1年数ヶ月前にナビ部分のハードディスクとDVD/CDプレイヤーが壊れて、
聴けるものがラジオかMDになっている。
(たまにそれらも聴けない時がある)
昨日は日曜の夜で、ラジオが早く終わってしまったので、
MDを適当に掴んでプレイヤーに突っ込んだら、
懐かしいZARDのベストが流れてきた。
ちょうど社会人になる年にデビューしたので、
何となく思い出も多いのですが、
ボーカルの坂井泉水さんが不慮の死を遂げて久しく、
謎めいたビジュアルと併せて人気だった甘い声は、
もう過去のものでしかないんだなと思った。
兎にも角にも、生きているうちが華だろうが、
歌というものは、何らかの形で残り、後世に伝えられ、
たとえ声の主がこの世にいなくとも、その輝きを絶やすことはない。
それはもちろん歌だけではなく、映画とか写真とか、文章もそうだろう。
年を重ねると、さすがに自分の人生の中で何を残せるだろうか、ということを考えたりする。
いつまで続くかわからない命を計算に入れたり入れなかったり。
誰に伝えられるか、
誰の心を打つか、
そしてまた別の誰かに伝わるか、
全くわからないが、
私の命のかけらのごとく、
形作れるものができたらと思う。