怖くないモンスター図鑑 | 苔生した北の森を歩く

苔生した北の森を歩く

タイトルの森もコケもほぼあげてません。ぴえん。

 

REDSNSに警鐘を鳴らす化け物
マネキンのような整った顔のついたモンスター。もはやS〇P。目が開くことはないが、インスタ映えばかり考えて迷惑をかける人の写真にその場を立ち去るまでフォトボムし続けたり、注文して食べない者の前には機械部分の回転部で食べるまでサーブしたり、誹謗中傷する人には回転部を使って投稿を消すまで頭突きする。その回転部を倒すと眠るなどのサービス精神もある。前に倒して水につけるとブクブクしてくれたりもする。話すときは綺麗な女性の声になる。
ただし目が開いたら最後、足の部分に収納されている極めて原始的な武器(刀)で頭部くらいの穴を胴体に開ける、恐ろしいものと化す。
ORANGE自然離れを警告する化け物
天体観測を強要してくる、レンズと手だけのモンスター。手はいくらでも増やせる。口がないため手振りのみながら、解説が丁寧で、誰でも満点の星空から星座を見つけることができる。ただし、就寝時間は23時から6時のため、このモンスター自体が天体観測に適した時間に起きてない。また、プラネタリウムで感涙している姿を学芸員に目撃されたり、全国各地の天文台を巡り熱心に勉強し、88星座を6か国語で覚えていたり、惑星探査機の名前の由来まで完全に記憶しており、天体望遠鏡を自作した単なる天文マニア。起きている間の時間はすべて天文学に捧げている。、
誰の前に現れるか解らないが、対象の部屋に星座盤など天体観測を定期的にしている形跡があると、手を振って帰る。ただし出せる限りの手をメいっぱい出して手を振るため、一般家庭及びアパマンのドアなら手でいっぱいになる。シェーン​​​​​ブルン宮殿の大広間のドアぎっちぎちまで手を増やせる。
 
YELLOW虐待を象徴する化け物
膝を抱えてわずかに顔を上げ、ずっとこちらを見てくる5歳の男の子の姿をしたモンスター。ただずっと見てくる。後ろに回ってもその状態で、その姿勢は絶対に崩さない。ただただ膝を抱えてこっちを見てくる、ちょっと可愛くなってくるやつ。話しかけてもギリギリ聞き取れる程度でしか返事しないが、しっかり答えている。おやつを置いておくと、見てないうちに食べてたりするところがちゃっかりしている。
実は撃退方法が1つだけあり
・急に「あっ!」と言う
・左側から男の子に振り向き、「ねえ、ねえ」と2回言って、左膝を立てて跪く
・「晩御飯出来てるんじゃないの?」と噛まずにはっきりと、男の子の目を見て伝える。時間は18時から19時の間。
男の子が目を逸らしたら成功。立ち上がって、晩御飯を食べにその場を出ていく。
ただし、この子に手をあげない事。男の子を殴った拳や踏んづけた足から焼けただれて行き、切断することになる。
GREEN思いやりを象徴する化け物
見た目で損をしているモンスター。彼がほっとけないものは
・寝たふりしているサラリーマンに席を奪われているお年寄り
・踏んづけられた花や昆虫
・「じゃあね、ママ知らない」と置いて行かれた迷子
・育て方が解らないから捨てられた子犬 など
極めて優しく温かい心の持ち主で、知らないうちに助けられていることもある。その恐ろしい牙はただ伸びているだけで、鋭く見える爪は大福のような触り心地で、温かい手をしているうえ、怒っている口からはアナウンサーのような聞き取りやすく落ち着いた声を出す。藁の束のような体は毛布のようにふかふか。鋭く尖った目はとても綺麗で温かい眼差し。「偽善ぶってうざい」「キモい」などの心無い言葉をかけられることもあるが
その対象の舌と目玉を栄養に生きている。
BLUEマナーへの危機を訴える化け物
あおり運転やスピード違反、信号無視などをした人の助手席に現れ、「きゃー、きゃー」とフ〇ちゃんが大騒ぎしているレベルの大声で叫び続ける上半身だけのモンスター。ゆえに移動は不可能。違反者や共さ者、共助者にしか視認できない。助手席に誰かいる時は後部座席に、例えぎちぎちになろうとも移動させる。「うるさい!」などと怒鳴るとボリュームUP。自宅に帰るまで消えない。その間、被害者に真摯に謝ったり法定速度を守って安全運転するといつの間にか消える。
バイクにも自転車にも乗り物なら何でも現れる。シートベルトをしていたり、ヘルメット着用だったり、彼本人の交通マナーは抜群。違反者以外からは見えてないことを本人は知らない。
ただし気を取られていると余所見運転になり、事故のもとになる。彼が原因で事故を起こした場合、違反者はまず助からない。あまりあおり運転などに関わっていないため彼が見えていなかった同乗者にも、事故を起こして初めて視認でき、その声が聞こえるようになる。その声が、事故を発見させる。救護者が到着した時、彼は外で見ているという。
VIOLET現代のモラルに警鐘を鳴らす化け物
ニワトリ(白色レグホン)の姿をしたモンスター。翼はギャグマンガの鳥のごとく腕になったり翼になったり、ポイ捨した人を見つけるとニワトリの執念深さを以てして執拗に対象をハリセンで叩き続ける。ゴミ箱になげれば立ち去るが、吸い殻が側溝に入るなど、対象が回収できない場合はハリセン攻撃となる。空き缶やコンビニ弁当ならば左翼でハリセン、右翼で対象のごみを拾っては投げつけ、拾っては投げつけるW攻撃になる。攻撃はニワトリが完全に見失うか、きちんと処分するまで終わらない。対象が複数の場合、1人につき1羽つく。
したっけニワトリが処分すればいい、という無責任な意見に対しては、そんな根性だから平気でポイ捨てするんだとハリセン速度が増す。
また、すでに落ちているゴミも対象を特定する力があり、対象の元まで行きハリセンANDごみの投げつけを行う。逆に攻撃すると、『ゼルダ』のコッコをリアルで体験することになる
ちなみにメスもいる。