祈り | ゆりあの詩

ゆりあの詩

不定期に自動書記の詩や
ポエムを更新しております。

探さないでって


手紙を残し


君は僕のもとを去った。


戻らない時間を悔やみ


君との思い出を探す。


時計だけが無情にも時を刻み


時間だけが僕達の間をするりと流れて行く


君に届くはずもない言葉を


夜空に投げ掛けながら



無力な自分を今日も哀れむ


君は今幸せですか?


あの日


君を追いかける資格なんてないと思ってた


でも違ったね。


僕は怖かったんだ。


再び掴んだ手を


君に振り払われるのが。


怖かったんだ。


弱虫な僕を笑ってほしい。


恨んでほしい。



そしていつか


幸せな君からの便りが届けばいいと


止まった時間が再び動けばいいと



僕は切に願う。


祈りにも似た願いを


今日も空に願う。