モノクロ | ゆりあの詩

ゆりあの詩

不定期に自動書記の詩や
ポエムを更新しております。

私に聞かせて


世界で一番優しい歌を


私に歌って


世界で一番素敵な歌を


もう歩けないなんて


言わないで


捨てることのできない夢の先に


あなたは絶望を見た


叶えることのできない未来を


絶望を見た


あなたの見た景色は


絶望の色に染まりましたか?


最後の景色を


希望へと変えられずに


あなたは去りました


夢なんてなくても生きていけると


言った私を


あなたは否定しました。


私は夢を持たない人間だから


あなたの夢に自分を重ねて


あなたの夢を応援しました。


なのになぜ?


あなたは夢を捨てるの?


あなたの見る景色は


もうモノクロになったの?


私の質問に


答えずに


あなたは私にさよならをくれた


優しい歌を歌って


もう一度


希望に満ちた歌を。


色のない世界に


私も一人取り残された。