大切な人 | ゆりあの詩

ゆりあの詩

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大好きだったよ。


君が。


この気持ちが届かなかった絶望感。



そんな君を偶然見かけたあの日。


一生分愛してたはずだった。


なのに君が


私を見る視線を感じても


何も感じなかった。


あんなに大好きだった君を


欲しかった君からの視線を


私は何も感じなかった。


それは


きっと


忘れゆく気持ちだったから。


だからあの日の君の隣に


私はいなかったんだね。


今だからわかるよ。



だってもう

君は


私の中にいないから。


君に届かない想いはきっと


大切な人に導いてくれる


そんな道だったって。


今ならわかるから。


今大切な人が私の手を握ってくれてるから。