平成仮面ライダーシリーズ。 | 『Go ahead,Make my day ! 』

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【オリジナルのハードボイルド小説(?)と創作に関する無駄口。ときどき音楽についても】

真名さんとこ や、藍花さんとこ で思いっきり楽しませていただいた「仮面ライダー響鬼」ですが。

見よう見ようと思いつつ、日曜朝の早起きが出来ないまま、最終回を迎えようとしております。

まー、最終回だけ見たって何が何だか分からないこと請け合いなので、見ないことにしますが、この平成仮面ライダーシリーズ、どんどん意味が分からない方向へ漂流しつつありますな。

「仮面ライダー」と名乗る意義も、もはや見つからず。デザイン的に「変身ベルト」を使うためには、この冠が必要なだけじゃないかと邪推するばかりです。あと、明らかに玩具を売るために設定に口出しをしている○ンダイのあざとさも目に付きますね。


夢のない話はこれくらいにして。

私にとっての平成ライダーシリーズは、最初の「クウガ」が何の予備知識もなくテレビをつけたら第1話(このパターン多いです。エヴァンゲリオンも同じ理由で第1話を見てます)だったという馴れ初めでした。以降、飛び飛びになりながらも、何とか最終話までたどり着きます。

続いて「アギト」なのですが、これは2話目くらいで賀集利樹のあまりのダイコンぶりに呆れ果てて脱落。そういえばコレ、要潤も出てたんですよね。イケメン路線のはしりでしょうか。

「龍騎」は、放送前に公開された資料を見て、当日の朝まで迷った結果、放送直前に脱落。実は誰が出ていたかも知りません。仮面ライダーという名にそぐわぬ様、どんなに不自然でもバイクに乗り続けてきた歴代ライダーの努力を無にするように、おなじみのバケモノじみた設定の専用バイクは出てきませんでした(よね?)。

で、「ファイズ」。一転してメカメカしいデザインと、変身ベルトにケイタイを突っ込むと言う言語道断な設定にやられて見始めました。主題歌がISSAというのもツボでしたね。ま、私の興味の半分以上は加藤美佳(はぁと)芳賀優里亜を見ることにあったのですが……。この作品は初の「主人公がフリーター」なライダーということで、時代性を(意図しないところで)表現にした作品でもありました。

そして「ブレイド」。あのペン先のようなデザインに呆れ果て、見るのをやめてしまいました。「響鬼」は、その流れで見ませんでした。


えー、小学生の甥に聞いたところでは、一連のシリーズは「子供にはちょっと理解し難い内容」だったようです。特に「龍騎」は。大人も楽しめる作品を目指したのが仇になったようですね。


私は結局、「クウガ」「ファイズ」しかまともには見ていない訳ですが、この二つは(突っ込みどころ満載ではありましたが)十分に楽しめる作品だったと思います。脚本・台詞回しもなかなかで、最終話に向けて少しずつ謎が解けていく展開も良かったと思います(特にファイズは)

この辺り、創作考とも重なる部分なのですが、約一年にも及ぶ長いストーリーを引っ張っていくための原動力になりうるのは、登場人物が織り成すドラマと、クライマックスに向かって収斂していく謎、そしてその2つの絶妙なバランスだと思います。

見ていない作品を批評するのは何ですが、真名さんの記事を読んでみた限りで響鬼が失敗したところがあるとすれば、後者があまりにもお粗末だった為に前者のウェイトが大きくなりすぎ、前者も機能しなくなったのではないかな、という気がしています。


いずれにしても、次は「カブト」だそうで、これまた見る気の失せるヴィジュアル(色使いがクウガっぽいけど、中途半端にメカっぽい)なので多分見ないのでしょうけど、お二人のレヴューには引き続き期待して(←何を?)おります。

とか言って「 見 ま せ ん か ら 」とか言われたら、それはそれで寂しいな……。ええい、そのときは!!


発掘屋さんに頼もう。(自分で見る気はナッシング)