想い出の置き場 | マンモス☆南北東西を駈ける

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グラビアアイドル・モデル撮影会「グラ☆スタ!」主宰/フォトグラフィック・オーガナイザーのマンモス☆南のサブブログ。日々の喜怒哀楽を吐露?!

去年からいろいろなことがあって、

もちろんコロナの影響が大きいわけですが、

イベントはもちろん、ミーティングも、

人と会うケースが少なくなって、

オンラインで行うことが増えました。


というか、オンラインで、がデフォルトなのが

一般的なんでしょうね。

私の仕事の多くが、

オンラインで完結できない仕事なので、

今だにそんなことを言ってるのでしょうか。


エンターテイメントの仕事の肝は、

「想い出作り」

だと思っていて、

それは、何かを見るとか、聴くとか、

人と会うとか、話すとか、触れ合うとか、

そういうことを通して体験したことを、

想い出として心に刻んだり、

後になって思い出したり、懐かしんだり、

するものでしょうか。


確か以前に読んだ誰かのコラムで、

本棚にある本は、その中身はもちろんのこと、

本を読んだ体験を確認するためにある、

と書かれていました。


本が売れないとか、活字離れとか言われつつ、

本という客体から何かを学ぶ経験は、

今でも大切に思われるべきことでしょう。


たとえ同じ内容のことでも、

友達に言われるとムカつくとか、

親に言われると腹が立つとかあっても、

本で読むとそうだなって思う、的な(笑)

ちょっとした媒介の違いで、

受け取り方も変わるものです。


恐らく、素敵だと思われる写真も、

スマホやパソコンの画面で見るのと、

1枚のプリントで見るのとでは、

印象もだいぶ違うのではと思います。


テレビのドキュメンタリーとかで見るような

想い出の1枚って、だいたい紙焼きですよね。

その方が重みを感じてしまう、

私が古いタイプの人間だからですかね。


もちろん想い出が重い軽いの問題ではなく、

伝え方、伝わり方の違いなのかと。


撮影会運営という仕事なので、

それは撮影する権利というか時間を

お渡ししているわけですが、

撮影した写真の出来栄えに重きを置く人も、

撮影している時の会話に重きを置く人も、

様々かと思います。

撮った写真を、

パソコンに取り込んで見て楽しんだり、

気に入ったものをプリントしたり、

自分で飾ったり、モデルに渡したり、

はたまた、

メモリーカードに入れっ放しだったり、

それもまた様々ですかね。


でも恐らく、

皆さんそれぞれに想い出の置き場があって、

会話にせよ、体験にせよ、データにせよ、

いろんなものをいろんなところに置けて、

引き出しを開けるように、

楽しみに出会えたらいいわけですよね。


思い出を作ることと併せて、

どんな想い出の置き場を作れるか、

それも実践していけると楽しいなと思います。