和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
蓋の扱いに困っている人も多いのでは
実は、蓋の置き方にはルールがあります。
正式な場で恥をかかないために
お椀の蓋は椀を片手で押さえ
蓋の高台(椀の上のつまみの部分)を
人差し指と中指でつまんで
水滴を切るように斜めにあけます。
お重や松花堂弁当の蓋は両手で開けます。
蓋は料理が右側にある場合は器の右側
料理が左側にある場合は器の左側に置きます。
蓋を置くときは静かにそっと
乱暴に置くと器を傷つける心配がありますし
乱雑な行為はお里が疑われてしまいます。
お重や松花堂弁当など
大きな蓋の置き場所がないときもあります。
そのようなときは一工夫
美しい面が見えるようにお重などの縁にかけて置きます。
そうすれば
対面や隣の人がきれいな絵柄を楽しめます。
まったく置き場所がない場合は
お重やお弁当の下に置いてもOKです
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会