小さな医療 | 西池袋TKデンタルクリニックブログ

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                         めっちゃいい感じの歯医者ですよ〜

西池袋TKデンタルクリニックの武末です

 

10年ほど前だったでしょうか?

 

福岡で講演を行った際、実ははじめて両親と実家の歯科医院のスタッフが参加して

くれたことがあり、今でも鮮明に覚えております。

 

それまでもそれ以降も、ありがたいことに人前で講演などをさせていただく機会は

多くいただいていますが、あえてその時だけにしか言及したことがないものがあります。

 

それが「小さな医療」という私が作った言葉でした。

 

意味としては、患者さんに対して必要以上の介入をしすぎないということを指して

そう名づけ、そのことに少しだけ講演の場を借りて両親を目の前に持論を展開した

わけですが、その後父からも

 

「お前がこの前言ってたあの小さな治療、なるほどと思ったよ」

 

と言ってもらったこともあり、なんだかとても嬉しかった思い出があります。

 

極論になりますが、科学や医学がまだ発展途上だった時代には「大きすぎる医療」

なるものは存在しなかったように思います。医療に正しい方向性というものが

その時代ごとにあるとして、また後世からみたら明らかに正しいと思える医療が

あったとして、それに比較して多少ベクトルがずれていたという医療は存在したでしょう。

 

しかし、過分ともいえる医療はもしかしたら心ない医療提供者側がいたとして

少しは存在したかもしれませんが、現代ほどその頻度や量は多くなかったはずです。

 

何が言いたいかといえば、別に医療に限ったことではありませんが、もし医療も

サービスや商品と位置付けるなら、無意識的に多くのものを提供しすぎてる面が

あるように思ったのです。

 

これは、先日の資本主義という近代社会のメカニズムへ思うところを述べた投稿と

リンクするものでもあり、だいぶ前からそんなことを考えていたんだなあと

昔の自分に対して懐かしさというか面白さを感じたところでした。

 

もっと踏み込んだ話を少しだけさせていただくとすると、医者も歯医者も神様では

ありませんから、完璧と言うことはあり得ません。

もし医療が芸術のような要素だけを求められているのであれば一部は完璧も

可能かもしれませんが、人間の生体を相手にその機能回復や機能保全が真の目的で

あるならば、ある程度の経年的な修正は必須だと考えてます。

 

そのかならずありうる修正を前提をせず、今、今回の時点での完璧だけをめざすために

いたずらに歯をけずり、被せ、神経をとり、顎の位置を変え、壊れなさそうな素材を

追い求めるのは違うのかなあと考える歯医者が自分なのです。

 

だからこそ、私が患者さんにもスタッフにもお願いし続けてることは、患者さんとの

接触頻度や回数です。

 

これは車検に例える人がいるくらいで、たとえば5年間車検なしで車にのって公道を

走るときに万が一の事故を考えるとわかると思いますが、歯というのもそんなところが

ありまして、年に最低でも2〜3回くらいはチェックしてメンテしないと

そのまま放置したら必ずといっていいほどトラブルになります。

 

もし1年以上も歯医者に行ってないと言う方がおられたら、是非症状がなくても

かかりつけの歯医者もしくはご近所の歯科医院に検診で行かれることを強く

おすすめします。

 

 

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