前回の伏見稲荷の記事は、奉納した大鳥居の話が主でした。
奉納した大鳥居を確認した後、稲荷山を登ったので、その様子をレポートします。
伏見稲荷大社の境内には、様々な社殿があるので、今回、取り上げるのは、その中のほんの僅かなものになります。
こちらの池は、熊鷹社の背後に広がる新池(別称:谺(こだま)ヶ池)です。
この池には、行方不明になった人を探す時にこの池のほとりで手を叩き、こだまが返って来た方角に手がかりがあるというの言い伝えがあります。
この言い伝えから、池の名前は新池のほか、谺(こだま)ヶ池という名前を持っています。
お願いごとをした後はこだまが返って来るのを確かめることができる場所へ行くのがお薦めです。
熊鷹社の社殿です。
熊鷹社の社殿は、新池の石積みに設けられています。
熊鷹大神が祀られ、伏見稲荷大社随一のパワースポットとして知られています。
参拝客が多い日にはおびただしい数のロウソクが燃えさかり、独特の雰囲気がただよっています。
熊鷹社は本殿からは20分ほどの所にあります。
こちらは、三徳大神の社殿です。
三徳社は衣食住の神様で、特に魚河岸の神として有名です。
昔は築地から荷物を運び、三徳社の向かいにある茶店(三徳亭)にひと月ほど滞在しお参りしていたそうです。
更に上り四ツ辻を目指します。
稲荷山の四ツ辻にやってきました。
こちらは、稲荷山めぐりの登山道が四方からぶつから場所です。
こちらは、本殿のある下から登ってきた道です。
本殿から、ここまでは約1時間という行程が一般的でしょうか。
ここにあるお茶屋のひとつの「仁志むら亭」は、俳優・西村和彦さんのご実家です。
中央にみえている道は、下社から登って山頂へ向かう道です。
この道を進むと、三の峰、間の峰、二ノ峰、一ノ峰と続き、御膳谷奉拝所を経て、再びこちらの四ツ辻に戻ってきます。
一ノ峰に向かう道ではなく、荒神峰を目指します。
荒神峰には、7神蹟のひとつである田中社があります。
「神蹟」とは、かつて稲荷神を含む神々が降臨した場所のことです。
田中社の拝殿です。
田中社には権太夫大神という神が祀られていますが、由緒書の掲示によると大己貴神(=大国主神)の別名とのことです。
権太夫大神は福の神で、縁組と商売繁昌に御利益があるとされ、芸能関係者の崇敬も篤いようです。
次回は、田中社の他、御膳谷奉拝所などを紹介する予定です。
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