墓地さえ確保してれば利益は十分にでます。

 

墓石業界においていちばん重要なのは、

安く販売する事でもなく、デザインの良いお墓を建てる事でもなく、

良い場所に墓地を確保する事なのであります。

 

もちろん場所の悪い墓地は売れません。

民営でも公営でも。

 

千葉の石材店に勤務してたH氏の退職理由は

民営墓地の残り区画が少なくなって今後の営業活動に支障をきたすというのが理由です。

（もう何年も経ったんで言っちゃいました、Hさんすいません）

 

墓地が無いと自由に石材店が選べる墓地での競合の場合、

どうしても安売り合戦になってしまいます。

一都三県での公営墓地では石の坊さんに勝てる石材店は無いと思います。

 

またこれから新しく民営墓地を開発するるにはかなりのリスクがともないます。

なので新しく墓地の開発はされません。

 

 

石材店が墓地を確保したらどんなメリットがあるんでしょうか？

 

競合した時に良い墓地を確保してた場合、それだけで契約出来ます。

 

公営墓地の抽選に当たらない。

もっとひどいのはその自治体に公営墓地がないという場合も。

 

その時に自宅から割と近い場所にそこそこキレイな霊園があったとします。

それが民営霊園と呼ばれるものです。

 

あなたは公営墓地の抽選にも当たらないし、

新聞のチラシをみて雰囲気が良いなと思ったりもします。

 

見学に行きます。

住所と名前を言わないと設計図も見積書も出してもらえません。

 

設計図といっても寸法が入ってない見取り図ですし

見積もりも大体のどんぶり勘定価格です。

 

正確な設計図と見積書が出るのは仮契約が済んでからです。

 

ここまできての「しまった！」はどうにもなりません。

なので私は民営霊園購入後の相談には乗ってはあげられないと言っているのです。

 

 

H氏もその辺の事情は良く理解されてたようで

都市部の石材店においてはどのくらいの民営墓地を確保してるかで売り上げが決まります。

 

さんざん競合してさんざん値切られてようやく契約できた儲けの少ない契約と、

ほぼ言い値でボロ儲け出来る民営販売の契約では

圧倒的に後者が仕事量も少なくてラクに契約出来ます。

 

それでも売り上げと利益率は後者の方が勝ちます。

「やってらんねえよ」と思っても仕方ないです。

 

私だって一都三県の公営墓地で石の坊さんと競合したら99％負けると思います。

負ける側にしてみたら有ること無い事言ってみたくもなるんでしょうねえ。

 

 

都市部での墓地確保は地方都市以上に重要な役割です。

それゆえ石材店は高い権利金を払ってまでも墓地を確保するのです。

 

 

ちなみに富山県では

小矢部市には全く公営墓地の空きががありません。

私もかなり苦労したことを覚えています。

 

高岡市も福岡町地区以外はキャンセル待ちです。

富山市もキャンセル待ちしかありません。

 

公営墓地で比較的楽に墓地を手に入れる事が出来る地域は呉東が多いです。

 

 

まとめ

 

民営霊園と言っても公益法人と宗教法人があるんですが、

前者は色々とヤバい話も聞いています。（都市部では）

 

犬を連れて散歩できる距離にあるような霊園だと、

実際に私がその立場になったら購入を考えると思います。

（即座に判断することはしません）

 

それ以外だと30分かかろうが1時間かかろうが同じなんで郊外に良い墓地を探すことになるでしょう。

 

 

民営墓地なら

G623

でいいんじゃないでしょうか？

 

あとは信じられないくらい高くなるんで。