クマの散歩道200回記念 会津マウントエクスプレスで行ったクマと猫の旅行記(後編)2-2。 | クマの散歩道~大好きなふるさと日光市を紹介するブログです~

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※お詫び
後編を一つの記事で書きたかったのですが、HTML文字数が規定数を超えてしまったので、最後に分割しました。こちらはそのうち2-1から続く2つ目の記事です。


野岩鉄道と東武鉄道の境界駅、新藤原まで帰って参りました。

ここ新藤原という駅は、野岩鉄道開通前は、先に通って来た旧会津線(今の会津鉄道)の会津滝ノ原駅と同じで、行き止まりの盲腸路線、片面ホームの鄙びた田舎の停車場という感じでした。その当時のことを書いたブログなどがないかなあと調べてみたら、ありましたよ!

いやあ懐かしい。このブログ、昭和51(1976)年の宇都宮、日光、野岩鉄道開通前の東武鬼怒川線というタイトルでその1~4まで書いていますが、お年頃の(笑)僕も知っている旧JR今市駅舎、旧東武下今市駅舎、旧鬼怒川温泉駅舎、それ以上に旧東武日光駅舎まで載ってるぞお~。鉄道に興味のない人にとっては、何が面白いの?と思われてしまうかもしれませんが、僕にとっては垂涎物です。鉄道に興味がなくても、日光市民には懐かしい写真ばかりですぞ。新藤原駅はその3に出ているので、それをリンク貼っておきます。リンク先の記事の下部でその1~4まで選んで飛ぶことが出来るから、日光市民の方は特に見てみて~。6000系というこの3月12日で東武線内での運行はなくなった6050系(上の会津高原尾瀬口駅で反対側に来た電車)の種車になった6000系車両も見ることが出来ますよ。こんなブログ書く人ってすごいなあ。
 
※参考
 
 
 
これは鬼怒川公園駅で車内から下り電車を写したものです。これも6050系電車です。

試運転となっているのは、某SNSのコミュでは会津鉄道の乗務員が乗務していたなんて話もあったので、この時点では会津鉄道で運行を担当するのかなと思っていました。でも執筆時点の3月23日(ダイヤ改正を終えた)では、野岩鉄道内で運行されているようです。東武線内では全て20400型でワンマン化されてしまったけど、野岩鉄道ではまだ6050系が運行されています。でもここでももうすぐ廃車になるんだろうなショボーン

この6050系は野岩鉄道と会津鉄道でも所有していて、東武鉄道所有車と共通運用で、快速電車として浅草から東武日光、鬼怒川温泉、会津田島まで6両編成でフレキシブルに運行されていた時代もありました。今やそれも〝今は無昔〟の体。時代の流れだとはいえ寂しい限りです。
 
 
そして鬼怒川温泉駅です。都合で行きはここ発のAIZUマウントエクスプレスに乗ったので、車はここの駅前の駐車場に停めてあったのですが、東武日光まで行くのにひとまずこのまま乗車しました。窓外にはちょうどSL大樹が停車していました。
 

 

鬼怒川温泉駅では停車時間はほとんどなかったので、ホームに出て写すことは出来ませんでした。車窓から動画を撮ってみました。

 

 
そして下今市に到着しました。この駅は東武日光線と鬼怒川線の分岐駅です。この時のAIZUマウントエクスプレスは下今市駅の4番線に入線しました。
 
 
 
ここからは進行方向を変えて、AT-700形(赤い車両)を先頭車にして東武日光まで走ります。〝Y〟字の上の部分を折り返すように走る感じです。ここからは座席が逆向きのまま東武日光まで乗車しました。中には自分で座席を回転させているお客様もいましたけど、東武日光まではほんのわずかの所要時間ですからね。
 
 
このAT-701という車両には猫の写真がたくさん掲示されていましたよ。チョコ三毛猫と一緒に旅行する位の猫好きの僕にはこんなところにも親しみが湧くわあ。
 
 
さあ東武日光駅に到着しました。降りて改札口を振り返ったところです。会津若松駅みどりの窓口のマルスから発券された会津若松~東武日光の切符でもこの自動改札を通ることは出来ましたが、切符を記念に欲しい僕は、右側の係員のいる窓口で事情を話して通してもらいました。あとでその切符の写真を載せますが、失効を意味するハンコが電車型のハンコでした。
 
 
駅から離れて写せば、駅舎全体が入ったのでしょうが、折り返しのAIZUマウントエクスプレス会津若松行きで鬼怒川温泉駅まで乗って帰りたいので、余り時間がありませんでした。従って駅名が入るだけのこんなアングルにしました。
 
 
これは最近では結構有名になったかつて日光軌道線を走っていた車両です。僕は地元ですからよ~く知っていますが、初めて見るという型のために、色々と参考資料を紐解いておきましょう。

※参考資料
日光軌道線のことが一番わかりやすく書かれています。
こちらは駅前や沿線の様子を写真入りで丁寧に書いています。
このブログは日光では有名なブログです。ブログ主さんが、チロリン村の代表に誘われて、当時岡山電気軌道で走っていた元日光軌道線の車両を引き取りに行く話です。日光軌道線・路面電車に出会う旅というタイトルでその1~3。日光軌道・路面電車里帰り作戦でその1日光軌道線路面電車を頂戴する旅でその1~2と相当詳しく書かれています。読み応えありますよ。
 
まだまだ見てもらいたい、僕的にもリンクとして残しておきたい資料を今回の執筆に当たって見つけたので貼りたいのですが、この記事に貼るとしつこくなってしまうので、過去に僕が東武日光駅前のこの車両のことをここで書いたものをリブログしておきます。今回見つけた資料も含め、最後に「資料庫」という形で載せておきました。興味のある形はご覧ください。

 

 

では、もうすぐこの記事も終盤ですが、先に進めます。

 

 

再度東武日光駅構内に入りました。東武日光駅は増設した関係から1番線2番線と、3番線4番線は〝ハ〟の字に配置されています。その〝ハ〟の字の片方1番線と2番線から特急リバティが発着する様子です。


3月12日のダイヤ改正では、特急特急スペーシア車両の運用が大幅に減らされ、その代わりにこのリバティ車両での運用が増えました。時間帯によっては、浅草から3両で運転します。3両で運行すると、春日部までの利用者が多いので満席になっているというような弊害もでているようです。


それで当のスペーシア車両は新栃木駅や春日部駅近くの留置線に休車状態で置かれていたり、104Fというサニーコーラルに塗られた車両は東武鉄道の北館林で廃車にされるため廃車回送されました。特急スペーシアも初登場から30年以上が経過するので、時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、まだまだ現在の最先端車両と比べても見劣りしない車両だけにその引退はとても残念です。2023年のスペーシア後継車両N100系が就航、増備される事を願うばかりです。個人的にはリバティ使用の特急は汎用車みたいで好きでないのです。N100系の導入についてはこのブログでもブレイキングニュースとして上げています。

 

クマの散歩道ブレイキングニュース 東武特急の新型車両導入 N100系 受注は日立製作所

 

 


これは〝ハ〟の字のもう一方、3番線に入る20400型です。僕のブログを読んでいる方には既にご存じの通り、元地下鉄日比谷線乗り入れ車両20000系を種車とした更新車(改造車)です。6050系の引退とワンマン運転化のために導入されたものです。20400型の適当な資料は執筆時点では見つからないので、導入背景などが詳しく書かれた東洋経済オンラインの記事を掲載しておきます。
 
 
こうして20400型だろうと、東武日光駅で東武鉄道の車両と会津鉄道の車両とが並ぶことは、もうないのかと思うと本当に寂しい限りです。今回のこの旅の最大の目的がこの東武日光まで運行されていた(執筆時点ではもう過去形です)AIZUマウントエクスプレスに乗ることが最大の目的であることは、何度も書いている通りです。
 
 
 
さあ気を取り直して。こちらはこれから会津若松まで帰るAIZUマウントエクスプレスです。

前編で最初に書いた通り、このAIZUマウントエクスプレスが登場してしばらくは午前中にここ東武日光を発つ列車があったのですが、終盤は、東武日光発が16:43と夕方になり、会津若松には19:00過ぎて到着するダイヤだったので、行きの乗車は諦めて、帰りに全線乗車を回したわけです。
 
 
東武日光に停車中に車内清掃(運行は会津鉄道の乗務員が担当していますが清掃は東武鉄道関連会社がしてました)、座席の転換を済ませていました。ただし下今市まではまた逆向きに進みます。
 
 
そしてまた下今市に到着です。
 
 
ここからは東武鬼怒川線、野岩鉄道線、会津鉄道線、JR只見線と辿って会津若松までひた走ります。
 
 
これはたまたまシャッターの押し間違いで写った写真なのですが、斜め前に座ったこの女の子が可愛くて。鬼滅の刃のマスクが可愛いので、マスクを指して口の形で「可愛いね」と言ったら、ニコニコとうれしそうにし、途中駅で降りるにバイバイって手を振ってくれました。女の子はいいですねえ。個人の写真なので肖像権の問題が絡むのですが、可愛かった顔の半分しか写ってないので、ご容赦いただいて載せてみました。
 
 
そしてまた車内の猫の写真を・・・。
 
 
出発地鬼怒川温泉駅まで帰って来ました。
 
鬼怒太ただいま~。
 
大阪の友達(女性)によると「可愛くないな~」ということなのですが、鬼怒川温泉のシンボル像です。鬼怒川に架かる橋の近くに鎮座しています。まあ確かにもうちょっと漫画チックに作っても良かったかな。
 

 鬼怒川温泉駅舎です。


SL大樹の転車台です。鬼怒川温泉駅と下今市駅に転車台が設けられています。
 
 
最後に今回記念にもらって来た切符を。これは行きの切符で、鬼怒川温泉駅の窓口で買ったものです。ベージュ色の東武鉄道の台紙で発券されています。磐越西線の精算所で失効印を押してもらったのですが、ポケットの中に入れておいたので、印が滲んでしまいました。残念。
 
 
そして、会津若松~猪苗代間の運賃を精算した精算書です。精算はSuicaでしています。帰りの猪苗代~会津若松間もSuicaで通ってます。

ちなみに今回の行程で、両端の東武鉄道とJR線(西若松からの只見線と磐越西線)ではSuicaやPASMOが使えますが、野岩鉄道及び会津鉄道では使えません。跨がって乗車する場合は、最初から紙の切符を用意するか、車内で切符を買います。
 
その場合は出場記録がつかないので、車内で乗車証明書を発行してくれるので、あとでJRの窓口等で出場記録をつけてもらうという取り扱いになります。会津若松で降りるなら会津若松駅の精算所でも可能ですし、僕の行程であれば猪苗代駅でも可能です。というより僕の行程だと仮に鬼怒川温泉駅でSuicaで入場していたら、猪苗代駅でそれをやっておかないと、帰りに猪苗代駅入場時に引っかかります。
 
逆の行程で考えると猪苗代駅でSuicaで入場して、そのまま会津若松で途中下車せず、AIZUマウントエクスプレスに乗車したとしたら、少なくても会津鉄道と野岩鉄道の部分だけは車内で運賃を支払う必要があります。そして出場記録はたとえそれがSuica(JR東日本の運営するIC乗車券)であっても東武日光駅でつけることが可能です。
 
 
これは会津若松のみどりの窓口で発券された切符です。お馴染みのJRの台紙で発券されています。この切符は東武日光駅で失効印を押してもらっています。これが電車の絵が描かれた印であるのが記念になるでしょう。僕は地元なので、まずこんな形で切符をもらうことってなかなかないから(地元駅は東武日光ではないから余計)、まして記念になります。


さて、今回は200回記念特集として、ほぼ時を同じくして、ダイヤ改正により区間短縮になってしまうAIZUマウントエクスプレスに、会津若松から東武日光まで全線乗車した模様をリポートしました。都合3編4記事に渡って、最後までお読みいただきありがとうございました。




(取材日:2022.2.15~16、執筆完了日:2022.3.23)