不測の事態により、アメンバーのみなさまにおかしなことにつき合わせて申し訳ありませんでした。
今度の記事から通常に戻ります。
前回の続きです。
そんなこんなで、レイさんのところに行ったクララ。
レイさん「久しぶりですね。その後いかがですか?」
クララ「そうですね……一日中そのことばかり考えて、ブレーカー落ちたみたいな状態からは脱しましたが冬に入って体調も気力も落ちてて」
レイさん「そうですか、(見えない人たちの)すごく助けたいって気持ちは感じます。今日は朝『榊を飾りなさい』って指示がありました。クララさんに纏わる人たちからです。榊があるとクララさんへのサポートがしやすいようです」
クララ「そうですか……」
以前は、見えない存在からのサポートがあるとレイさんに聞くと涙がでるほどうれしかった。
でも今は素直にそう思えない。
だって見えない存在は結局助けてくれなかった。
「成長」とやらをさせるために、私が性犯罪に遭うことを黙認した。
(そういう訳ではないと頭ではわかっているが、受け入れられない)
いまさらサポートと言われても遅いよ。
助けてくれるなら、性犯罪に遭う前の自分にもどしてよ。
できないならどんなサポートも意味ないよ。
私が元気になったら、今度はもっと酷い目に遭わせるつもりだろうか?
そんな風にしか思えない。
そういうとレイさんは「そうなるとしかたないですね」と言って、それ以上何も言わずすぐにヒーリングに入った。
体調に関してはエネルギー的にもレイさんいわく「とても働ける状況ではないでしょう」とのことだった。
ヒーリング中も
クララ「弟が今度結婚することになりまして。相手の方は弟に言わせると母に似ているそうです。緑野家にとっていいことなのか悪いことなのかわからないですが」
レイさん「いいも悪いも、人生はゲームですから」
クララ「ゲームなら……リセットしたいです。もうこんなゲーム二度と参加したくないです」
こんな感じだった。
けど、
ヒーリングの最後の方にふと前世の自分が出てきたような気がした。
たぶん前世の自分も性犯罪に遭ったことがあると思う。
以前レイさんに宗教関係者だった前世の私が「二度と神なんて信じない」と魂に刻み付けたと聞いた。
確かに神を信じていた女性が性犯罪に遭ったら、きっとそう思う。
レイさんに以前言われたのは「前世のクララさんの望みはいつでもこの世的なんですよね。与えられていた幸せもあったのに、それには目を向けずに、報われなかったもう神を信じない!って思ってしまったんですよね」
性犯罪で尊厳を蹂躙されたのに、他に与えられている幸せがあるから(ってそれが何なのか分からないけど)それに目を向けろといわれても無理にしか思えなかった。
私は性犯罪撲滅に向けてようやく動き出した世界に生きてて、
かなり前の時代を生きた前世の自分は、誰にも理解されず、誰にも話せず、
相手を責めたり、自分を責めたり、神を責めたりを一人でやっていたのかなと思うと。
ヒーリング中に涙が止まらなくなっていた。
でもどうしても、前世の自分を癒すために、「性犯罪に遭っても自分を大事にする」っていう課題をクリアするために性犯罪に遭ったということが受け入れられなかった。
それでは「性犯罪に遭ったおかげ」になってしまうから。
モヤモヤすることを言われたのは、ヒーリング終わってからだった。
レイさん「今回の事件は……子供ってお母さんは見ているんだけど、見てないと思って『ママ見て~!』ってあえて危ないことをしたりするんですよ。今回はそういうことみたいです。自分が愛されているかどうか試したかったんですね。でもクララさんはもう大人なんで、そんなことしなくていいんですよ」
つまり、子供が母親の気を引くためにわざと危ないことをするように。
私は自分を不幸にする。周りの人の気を引くために。
どんだけ不幸にしても、お母さんが見てくれないから、どんどんエスカレートして、
ついには、自分を性犯罪に遭わせた。
レイさんに言わせればそういうことらしい。
まったく心あたりがないわけじゃない。
私は誰からも愛されていないって思いつつも、
奥の部分でそれでも愛されたいって願いを捨て切れなくて、、
ものすごく「可愛そうな」目に遭えば、私を愛している誰かが「可愛そう」って愛をくれるかもって希望を捨てきれて居なかったのかもしれない。
確かに、事件以降たくさんの人に助けてもらった。
唯一のリアル友達のジーンは泣いてくれた
私以上に怒ってくれた人
警察に付き添うといってくれた人
弁護士に依頼するのにお金がいるなら少し出すとまで言ってくれた人もいる
もちろんブログを通じて心配してくれた人たちもいる
(もちろん全員女性)
私は彼女たちの愛が欲しいがために、性犯罪に遭ったというのだろうか?
そう思うととてもではないがやりきれない。
加害者を憎むことでようやく生きている私なのに、加害者が私自身だとしたら
もうわけがわからなくなる。
自分が
なんてめんどくさい、なんて重たい、なんて忌まわしい存在なんだって思えて、
本当に生きていて申し訳ないとしか言えなくなる。
……でも、そんなことを思うけどそれ以上先に思考は進まない。
なぜなら生きることに疲れきっていたし、希望を失っていたから、
コドモな自分が引き起こした事件だといわれても、
そんな自分を変えていこうと思えない。
変わっても、変わらなくても辛い試練はくるなら
考えるのがめんどくさい。
だからレイさんにはこう答えた
クララ「そう……そうかもしれません。でもそれを言われてもどうすることもできません。
私は子供で、母親の気を引きたくて危ないことをして、たとえば道に飛び出して車に轢かれたような状況なのかもって思います。
けど、すでに轢かれてしまってからでは、もう……無理なんです。死体ですから」
レイさん「うーん、まだ早かったみたいですね」
レイさんはそれ以上なにも言わなかった。
早いということは、いつかわたしはその事実を受け入れなくてはいけないのだろうか……
家に帰ってからも悶々と考え続けていた。
そしたら、珍しくレイさんからメールがきた。
レイさんともコミさんとも違う目線でスピリチュアルカウンセラーをやっている女性がいるので、利用してはどうかというを紹介してくれた。
試してみたい……。
そう思った私は、予約を入れることにした。
あとちょっとだけ続きます。