がいろいろと長引かせたからすぐに返事をするのは尺かもしれないけど、明日まで待たずに今日中に電話したら? これからの手続きもあるし。」主人はそうすると言った。



あ~!やっとこれで~!と嬉しいような悲しいような。



夕方3時半、再び主人からの電話がある。会社のCIOからも電話があったと言う。その数分前に部門のボスの方にメールで提示を受けることを書いたメールを送っていたのだが、それはまだCIOは知らなかったらしい。このCIOはとても感じの良い人で、今回のゴチャゴチャした状況についての責任は全て自分にあると平謝りだったらしい。CIOとの会話によって主人もこの会社のことを少し誤解していたのではないかと思ったようだった。そして、いろいろとあったことを水に流しても良いと思えたようだった。


私は「いざカリフォルニアへね。」と言った。すると主人がひと言。ニコニコ



「もしかしたら、この街に残るかもしれないしね。」むっ



?はてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマーク


何それ?


「今の会社から残ってくれってことで何か言われるかもしれないからね」

そうなんだ。

私はがっかり。別にこの街にいるのはいいのだけれど、少し状況がはっきりしたかと思ったのに。知りたい、知りたいと思っている私にとってはこの状況は疲れるばかりだった。

でも何でももういいってかんじになった


次の日。カリフォルニアの会社からの提示が書類で正式に届いた。



主人はその夜、辞表を書いた。

これで辞表を出せば、正式になって私達の道が決まる!と私は嬉しくなった。



でも自分の気持ちは本当に複雑だった。

だって、私にとってはこの街がやはり第1候補なのだから。


次の日の朝。主人は現在の会社のボスと話をしようと彼のオフィスに行った。主人が辞表を提出しようとするとボスは「それは今は受け取れない。」といったらしい。主人は給料は勿論のこと、将来性が見えないからという理由で会社を去ることを決意したと言ったらしい。ボスは「何が出来るか検討してから話そう。」と言ったらしい。


数時間後、ボスと主人が話し合いをした。

今のチームの他に2つチームを与える。給料は他の会社の給料と同額にするということだった。

主人はその提示を侮辱と感じたらしい。

今のチームに2つチームを加えるって言うのは結局は上に上がったわけではなく、今のボスの下でやると言うこと。全然将来性があるわけではない。それに給料だって、他の会社よりも多くというのではなく、同額というのは、この会社は自分が頑張ってきたことを評価していないのではないかと思ったという。



私に電話をしてきて主人は言った。

「カリフォルニアに行きたいと思うけど、いい?

私は「勿論!」と答えた。



主人は正式に辞表を提出した。するとボスの上司がやってきて、いろいろと嫌味を言ったらしい。また学費を返すことなどもいろいろとひつこく言われたという。

主人は今の会社に益々幻滅したようだった。


主人はカリフォルニアで12月4日から仕事を始める。

私とSKは彼女のPRESCHOOLやこのアパートを売ったりといろいろとあるので、12月末か1月の初めに引っ越すつもりでいる。


私達の人生の新たなチャプターが北カリフォルニアで2006年末、2007年初めに切って落とされることとなった。


(読んでくださった皆様、ご迷惑をおかけしましたが、やっと落ち着きそうです!)

泣いても笑っても、カリフォルニアの会社とのやりとりは最後!!というところに差し掛かっていた。


やはり主人はかなりナーバスになっているらしい。

話をしていると、いかに彼がこの仕事に興味があるかじりじりと伝わってきた。

今までやってきた仕事はマネージャーとしての彼の能力よりも彼のコンピューターのプログラミングの知識が評価されていたという。それに比べて、今回は彼のビジネス感覚を主とした仕事。最初に面接で自分の知らないことや経験が浅いことについて言ったにもかかわらず、マネージャーとしてのスタイルが良いということと具体的な知識ではなく、会社側がすぐに新たなことを学べる人物だと評価してくれたということが本当に嬉しかったようだ。入ったらいろいろと勉強することも多いので、大変な日々になることは違いない。それでもやる気はたっぷりだ。


でも、もしサイン・オンがなければ、会社が本気で主人を欲しいということではないから拒否せざるを得ないと主人は言った。


私はもうどちらでもいいってところまで来ていた。

私の中ではもうナーバスというのは飛び越えていた。とにかく、少しでもいいからどうなるかわかりたい!というのが正直な気持ちだった。カリフォルニア、この街、それともコネチカット。3択の中から1つ消えるだけでもいいから、もう早くして欲しい!と思った。



いよいよの日が来た。

夕方まで私には連絡なし。これは気になる。

でも、私が電話しても迷惑がかかるので、あまり気にしないように・・・と思いつつ、何をやっても全然はかどらない状況だった。


主人からの電話が鳴った。

Caller IDで主人だとすぐわかった。私は一息ついてから電話に出た。主人は言った。先ほど、直接部門のボスと話をした。彼女は歩み寄りを見せてきた。具体的な額はCIOが今晩電話してきてそれで決まるようだと。

ジェスチャーとして、主人は大変喜んだようだった



しかし・・・・・



電話はその晩来なかった。



主人は夜遅くまで待っていたが、何も言ってこないので、また気持ちが落ち込んでいるようだった。



私は主人に言った。

「私達にとってはこの街にいるのは楽しいから、カリフォルニアは魅力的だけれど、別に無理して行こうとしなくていいからね!」と言った。



それでも朝はやってきた。晴れ



主人はいろいろとわからないことの謎を解く鍵はリクルーターにあると考えた。リクルーターだったら、疑問に対して答えを出せるはずなのである。



早速、リクルーターに電話をし携帯、カリフォルニアの会社からの連絡について報告する。しかし、リクルーターはすぐにはつかまらない。主人の心が揺れる。あせるメラメラ



数時間後、リクルーターと連絡がつき、この会社は他には具体的に候補者がいないということがわかる。ニコニコこのリクルーターの会社との契約でこの会社は勝手に誰か他の人を雇うということは出来ないことになっているので、リクルーターの言う事は確かなのだ。

これによって、主人の気分は随分晴れた。アップ



リクルーターはこの状況がどうして起こったかというのを直接会社側に訊いてくれていた。

説明はというと...ちょっと信じがたい話だった。

最初の提示はCIO(Chief Information Officer -テクノロジー関係の部門の取締役)の許可を得たものではなく、主人が入ろうと交渉中の部門のボスと人事が合意したものだったという。そして、このボスと人事の2人ともがこの会社にとっては新人であり、CIOはこの提示を気に入らなかったというのだ。そしてCIOがからんで、この異例の取り消し、CIOが承認した新たな提示になったということだった。でもこれは本当に異例でこんなことは今までにリクルーターも聞いたこともないし、勿論自分で経験したこともないと言う。



「君はどうしたい?」とリクルーターが主人に尋ねた。



「少し考えて見ます。」というのが答えだった。


会社との交渉の中で主人も私も気持ちは上がったり下がったり。

ひどい日には朝と昼では全く状況が違うというどうなるのか予測のつかない状態。

またコネチカットではなく、カリフォルニアが浮上してきたわけだ。



それを私にどんどんと電話してくる主人。

まあ、頼られてるのかな。それとも心配してくれているのかな。とにかく自分の仕事といっても私を一緒にいれてくれていることは確かなんだなと思った。ある意味では私の意見を尊重しようという主人の態度は嬉しかった。



でも、正直言うと、大変もどかしいのも事実だ。

私にはまだまだ3択なのである。いつどうなるかわからない。どこでも良いのだが、それなりに準備をしていかねばならないわけだ。

もし引っ越したら?その時のための準備。カリフォルニアに関する知識を集めたり、コネチカットのことを調べたり。

そして、この街での友達や知り合いとの付き合いにも熱心にやっていかねばならなかった。私にとってはこの街にいるのも悪くないから、主人にとっては第3チョイスであっても、私にとっては今を生きている場所で第1チョイスなのだ。

気分は落ち着かないし、本当にいろいろな意味で忙しかった。

それに付け加えて、10月半ば以降11月には公立小学校の付属幼稚園の年に1度のOPEN HOUSE(一般の人のための説明会と校内ツアー)が続々と実施されるので、どうなるか全く不明な私はこの街にずっと住むのを想定して、公立小学校に足を運び、私立幼稚園の説明会やツアーなどにも参加した。もしかしたら、全く無駄になってしまうのを覚悟で。


主人の中でリクルーターからの説明を聞いて、いろいろな考えが交錯した。

この仕事のポジションはもともととても興味があったものだった。自分が今までやってきたこととは多少違うのだが、面接でもきちんと何を自分は経験してきて知っていて、何を知らないかと正直に話してそれでも良いと言ってくれたことに対してとても好感を覚えていた。また会社で受けた第1印象は本当に良かった。カリフォルニアに住むことに対する私達家族の憧れもあった。


しかし、主人はすぐにはYESと言えない引っかかる点がいくつかあった。

まずは会社側の態度。最初はすごく急いでいるようだったのに急にいろいろと変えて、かなり待たせられた。それに一時は主人がが引越しの条件を拒否したという事実に反することを理由に提示はないとまで言い切ったというのは大変頭にくる。こういうやりかたの会社を本当に自分は信用できるのだろうか?


この新しい提示、それにしても、前よりも低い。

給料も、そしてサイン・オンも。(サイン・オンというのは、入社する時の特別ボーナスのこと) 1つだけ、前回よりも良かったのが、来年のボーナスの最低額の保障。前の提示ではボーナスの最低保障額というのはなかったのだが、今回は景気や会社に関係なく、ある額はもらえるということになっていた。

そして、来年の初めに現在の会社でのボーナスをもらってからきてくれという。ということは実際にあちらの会社に行くまでにまだまだあと4-5ヶ月あると言う。それを良しと受け止めるか否か。

本気で自分に来て欲しいのであれば、どうしてこんな低いのを出してくるのだろう? 主人は会社側とこれから交渉に入ることにした。

会社の部門のボスと直接話をし、いろいろと正直に気持ちをぶつけてみて向こう側がどのくらい歩み寄ってくるかを見ることにした。

主人ははっきり、もしもCIOが前回の提示を取り下げてほしいと言ったなら、何故それを全て主人がかぶらなければいけないのかということを強く主張した。もし会社内部でのCIOとのコミュニケーションがうまくいっていなかったとしても、一度きちんと正式に提示したものを取り下げるというのは・・・・本当にあってはならないことなのではないかということを言った。

主人はもしここでサイン・オンなどの条件に歩み寄りが見られない場合、もうこの仕事は縁がなかったとあきらめようと思っていた。

というのは、現在の会社にMBAの授業料を出してもらっていたため、もしここで退社すれば、過去1年分の学費を会社に払わなくてはいけないのだ。だから、もしサイン・オンなどがない場合、それを払い戻すために最初から借金になってしまうからだ。

その次の日に電話での会話が予定されていたが、主人はあえてメールで自分の見解を会社の部門のボスに送った。電話で会話する前に主人は自分の譲れない線を示していたのだった。ここではもうゲームではない。今はもう長引いた交渉を終結させたいというのが本音だった。それでも、こちらが越えられない一線もある、と主人は言った。


明日は決戦が待っている・・・・。

メールはカリフォルニアの会社からだった。メモ

全く音沙汰がなかったからもう諦めていたのだが、前回出してきた提示から1週間経ったので、それは無効になったからと言って、新しい提示をしてきたのだった。



主人は驚いた。

全く興味がなくなったのではなかったのだろうか?

その提示の中味を見て、もっとびっくりした

というのは、以前よりも条件が悪くなっていたのだった

一体どういうことだろう?はてなマーク!!パンチ!


この会社は結構有名な会社の系列なので、交渉をしていても、自分達の会社で働くっていうのは光栄なことなんだよって感じが0ではなく、そういう点で難航していた。

主人は今彼がいる状況が本当にどういうことなのかわからなくなった。

なめられているのか?


何故わざわざ新しい提示を出してきたのか?それも前よりも悪い提示っていうのはどういうことだろう?


前回の提示を取り下げるためか?


他に候補者が出てきて、そのために前回に提示を取り下げたが、ここで訴えられたりするとこまるからうけいれられないような提示をしてきたのか?



主人の頭が大混乱に陥る。

そして私に何回も電話が。私もその会社の本位がつかめない。

どういうことだろうか?


主人は完全にわけがわからなくなってきていた。

勿論、私には全く訳がわからない。


????????????????



コネチカットの会社の熱烈なコール。しかし具体的な額は出てきていない。



カリフォルニアの会社の新たな低くなった提示。何なんだろうか?


眠れぬ夜がまたやってきた。

主人の気持ちはコネチカットの方へ動いていった。


私の心は揺れた。

コネチカットかこの街か。

寒さは・・・変わらないかな?

この街の方がきっと風は強いだろうが、コネチカットも深深と寒いし、積雪量は絶対にこちらよりも多いと思う。

今はこの街に沢山知り合いが出来ているから、コネチカットだとほとんど知り合いがいないからそれが難点だが、そんなのは自分で努力し、時間が経てば変わることだから・・・とうじうじといろいろ考えた。


主人は、コネチカットの会社ともう1度電話で話をすることになる。


コネチカットの会社はリクルーターに何度も強く“He is the man for us!” (彼がうちの会社に必要だ)と言ったらしい。主人もそれを聞いて悪い気はしなかった。


1.何が不満でうちの会社よりカリフォルニアの会社の方が良いのか?

2.どうしたらうちの会社に来る気になるのか? この2つがこの会社が知りたい主な質問だった。


主人の答えは、1.家族としてカリフォルニアのライフ・スタイルに興味があるということ、そして具体的なポジションとしてカリフォルニアの会社の方が興味がある。


2.面接したポジションはマネージャーだが、現在存在するものソフトウェアのサポートが主な仕事。でも会社は他のソフトウェアへ切り替えていくという意向だから古いテクノロジーを自分たちだけがいつまでもやっていかなくてはいけなくて将来性がない可能性が高い。新しいテクノロジーや将来につながるような仕事にもっと興味がある。また、将来的に上司になる人の後継者になれるということだが、現在他にいる4人のマネージャーが後継者になる可能性や全く別の人がなる可能性も大。今は口約束で言っているが、これはかなり怪しいのではないか?


コネチカットの会社はとても熱心だった。「今のポジションを変えてもいいし、今いるマネージャーに古いテクノロジーのことは任せて、新しいテクノロジーをやってもらってもいいんだ。とにかく君はこの会社に合っていると思うんだよ。」と言われて勿論主人は悪い気はしなかった。


しかし、具体的な金額などの提示が出てこない。

コネチカットの会社は、「あと2人と電話で話して欲しい」ということだった。


何だか主人は少し調子抜けした。言っていることがなんかおかしいような・・・・?


リクルーターにそのことを言うと、具体的な提示が出たら、すぐにそれを受ける用意はあるのか?と訊かれた。


主人はとりあえず答えを保留した。


その5分後主人のもとにあるメールが届いたのだった。 メモ

リクルーターからの電話は、主人を驚かせた。かお

というのは、それはご機嫌伺いではなかったからだ。



リクルーターとの電話の後に主人から私にすぐ連絡がある。携帯


もう1社のコネチカットの会社の方が、主人のカリフォルニアの会社との交渉の行方を訊いて来たというのだ。

まだ交渉中だと言うと、もしコネチカットの会社に来る気があれば、ぜひぜひもう1度話をしたいと言うのだ。直接何故自分達の会社ではなく、カリフォルニアの会社の方に興味があったのか、何が不服だったのか、どうしたら自分達の会社に来るつもりになるかなどいろいろな質問があるという。

具体的に話をもっとしたいから電話をセットアップしてほしいということだと言う。


主人は絶望の中に光を見た。キラキラ



コネチカットに行くことになったらどうするか?

それでも良いのか?

というのが主人の私への質問だった。


主人と私は過去10年、数回を除いてほとんど毎年THANKSGIVINGにコネチカットに住む主人の従兄家族を訪ねている。とは言え、今回主人が面接に行くまで、コネチカットに自分達が住むかもしれないとは全く考えたことがなかったため、その地域のことをまったく知らなかったのだった。



娘SKには日本語の環境は作れるのかしら????

わからないことだらけ。

私のBLOGによくメッセージを残してくれるYipee!の住むコネチカット。彼女にメッセージを送り、すぐにインフォメーションをもらっていた。(ありがとう!)

Yipee!の導きによって少し不安がなくなっていたので、その後は自分でいろいろと調べてみた。




そして、コネチカットに住んだ際の利点を挙げられるようになった。


(1)主人の従兄家族に近い

(2)四季がある

(3)給料が高くなるが、物価的にはそんなにここと変わらない

(4)ニューヨークに近くなる

(5)私の仕事も見つけやすい

(6)日本語環境は今よりも随分良くなる

(7)Yipee!がいるよ!


そして、欠点も挙げられるようになった。

(1)冬が長くて寒い。

(2)東海岸の仕事、仕事というストレス文化の中で住むため、主人はますます忙しくなるため今以上に大変になる。

(3)コネチカットに住むと、ニューヨークに近いということもあり、私も仕事をしなくてはいけないのではないだろうかってプレッシャーを感じさせられるのではないか?

でも結局は主人の仕事が1番肝心。

もし主人が行きたいなら、私はコネチカットに行くことになってもやっていけるぞという自信はあったので、「私達は大丈夫よ。」と言えた。


(正直言ってYipee!のお陰なので、この場を借りてお礼を言いたい!


ただひと言私は付け加えた。「でもね、面接に行ったときのことは忘れないでね」



この会社に面接に行ったとき、主人は「この会社の人たちはすごくストレスを抱えてやっているな。」と強く感じたのだった。主人は、ストレスは慣れているし、大丈夫だが、わざわざ今人生のこの時点でそのストレスを感じるところへ飛び込んでいく価値があるのかという疑問を持っていたのだった。



今はそんな贅沢を言っているときではない。

現在の職場の状況は悪化しているし、コネチカットの会社の方がかなり熱望してきていることがわかったのだから、主人もだんだん気持ちが変わってきたようだった。


リクルーターが主人とコネチカットの会社との電話をセットアップしてくれることになった。


カリフォルニアの会社との交渉は中断し、今は待ち状態。でも多分期待は出来ないようだった。


もうチャンスは今はないのかと落ち込んでいた昨日の主人とは裏腹に主人のムードは急上昇した。アップ



そんな興奮気味の主人と話していた私もコネチカットへという期待が高まった。クラッカー

途方に暮れる主人。

悪い事は重なるものだ。ガーン


主人の現在の会社のボスはディレクターだ。

彼はその上のボスの後釜と言われてきた。そして、そのボスの役の後釜が主人だと信じられてきた(とずっと主人は言っていた。)しかし、急にその上のボスが他の部に移り、主人のボスではなく、他から2人の人が来て、2人が指揮を取ることになったという。

主人のボスのやる気は減退。文句ばかり言っている。


あーあ、主人の将来はどうなるんだろう? 


それにお給料も主人は彼の部下のよりも低いということがわかったらしい。入社したときに安かったらしく、他の人に比べて低いらしい。それも前から換えてもらうように交渉中だったのだが、それでもまだちゃんと実施されていない。


主人は暗くなるばかり。


お天気も悪いし、(関係ないかな?)気分も暗い。



でも、私が頑張らねば。

だって私にとってはこの街はいいのだし、この私の幸せエネルギーを分けてあげなくちゃ。

私にとってもSKにとってもこの街の今の状況は楽しいのだから、主人に力を挙げなくちゃいけないんだ。


そんな主人のもとにリクルーターから連絡があった。ビックリマーク



楽しかった日本の旅を終え、これからどうなるんだろう?と疑問を抱えながら中西部のこの街に帰宅。飛行機


すると・・・さむーい!

なんと10月だというのにその前の週末には雪もちらついたとかで。

エー? もう長い冬が到来ですか?

嫌じゃ、嫌じゃ

!夏はこの街楽しいことが多い。だから、お名残惜しいですが、冬はさっむいし、とにかくグレー。だから、まあどっか他に移ってもいいかな?って思っちゃう。


でも、冬の季節は別として、私はこの頃、この街にいるのが随分楽しくなってきていた。この夏、仲良しの友人2人が去ったのだが、面白いことにそれをきっかけに逆に新たな友達ができ、その人たちと楽しい日々を過ごしていた。


どうなるんだろう?

不安シラーと期待。音譜

日本にいるときはあんなに沖縄までいろいろと電話やFAXやメールが来ていたくせに何だかこちらに戻るとスピードが遅くなる。

何故? そう思ったのは私だけではなかった。主人もそう。

不安!


さて、主人の転職の話でお世話になっているリクルーターの人は所謂エキュゼキティブ・リクルーターという管理職を雇うために動いているリクルーター。今まで主人はMBAがなかったから、もっと技術的なことを専門にやる方のリクルーターとばかり付き合ってきたけど、今度の人は随分違う感じ。主人にいわせると、このエキュゼキティブ・リクルーターいうのは結構くせものだという。というのは、口が上手い。その気にさせる。でも、それが必ずしも相手側の会社の意向とあっていないということなのだ。上手い口車に乗せて、時々はBFもいうと言う。(わからない方へ - これはBoyfriendの略ではなく、 bullshit (誇張したこと、嘘、口からでまかせなどの意味です。でも悪い言葉ですけど) だから、ついその気にさせられ、自分はもっと高い給料を要求しても勿論OKだと思わされてしまい、しっぺ返しを食ったり、条件的に合わなかったりがあるみたい。


数日してやっとリクルーターからの連絡があった。携帯リクルーターは両社が主人の雇用を希望していると言った。でも、1つを選んで欲しいと言う。

「君の行きたいのはどちらなんだ?」


主人と私は以前からライフ・スタイルについて話し合いをしていた。もしコネチカットへ行ったら、今の会社よりももっともっと働かなくてはいけない。その会社では家族は顧みず、とにかく仕事、仕事。カリフォルニアも勿論大変そうだ。なんせ、新しい部門へ主人は行かなくてはいけないから、勉強を沢山しなくてはいけない。それでも、主人にはかなり興味のあるポジションだった。


リクルーターは言った。「コネチカットの会社は僕は良く知っているから、そちらだったら、かなり交渉できるよ。」リクルーターとしてはこのコネチカットの会社の方にかなりコネがあり、そちらとの関係を大切にしたいようだった。

しかし、あくまでこれは主人のための仕事。そんなことでこちらの大切な将来を決められてはいけない。

しつこくリクルーターが言う。「お給料では絶対にコネチカットだな。」


それでも主人は「カリフォルニアの方をまず追及したい」という意志を示した。

北カリフォルニア。ネットなどを使い、その地域のリサーチ頑張ってした。しかし、子持ちの友達があちらにはいないので、うーん、私がいろいろと知りたい肝心なところがわからないよ!ちょっと情報がない。困ったな、まだこの街の知り合いにいろいろと訊くわけにもいかないし。インターネットで時間をかけて調べる。うっわー、すごい地価が高い!うわさどおりだな。物価も高そう。ひえー!!でも楽しみ。


主人とリクルーターとカリフォルニアの会社。交渉が始まる。給料、ボーナス、休暇、仕事を始める日、他の条件の数々。行ったりきたり、行ったりきたり。

その度に主人からTELが入る。弱気になったり、やけに強気になったりする主人。

私も励ましてみたり、怒ってみたり。どうなるんだろう?と思っていたが、何とか合意をした。


そして、正式な書類が家に送られてきた。


と、こ、ろ、が、引越しの手当ての条件が持ち家の人用でなかった。

え?

私達は一軒やではないが、マンションを持っているのでそれを売却しなくてはならないのだ。だから、そういう意味で持ち家用にしてもらわないと困るわけだ。リクルーターの話では引越しの手当ては他の会社と同じような待遇だと言うことだった。だから、主人の現在の会社の方針を基準に考えていた。

しかし、全然良くなくて、これじゃあ、すごい損をするってことになりそう・・・・という結論に達した。


どうしよう・・・・途方に暮れる私達。

主人は会社側に直接話をすることになった。人事の人と話をする。すると、給料がある程度のところでないと持ち家用の引越し手当てがでないという話が持ち上がった。そんな話なかったぞ!

給料の交渉の時もその話はまったくなく、その額より少し下で合意したのだ。なんかひどいな。主人は細かい点をいろいろと挙げて、交渉した。

人事は具体的な主人の提示した額に積極的で、ボスにきちんと承諾を得たら、それで行きましょう、ということであった。


ところが、次の日も、その次の日も音沙汰なし。

え?

何で?

メールで連絡を取ると、ひと言。

「会社が提示した引越し手当てを拒絶したので、会社側として現在雇用の交渉は存在していない。」

エー? 何? 嘘だろう? 主人の目は点になった。

急いでメールを送り、何も拒否はしていないこと、そして数日前に同意した引越し手当ての条件であればOKであることなどをもう一度書いた。


カリフォルニアの会社を優先し、コネチカットの方はある意味では断ったことになっていたので、主人は途方に暮れた。


あーあ、どこにももう行かれないのかもしれない。ため息を深くつく主人を見て、私もため息をついた。