クマの散歩道 Vol. 202 クマ、日光西町地区の浄光寺にお詣りに行く。 | クマの散歩道~大好きなふるさと日光市を紹介するブログです~

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皆様こんにちは。
ずいぶん日数が経ってしまいましたが、去る4月25日(月)、日光西町地区にある浄光寺というお寺にお詣りに行ってきました。ここは親友が眠るお墓があるお寺で、久し振りに会いに行ったのです。ブログに上げようとは思ってなかったのですが、改めて素敵なお寺だなあと思ったことと、遅咲きの桜がきれいだったので記事にしてみました。
 

これは浄光寺の山門です。小さな門ですがとても趣のある山門だなあと思います。
 

話を進める前に、ちょっと浄光寺のある場所を地図で見て見ましょう。東照宮などの日光の社寺の西側、匠町という所にあります。
 
日光の社寺の西側に広がる安川町、本町、匠町、花石町、久次良町(くじらまち)を併せて西町と呼んでいます。付近は東照宮近辺とは違ったしっとりとした静かな街並みが広がる、隠れた文化遺産と史跡のある地区です。これは僕の喩えですが、場所によっては京都の嵯峨野、あるいは化野(あだしの)地区に雰囲気が似ているなあと思います。あるいは金沢の武家屋敷界隈に似た所もあります。
 
西町観光に関する資料を3つほど紐解いてみましょう。
 

まずは西町活性化推進委員会が出している日光西町観光ガイドです。

 

 

そして日光市役所観光経済部観光課が最近出した日光西町まちあるきまっぷです。

 

 

そして日光市役所ホームページに掲載されているグリーンスローモビリティーに関するページです。


グリーンスローモビリティは、低速電動モービルの通称です。小型で環境にやさしい車両として、観光、生活交通など様々な場面での活用が期待され、国土交通省や環境省も導入を推奨しています(ホームページ内文章より引用)。


要するに小さな低速で走行するバスが、道幅の狭い場所が多い西町地区を巡回します。



こんな小さなかわいらしいバスなんですよ。窓ガラスは嵌められていません。


写真は当の日光市ホームページ内の物をお借りしました。

 


さて、話を戻しましょう。浄光寺はそんな西町地区でも特に素敵な界隈、匠町にあるということは既に書きました。近くには田母沢御用邸記念公園憾満ケ淵 並び地蔵(化け地蔵)があります。
 
上でリンクを張った3番目の日光市役所ホームページのグリーンスローモビリティーに関する記事を見ると、バスの路線図があります。それを見ると浄光寺の門前にはバス停がないので、御用邸通りのバス停から歩くと一番近いと思います。

と、いうより、このバスは輪王寺の門前を出発して、二荒山神社と大猷院前、西参道入口を経由して、まずは西町地区のうち匠町近辺に行くので、観光で近辺を回るのであれば、憾満ケ淵 並び地蔵(化け地蔵)を見てからゆっくり来た道を徒歩で戻って、大谷川(だいやがわ)を渡ってもそんなに遠い距離ではありません。

逆に田沢沢御用邸記念公園からも歩ける距離ですから、バスと徒歩をうまく組み合わせてみるといいと思います。
 
 
日光市でも4月上旬には桜が満開になり、この4月25日には既に葉桜になっていましたが、ここではとても桜がきれいでした。山門の右側にある駐車場に何本か植えられています。
 

調べてみたら、これはシダレヤマザクラ(枝垂れ山桜)あるいはヤマザクラシダレと呼ばれる品種のようです。地域や木によって、4月上旬から中旬に咲く品種のようです。この頃はソメイヨシノは終わっていても、ここ以外でも市内各地の山肌には山桜が咲いているのが見られた時期です。
 

これは特に花付きのいい枝を撮ってみたものです。花と葉っぱが一緒に出ていることから、山桜の一種だということは検討がついていましたが、僕はヤマザクラの枝垂れ品種を初めて見ました。写真では実際のきれいさを伝え切れていません。
 

山門の両側には、お地蔵様が鎮座しています。
 
このお寺の山門や駐車場近辺は、この時は桜がきれいでしたが、紅葉の時期もそれはそれは見事ですよ。山門周辺が紅葉した時に来ると、僕が京都嵯峨野近辺みたいと書いたのも納得していただけるかもしれません。

 

これがGoogleマップの浄光寺のページです。ここに一般の方が投稿した写真で、紅葉した時の様子がちょっとだけわかるような写真もあります。

 

墓地の一番奥にある「石造 阿弥陀如来坐像・地蔵菩薩像」です。
  

これは日光市指定文化財に指定されているようです。
 

お寺の下には大谷川が流れています。浄光寺は大谷川左岸にありますが、右岸の斜向かいに憾満ケ淵 並び地蔵(化け地蔵)があります。
 
お寺の庫裡前には六地蔵も祀られています。

ここ以外にも境内の墓地の通路にはたくさんの小さなお地蔵様が祀られていたり、憾満ケ淵のお地蔵様の首があったりします。お友達に聞いたところによると、山門を入ったところに、とても二枚目の(ハンサムな)お地蔵も祀られているそうですよ。僕は気づきませんでしたが。ただそれらは一般の墓地の中にあるので、写真撮影を自己規制しました。


日光西町観光ガイドで、憾満親地蔵御首のことなどについて書かれていますので、リンクを張っておきましょう。

庫裡の前にはピンクの木蓮の花もきれいでした。浄光寺は花一杯の素敵なお寺です。友達もいいところに眠っているなあ。
 


◎お願い
浄光寺は観光的に開放されたお寺ではありません。もちろん参拝料などはありません。あくまで檀家さんもいる一般のお寺ですから、そこはわきまえて参拝なさってください。駐車場はあることはありますが、あくまでも墓参の檀家さん優先の駐車場ですから、お車の場合でも付近の有料駐車場に入れて歩いていただくか、上記グリーンスローモビリティーのバスをご利用ください。
 
 
 
 
 
取材日:2022.4.22
執筆日:2022.5.11