スノードロップ | ゆりあの詩

ゆりあの詩

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もしもたった一つ
願いが叶うとしたら
私は私の死を望みます。

どうして私は生まれ

どうして私は生きて行くの?

生かされてゆくの?

死に向かい咲く

そんな私をあなたは滑稽だと笑いますか?

滑稽なまでに

私は私を救う事ができないまま

月日だけが過ぎて行く。

私を絶望させるために

あなたは私に命という罪を背負わせて

生かしているのですか?

私は望んでいない

永遠に。

この世に生まれたことを

いつしか呪い

いつしか憎み

私は暗闇の中に囚われてゆく。

そしてそんな私をあなたは
悲しげな瞳で見つめて

何を想っているのでしょう?

私には届かない声で

何を問いかけてるのでしょう?

あなたはなぜ

私に生を与えて

死に向かう私に

生きろというの?

どうか教えて

死に向かう私に生きる意味。


(ゆりあ)