●インクやないで
インキやで
インキングユニットとは言うけんど
インクユニットとは言わんし
インクが正解やったら
東洋インキも社名変更せなアカンなるがな
あ、でもサカタインクスは社名がインクスやな
でもでも製品名ではインキて言うとるし
やはりインキでっしゃろ
by 大阪人さん 投稿日:2009年 4月 2日(木)22時42分41秒
●ハイデルの用語は難しい。「長靴」とか「兵隊」とかも言わな
いんだよ。
なんやワケの判らん、ドイツ語かなんかで言うんだよね。まぁ外
国機だからこりゃ仕方の無い事なんだけど、用語の統一に関して
は、日本の販社が責任を持って実行してもらいたいものです。
専門用語や名詞ってのはね、誰が聞いても、絶対に判り易くなく
ちゃアカン。
一つの部品(長靴など)や、一つの構造(横針など)にメーカー
ごとで異なる呼び名や名称が付いてしまうと、業界全体のオペレ
ータが非常に迷ってしまうことになるんだ。
印刷機械はね、事故の起き易い危険な生産機械だと考えるべきな
んだよ。
そんな危険な機械の部品名称が、メーカーごとで異なってしまう
と、そのことが原因で、瞬時の判断を誤り、事故につながる可能
性を生む事に成ってしまうんだよ。</font>
それと同じ意味で「インク」もアカン。インクとは、非常に粘度
の低い、水のような状態の水性または油性の着色剤を示す。サカ
タインクスは、そうしたインク類も製造販売しているので、社名
をそうしている。我々がオフセットで使用する、粘度の高い物は、
あくまでも「インキ」。
軽オフ系の人達が、昔から「インク」と言っていたが、それは間
違い。自分の業界内の専門用語を、その業界のプロが間違えてい
たのでは、勉強不足を恥ずかしいと考え、是非とも改善して行っ
て欲しい。
by 成田祐司師匠 投稿日:2009年 4月 3日(金)09時51分56秒
●インキもインクも、どちらも液体です。
この液体が、紙の上で固化し固体に変化する状態を「乾燥」と呼
びます。
インクとインキの大きな違いは「粘度」です。水のようにサラサラ、
シャビシャビの、粘度の低い物を「インク」と呼びます。
だから、万年筆に使うシャビシャビのものはインク。それから、
今流行のインクジェットに使うのも、非常に粘度の低いモノです
からインクです。
これを「インキジェット」と呼んだら、笑われますよね。
我々がオフセット印刷に使うのは、その容器(缶)を傾けても、
ドロドロとしていて、明らかに水とは違う物性を持ったモノです。
しかしながら、いくらドロドロしていても、流動性を持っている
ので、これは液体です。
こうした、粘度の高いドロドロしたモノを「インキ」と呼んでい
ますが、インクとインキの境目がハッキリしていないのが現状で
す。この境目がハッキリしていない為に、アイマイな呼び方に成
ってしまっていますね。
「インキジェット」と言ったら笑われてしまうように、我々がオ
フセットで使うものを「インク」と表現してしまうと、「なんや
それ?」と言いたく成ってしまうのですよ。
我々、日本国中のオペレータ全てが、共通の言語で表現し、共通
の認識で理解し、同じレベルで認知出来ること。そんな事を目指
して「専門用語」が作られています。そしてそうした事を広く推
し進める為に「技能検定」と言う制度が設けられています。(技
能検定では「インキ」です)我々、印刷オペレータの未来は、技
術は、そして社会的地位は、我々自身の手で築き上げて行かなく
てはならない。そうでなければ、日本国内に於ける、
印刷技術者の未来が寂し過ぎる。そんなふうに考えて、非常に微
力ながら活動を続けています。どうか皆さん、「インキ」と呼ん
でやって下さい。
by 成田祐司師匠 投稿日:2009年 4月 4日(土)09時44分31秒
●インキとインク、色々な得意先を回りますと確かに混在してい
ますね。
印刷会社として歴史ある所は、「インキ」で統一されております
が、製版会社が印刷部門を作った所とか軽オフしかない会社では
「インク」が通用しておりますね。
元々はオランダ語からの「インキ」が日本での最初であり、英語
の「インク」よりも早くから使われていたようです。
成田さんの言うような、粘度の違いだけだとグラビアインキは
「インク」のカテゴリーになってしまいます。印刷業界一般に使
用されている言葉としては、筆記具に使用するものが「インク」。
印刷機に使用するものが「インキ」とされております。
パソコンプリンターは、コンピュータ用語自体が英語で構成され
ているため、英語の「インク」が使われているものと思います。
昨今、製版部門にコンピュータ・オペレーターの方々が入ってき
て多くの製版部門では、「インキ」より「インク」の方が幅を利
かせていますねぇ。
by いんちきやサン 投稿日:2009年 4月 4日(土)15時46分46秒
●JFPIのサイトに、
インキとインク、普段何気なく使っている言葉です。英語のスペ
ルはどちらもINK。どちらの言い方でも間違いではありません
し、充分意味も通じます。お好きなほうを今までどおりどうぞお
使い下さい。なんて、書いてあります。
●インキもインクも英語の綴りは一緒とのことですが、確かに英
語表記は一緒ですね。
しかし、インキの元は「inkt」です。英語ではありません。オラ
ンダ語です。
我々インキメーカーとしても、印刷の現場では「インキ」と呼ば
れた方が気持ちがいいのです。
「インク」と呼ばれると、印刷業界が短いのかな?とも思ってし
まいますね。
by いんちきやサン 投稿日:2009年 4月 5日(日)07時48分46秒
●インクもインキも、私の現場では混同して使われています。オ
ペレーターならいざ知らず、他の人達はプリンターのインクカセ
ットなども使うので。あえて、指摘はせずに、話しが通じれば良
いと思います。(怒られるかな?)
by 青春はB-THREEさん 投稿日:2009年 4月 5日(日)08時55分56秒
http://www.jfpi.or.jp/printpia/ink/story14.htm
by MEGALOGICさん 投稿日:2009年 4月 4日(土)20時44分32秒
●以前、インキとインクの呼び名についての話題がありました。私個人としては、筆記用はインキではなくインクで統一されているのかと思っておりましたが・・・
テレビを見ておりましたら、CMスポンサー一覧の中に「パイロットインキ」の文字がありました。あれっ?パイロット万年筆とは、関わりの無い会社なのかなと思いググってたところ、グループ企業でした。
万年筆等の筆記具を製造販売しているパイロットの商品一覧で、万年筆用インクを探してみたら、商品名は「インキ」でした。
アメリカの黒船来航以前から、長崎出島に来ていたオランダ人達だってペンは使っていたんでしょうから「インキ」がスタンダードだったんでしょうね
となると、インキがスタンダードな日本語でインクはコンピュータ関連用語の外来語になるのかなぁ
いんちきや 投稿日:2012年 7月 1日(日)09時25分51秒
●投稿者:成田祐司 投稿日:2021年10月 2日(土)07時01分10秒
なんで「インキ」って言えないのかなぁ。
オフセット印刷で使っているのは「インク」ではなく、
「インキ」なんですよ。最近は「咬」と言う言葉さえ
風化しつつある。見当合わせで「藍が咬だね」って
言うと「青を下って事ですか?」と聞いて来る始末。
「黒、青、赤、黄」だもんなぁ。
勉強してない先輩から間違った事を教えられれば、
若手諸君は、それを信じざるを得ない。そんな若者が
印刷の専門書を読んだってチンプンカンプンで、何も
理解出来ないわねぇ。言葉の表現は、どんどん進化し
変わって行くのが世の常だけど、専門用語ってヤツは
国家資格に関わるものなのだから正しく理解し正しく
使わなくては迷うばかりに成ってしまうんですよ。
まずは、インキから直して行って下さい。少なくとも
このサイトでは、許しません!(笑)。
●成田祐司
真剣に印刷を勉強していない者に
とっては、インクでもインキでも
どっちでもイイんでしょうね。
てもね、技能検定試験ではインキと
表記しなければ成らないよう、規定
されています。インキメーカーの
社名も、東洋インキ、大阪インキ等、
明確に「インキ」と表記されている
んですわ。インキと言う用語には、
オフセット印刷業界の歴史が有ります。
軽オフ屋さんは、インクと表現する
ところが多いですが、この「インキ」
ってのはね、商品名であり、公式に
認められた呼び名なんですわ。
インキをインクと呼ぶのはねぇ、
私にとっては、ナイフをフォークと
呼んでいるようなものなんです。
ナイフとフォークがゴッチャに成って
しまっていたら、いくら頑張っても
正しい解説には成りませんよね。
2023/3/15水23:32
●成田祐司
インキだろうが、インクだろうが、
そんなもん、どっちでもイイんだよ~。
自分自身、来週、大腸ガンの手術を
控えて、自分の命を削りながら書き込む
ほどの問題じゃないよなぁ~。(笑)
でもさ、そうやって考えると、あの
「いんちきやさん」って本当に凄いね。
オレなんかより、はるかに重い末期の
ガンと闘いながら、命が尽きる最後の
最後まで、ここに書き込みしてたんだ
もんなぁ~。
あの人は、インキメーカーの人でさ、
インキをインキと呼んでもらえない
のは、我々メーカーの努力不足だと、
いつも私にボヤいてた。だからさ、
いんちきやさんの遺言の様なつもり
もあって、インキと呼んでもらえる
ように頑張ってたんだけど、私も
これで体力の限界だわ~。しはらく、
お休みさせて頂きます~。
申し訳ない。
2023/3/16木0:46
●成田祐司
技術や理論って言うのは、本当に
小さな事柄の積み重ねなんですわ。
勉強して行く途中で、一つの事柄を
間違って理解してしまったりすると
その先全てが間違いに成ってしまう
事すら有るんですわ。途中でボタン
を掛け間違えてしまえば、その先の
ボタンは合いませんわね。
私が全国を回って指導をしてた時、
掛け間違えたボタンのおかげで、
その先に進む事が出来ず、あがいて
いるオペレータが沢山居ました。
たかがインクとインキ。されど、
そこを間違えれば、その先の理論は
何も理解出来ない可能性すら有る。
この話、必死に成って、理論や
技術を勉強した人になら、非常に
共鳴を頂ける事と思います。
2023/3/16木7:26
●田舎の印刷工
印刷会社のHPを観てインクと書いてあったらレベルを疑います。良い設備を持っておられても、技術は???
どっちらでもいいという概念よりも、モアベターを目指すしか我々オペレーターのやる事ってないと思います。
私も初心に帰って頑張っていきまーす。
成田さんの手術の成功と、お元気になられる事をお祈りしております。ファイト!
2023/3/17金12:39
Up 3/17 12:45
2023/04/29 R1 『インキとインク』を削除し、統合。記事追加。