需要と供給 | 無農薬•無肥料•自然栽培 めぐみ農場

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農場の気まぐれなブログです。

突然今日の昼、歯が痛くなりその後仕事がなりたたなくなって
歯医者にいこうとするも医院は木曜は大概が休み。

一旦諦めるものあまりにも痛みがあるのでもう一回検索。
少しだけ離れた所に木曜営業の歯医者がありました。

ここがポイント、大抵は木曜休みだが行ける範囲の距離で唯一営業していた歯医者さん。

かなりの必要性に迫られ、仕事をそっちのけで僕はそこに足を運ぶのです。


歯医者さんは今やコンビニの数より多いと言われ
70年台代は37000人台だったのが今は100000万人と
3倍近くに増えている割に人口は増えてはいない。

まさに需要に対しての供給過剰、パイの奪い合いとなっている状況です。
医療費も昔と今ではそんなに大幅な変化がありませんので、そりゃ歯医者の年収も下がります。

歯科は大病院がないので学校卒業したらすぐに開業ってケースですかね?

てことは経営ですから経営能力が必要ですね。

需要数に対して供給する側が少なかった時代、
店開けば勝手にでも人は集まってきますから。

物が無い時代、物を作れば売れた時代です。


今やコンビニ数以上で供給過剰ですから、闇雲に開業した歯医者さんの中には
思うように集客が出来ず倒産する歯医者さんもいるそうで、
今や技術にプラス経営能力が必要な職種になっているです。

抜きん出るためには周囲と同じようなことをやっていては
限られたパイの中で生き残れないのです。

でもササっと改良を加えれればそれは難しくないと思います。

まさに今回の僕のケース、たまたま歯が痛くなったのが
医院では休みが多い木曜日、それが木曜営業だったというだけで
実際に足を運ぶお客様がいらっしゃるわけです。

明日まで待てな~い、です。

がまんできな~い、です。

どっちでもいいのですが。


別に医院業界全体が木曜は休め、と決めているわけではないでしょう。
多分ですがその業界の先駆けの先人達が

『連チャンで働くのはしんどい、なので週半ばは休みたい、そして日曜も絶対。
そしてお昼は長く休憩したい、いいよサービス業じゃないし、いいよこっちの都合でも
実際大変な仕事だし、患者さんは文句を言わず並んで待ってるよ、先生の言う事は絶対だから』



みたいな感じ?これは全くもって僕の空想ですが。


売れる先生とは先生の都合にお客は合わせることになり、お客はそれに対して文句を言わずにただただ羨望のまなざしで列をなすことになる



奇跡のリンゴはまさにそうでしょう?
あれ買うのに何年先か待ちでまず普通には買えないのですよ?
僕は畑で直接もぎとって頂いてきましたがw

でもその順番待ちをしている人は多分いるのでしょう。


そういう人や業界はいいですが、周囲に同じライバルが居るようであれば
生きる残る為には、差や違いをつけないといけないのです。

何も考えずに同じようなことをするのは怠慢に近いのです。

かといって違うことをするのもまた勇気がいるのものなのです。
とくに業界のへんな繋がりや取り決めが強い場合には。

最近、歯医者とは思えないような美容室のような外観のシャレた医院を見かけます。
若い開業医の方なのでしょう。

これもちょっとした差別化です。

まったくその世界を知らない僕なら自由な発想が出来ます。

例えば

ジャンジャン音楽を流す、マッサージ師を雇って検診、術後にサービス、
定期的に歯の健康に関するセミナーを開く、外観はともかく内装にもこだわる
歯に良い食物、野菜類の販売もする、等々

色々と取り決めや業界の目があって難しいとは思いますが
細かい所からでもやれることは沢山あるはずです。


で僕の場合ですが次回も通うことにしました。

僕の本住居は農場から2時間ほど離れている場所です。
数回かよっている歯医者があるのですが、なんかそこは
商売っけが強く、妙なサービスを勧められ行きたくなくなっています。

医者の説明もちょっとした勧誘っぽくなっています。

それは横文字で海外からの手法でよくわからないのですが
まあ歯を白く、健康に的なやつでようは料金が高いのです。

でもここは経営を第一に考えているようで看板も駅周辺で
何カ所かみかけるし外観やホームページもそのような作りです。

でもそれは患者様の為になっているのかな~?

ここなのです。

本日いった歯医者さんの院長さんは第一印象はかなり
悪かったのですが良く接して聞いてみると
それはまさしく患者視点にたっての対応でした。

初診だったのですが、今の現状をカウンセリングルームで
色々と詳しく教えてくれました。

虫歯ではなかったのですが、歯を支えてる歯茎が結構重傷でしたw
歯肉炎というやつで前からそれは言われてましたが。

今回の痛みの原因はよくかわらず神経が炎症を起こしている、
ということで薬を処方、次からは掃除で通うことに。

もう一つの決定事項は受付や歯科衛生士の女性の数が多くみんな若くて美しく愛想が良くサービスが良かったこと、今やっている仕事は人とほぼ会う事はなく、数少ない仕事をする相手は加齢臭の酷いおっさんばかり、昔自動車工場で働いていた時もそうだった、女性がより高貴に見える為である


ここまでは僕のざれごとではありますが。



需要と供給

では農業はどうであろうか、まさにこれはもう底打ち。

今年の米の相場が安いやすいヤスイと人の口で伝ってくる。
あまってるそうな。

天候のおかげで高騰している作物もありますが、大概の作物ほぼ供給過剰で
普通のやり方やってましたら非常に難しい業界であることは間違いなし!

しかーし、同じ農業でも全く需要と供給のバランスが成り立っていない所あります。

そ!自然栽培作物でございます。

へたでも栽培してものが出来てくると
やっぱりなんやかんやで売れてゆくのです。

だって他には無いんですから、僕ほど営業を適当にやっている人はいませんよ。
てか売る事は苦手で向いてないですし。

売りさばく、と考えずに必要な方になるべくお値打ちでお知らせする、という考えで
発信しているだけなのですが、理解ある方のおかげでなんとか、数少ないめぐみ農場作物は
皆様の元に届いている状況でございます。

ありがたや!感謝


中国産の危ない加工品のおかげで消費者には食に関する意識が、より安全なものへと
いっているのではないでしょうか?

それに対して企業ももしかしら先手必勝で色々と動いてくるような気がします。

とある流通大手の企業の会長さんが木村さんの畑に直接出向き、自然栽培のものを全面的に
取り扱いたい、とう意思表示までしているそうです。

もうお分かりですよね?

そんな時代が遠からずやってくるということです。

それに対してそれを生み出す仕事に着くことを選択する人が
今は圧倒的に供給不足なのです。

そこに乗り出しても挫折してしまう方も多々いたことでしょう。

本当にこれ大規模でやってみると並大抵の栽培方法ではありませんから。
結果がダイレクトに出て、本当にビックリさせられますから、
いろんな局面でヤバいですから。

でもそんな局面を乗り越え
その先にある栄光にたどり着くのは

やり続けた方なのです。




‥‥‥薬が聞いてきたようで痛みも治まりました。



めでたし、めでたし。