和装の婚礼衣装のなかで
もっとも格の高いものが白無垢です
白無垢は挙式のときだけに許される
邪気をはらい神聖な儀式に臨むための特別な衣装です
打掛、掛け下、その他の小物類もすべて「白」で統一されています。
昔から
白は「太陽の光の色」とされ神聖な色と考えられてきました。
白は純潔の色
嫁いだ家に染まるという意味も込められています。
実は白は
生まれた時に着る服 産着と、死んだ時に着せる服にも使われます。
白は
生まれ変わりの意味を表し、生家の娘として一度死に
嫁いだ家の嫁として
新たに誕生するということです
「死ぬ覚悟で嫁ぐ」という
重い意味が、白無垢にはこめられているのです